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令和元年葉月24日 今日もクルクル通信367号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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昨夜は超久しぶりにジャズの生演奏を聴きに行ってきました。
演奏者は、高校同級生のトランぺッター市原ひかり。彼女の通算9枚目のアルバムのリリース記念のミニライブ@代官山蔦屋書店でした。
サラッと書いていますが、
通算9枚目ですよ!!
「なんてこった!」って感じですよね。
【いきものがかり】ですら、7枚しかオリジナルアルバムはリリースしていないですからね。。恐るべしですよ。
それはさておき、
一曲目の冒頭、早々に、彼女の歌が始まりました。
??
トランペッターじゃないの?ボーカル?
なんて、若干戸惑いながら、一曲目が終わりました。すると、彼女からこんなMCがありました。
「この作品でアルバム、9枚目となりますが、念願の歌の楽曲をリリースすることができました!
歌をやるようになったきっかけは、
トランペッターの大先輩、日野皓正さんと、地方ライブの後に地元のスナックでカラオケを歌っていた時に、
「市原さー、トランペット吹いてる時いっつも気難しい顔してるから…
歌を歌えよ!
めっちゃ楽しそうにやってるじゃん!」」
って日野さんに言われたことだったそうです。
さらに、その場で、「知り合いのライブハウスでやれるように、連絡しておくから」
ということで、日程も決まったそうです。
そこからそのライブに向けて準備をし、初めて人前で歌ったのだが、全然想像していたパフォーマンスができなかった。
そこからボイストレーニングに通って練習を積み重ねたそうです。
1年に1回、今CDを出している、ポニーキャニオンの担当者に、デモ聞いてもらっていたそうですが、
「もうちょっと経ってからね」
とのコメント。
3度目の正直で、やっとレコーディングできるようになり、今回のCDが発売になったという運びだそうです。
あの日野さんの一言から、4年かかったそうです。
でも、実現するんですよね、目標って。
で、これってまさに、
予期せぬ出来事
ってやつですよね?ドラッカーの言うところの。
ライブ終了後、彼女とも話をしていたのですが、
「日野さんのあの一言がなかったら、今、歌のCDは出ていない。今、歌を歌えるようになって、めちゃめちゃ楽しくて、幸せ」
だそうです。
市原さんにお会いするのは、高校卒業してから初めてだったと思うのですが、超久しぶりに会った、友人の物語に触れ、
人生の岐路、あるいは大きな決断は、思いもよらないところからやってくるもの
なんだよな。
そして、先輩の予期せぬ一言を、
「いやー、そんなのできませんよ。いいですって」
ではなくて、
「先輩が言ってるし、とりあえずやってみるか?」くらいの
ノリと素直さが大切
なんだよな
って思うのです。
今回の場合は、ライブの段取りを、その場でされてしまったようなので、
その締め切り効果も、かなりあったとは思いますが。
日程が決まるってことは、もう逃げ切れないのですから。
今回のCDの帯には、
新境地!愛らしいボーカルと円熟味を増すトランペットを盛り込んだ初のスタンダード集
とありました。
同級生なのに、すでに、
新境地を切り開き、円熟味を増す演奏するプロ
と第三者が、評するほどの活躍を見せているという事実。
それと比較すると、あまりにもショボすぎる自分を直視しつつ、
焦って焦らずの精神で、毎日できることを着実に積み重ねていこうと気持ちを新たにしました。
言わずもがなですが、毎度、素晴らしい友人を持って幸せだと思ってやみません。感謝しかないのです。
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【今日のうねり】
人生の岐路は、予期せぬ出来事で決まって行くことが多い。
例えば、それは、先輩の軽い一言から始まることすらある。
でも、そんな一言だったとしても、その場でシャットダウンするのではなく、
「とりあえずやってみるか」といったノリと素直さが大切なのだ。