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令和元年文月21日 今日もクルクル通信333号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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全英オープン3日目終了。今日も中継全部見ました!
このまま、アイルランド出身のロウリーが逃げ切るのか?最終日も目が離せません!
今日は高校3年間同じクラスだった、青木健太くんの経営するSALASUSUの事業報告会に行ってきました。
このSALASUSUは、健太が大学生の時に立ち上げたNPO団体かものはしプロジェクトのカンボジア事業部門が独立した組織です。このかものはしプロジェクトですが、
子供が売られない世界を作る
をミッションに掲げており、大学生の時に、この話を聞いた時は、
マジで死ぬなよ
なんて思ったりもしました。
私自身、大学生の時に2度ほど、NPOのボランティアでカンボジアの農村に行ったことがあったので、
農道を一歩はずれると、どこに地雷が埋まっているのか?わからない
といった現実も見ていました。闇の子供たちも読んでましたからね。
このミッションの実現を阻む障害がいくらかは想像できたので、そんな感想を持ったりもしました。
このSALASUSUは、大きく3つの事業があるそうです。
ファッション事業。ファクトリーツアー事業。そして、健太がメインで開発をしているライフスキル事業。
ファッション事業は、HPでもわかる通り、カンボジアの自社工房で作った手作りのカバンやアクセサリなどを販売する事業です。
ファクトリーツアー事業は、その工房見学するツアー事業です。なんと、このファクトリーツアーですが、年間2000人もの人が参加しているそうです。しかも、そのうち半数の1000人は高校生。すごいっすよね、その影響力。
そして、ライフスキル事業は、文字通り、ライフスキル=生きるための能力を提供する事業です。このライフスキルとは、健太が提唱しているもので、課題解決力だったり、人と調和する力だったり、その他いくつものスキルを研修的に提供しているものです。プログラムは2年で終了し、それを受けた人は、どこに行っても活躍出来ることを目標しているようです。
既に、オリジナルで60本ものプログラムを作っているそうです。
「マジですごい!」としか言いようがありません。
このサービスは、自社工房だけでなく、政府や企業にも提供し始めているようです。
さて、今日の報告会で、
ライフスキル事業とファッション事業の両立は難しいのではないか?
という質問がありました。
即ち、工房の人がライフスキルを学び、2年でファクトリーを卒業することになった場合、それはファッション事業にとっては、マイナスとなるのではないか?
(ファクトリーとしては、職人の勤務期間が長くなればなるほど、腕が熟練していくので良い商品ができるわけですから。)
それに対して健太の回答は、
「非常に質問です。そうなんですよねー、矛盾を抱えているんです。良く経営陣でも議論になるんです。で、まだ明確な回答は出ていないんですが、両立させていく良い方法を、皆で対話をしながら今も探っているとのことです。」
確かに矛盾しているよなー。どんなだけ欲張りなんだよ!
って内心、ツッコミを入れていました。でも、
その欲張り具合が最高だよ!
とも思うのです。健太は、
「このSALASUSUというところに自分のやりたいことを全て持ち込んでいる」
と今日、明言していました。だから、まだ、多少の矛盾もあっても当然ですよね。
大切なことは、
アレをやるためにコレを諦める
というorの発想ではなく、
アレもコレもやるにはどうすれば良いのか?どうしたら実現できるのか?
というandの発想なんですよね。
もちろん簡単ではないと思うのですが、高校時代からずば抜けて賢かった、健太だったら、
きっと自分の納得する形で実現するんだろうなって信じています。
今日の事業報告会には80名くらいの人が来ていました。取り組んでいる、事業のすばらしさ。そしてそれに共感する人を、巻き込む力。大変な刺激をもらいました。
素晴らしい友人に感謝するとともに、何かしらの形でこの事業に貢献できるように、さらにくるくるしていきます。
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【今日のうねり】
人生一度きりなのだから、欲張ってナンボです。
大切なことは、
アレをやるためにコレを諦める
というorの発想ではなく、
アレもコレもやるにはどうすれば良いのか?どうしたら実現できるのか?
というandの発想。
それは簡単ではないけど、トライし続けていれば、解は見つかるはずなのだ。