==========
令和元年文月19日 今日もクルクル通信331号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
==========
1年間で最も熱い4日間が始まりました。
毎年7月第3週目の木~日の4日間は全英オープンゴルフです。
電通時代にこのビッグイベントに携わらせていただき、現場にも行かせて頂きました。
中継であの黄色いフラッグを見るだけで血がたぎります!
見ただけで、あの時の興奮が蘇ってくるんですよね
もう、満席の18番の観戦スタンドを見ると半端じゃなくテンションが上がります。
ゴルフの醍醐味、観戦する楽しさ。ゴルフの魅力を徹底的にあそこで学ばせてもらいました。
中継を見ていても、現地の時計が気になっちゃって、
「あー今現地では、こんなことが起こってるんだろうな…」
そんなことをついつい想像しちゃいます笑
こんな時計の針レベルで、その時の記憶がよみがえるような仕事に携われたことは、人生でこの上なく幸せなことだなと思います。いやー、大変なことも山ほどありましたが…笑
さて、話は変わりますが、
全英オープンが、毎年セントアンドリュースで開催されているわけではない
ということをご存知でしょうか?
今日も10人の方に、
「いやー、今年も全英オープンが始まりましたね。ワクワクしちゃって大変です!」
なんて話をしましたが、
8人が毎年セントアンドリュースで開催されているものだと思っていました。
私は、毎年この時期にこの話をしているので笑 感覚的には70~80%ぐらいの人が、
全英オープン=セントアンドリュース
だと思っているという印象です。
ちなみに、この世界最古のゴルフ場(1552年に作られた)である、セントアンドリュースで、全英オープンが開催されるのは、5年に1回です。全体の20%しか開催されていないにもかかわらず…
中継やニュース、あるいは新聞を見ても、「今年は〇〇で開催しています」というコメントが何度も登場しているにもかかわらず…
ほとんどの人は、この事実を知らないんですよね。(もちろんゴルフファンであれば、知っているとは思いますが)
まぁ、大抵の人は開催地なんか興味がない。中継も見ていないということもありますが…笑
なお、今年は、68年ぶりの北アイルランドのロイヤルポートラッシュという、「とても美しい」と評判のゴルフ場で開催されています。
逆に、これは何を物語るか?というと
原点あるいは、代名詞の強さ
だと思うのです。
ゴルフ発祥の地=セントアンドリュース(=イギリスのゴルフ場)=全英オープン
という認識を生んでいるのではないか?
と思うのです。
あまりにもこれが強烈だからこそ、そこまで関心のない人に、
全英オープンはセントアンドリュースで開催されているという思い込みを生んでいると思うのです。
数多くのイギリスのゴルフ場は、全英オープンの会場になることを目指しています。
でも、一般の認識では、セントアンドリュースとそれ以外。
ということになってしまっているのではないか。
実際、選手も「セントアンドリュース大会は特別」と2015年に言っていましたからね。
マーケティングにおいて、最強系の一つは、商品名がカテゴリー名になること
と、しばしば言われますが、これと全く同じですよね。
オリジン(原点)なることができれば、そのカテゴリーの代名詞になってしまうことが多いんですよね。
やっぱり、マーケット創造者の強さを感じながらも、
残りの3日間もゴルフの魅力にどっぷり漬かりたいと思います。
*****
【今日のうねり】
ほとんどの人が、
全英オープン=セントアンドリュース
だと思っているようだ。実際は、5年に1回(20%)しか開催されていないのに。
これは、セントアンドリュースがゴルフの発祥の地という原点の強さを物語っている。
何事も、マーケット創造者になることは強いのだ。
どんなに小さなマーケットでもそこを生み出す、あるいはリーダーになれれば負けることはないのだ。