美ら海水族館は何がすごいのか

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令和元年神無月31日  今日もクルクル通信432号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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美ら海水族館に初めて行ってきました。

正直、めちゃめちゃ感動しました。

そもそも最後に水族館に行ったのが、どこでいつだったのが定かではなく、

場合によっては、小学生のころに行った、池袋サンシャインの可能性があり、比較対象があまりにも古すぎるということはありますが…

その圧巻の展示に、心を奪われました。

滞在時間90分では圧倒的足りなく、少なくとも、

丸1日いても飽きないだろう

と思いました。まったく、海の生物に関心のない自分がここまで、興味を持つとは思いもよりませんでした。

圧倒的来場者数日本一!の水族館は伊達じゃないです。

まずは、浅い海の魚たちからの展示で始まり、

徐々にスロープで下る、動線設計に合わせるかのように、展示されている魚たちの生息エリアも深くなっているのでしょうか。

見ているこちらの気持ちも、それに合わせてどんどん深くなり、のめり込んでいきます。

最大のハイライトは、

高さ8m、横幅20メートルを超える、巨大なアクリルパネルで展示されている、黒潮の海です。

ジンベイザメやマンタといった巨大な魚たちが悠々と泳ぐ様子が、ダイナミックに見ることができ、

海に棲む生物たちの、いまだかつて見たことがない姿を見て、完全に心を奪われました。

まだ、行ったことがない方がいらっしゃるようでしたら、とにかくオススメです。

是非。

 

沖縄県の観光客数は、6年連続で更新をし続け、2018年には980万人を超えたそうです。

この美ら海水族館は、少なくとも、2017年まで最高来場者数を更新をし続けているようですから、

その貢献度は、とてつもなく大きいのでしょう。(2018年データが見つからず、更新をさらにし続けているかもしれません)

 

今回訪問をして、美ら海水族館から感じたことを大きく二つあります。

一つ目は、

沖縄の海の魅力を活用して、人を集めているということ。

二つ目は、

その魅力を最大限に引き出すことを可能にした、素晴らしき日本のテクノロジーです。

1つ目について、もう少し抽象度を上げると、

自分たちの持っている強みを磨き上げ、非常に強力なコンテンツを作り上げた

ということです。ここが凄い。

集客をしたい!観光客を集めたい!

となると、例えば、ディズニーやユニバーサルといった、超わかりやすい、強力なコンテンツを誘致する

と言った手法を選択しちゃいがちです。

言い方を変えると、自分たちの内側を見つめるのではなく、外にある、すでに力のあるものを借りようとしちゃいがちなんですよね。

でも、その選択をしなかった。易きに流れなかった。

自分たちの固有の強みである、沖縄の海を磨くことで武器に変えたんですよね。

これは、本当に素敵なことだなと感じました。

 

そして、二つ目。

圧巻の展示を実現させたのは、日本のテクノロジーなんですよね。

黒潮の海で、使われている、高さ8m、横幅20メートルを超える、巨大なアクリルパネルは、日プラという会社が作っているそうです。

仮に、こんな展示がしたい!

と思っても、テクノロジーがなければ、それが出来ない。

アイディアを形にする、技術ってやっぱり大事なんですよね。

例えば、

オーストラリアのグレートバリアリーフの美しさを余すことなく伝える水族館を作りたい!

と当時のオーストラリアで、同じ構想があったとしても、おそらく、それは技術がなくてできなかったでしょうから。

こんな感動を届けられる、日本の技術ってやっぱりすごいんですよね。

 

このように考えると、この美ら海水族館は、

観光地だけでなく、企業にも、個人にとっても、戦略の基礎を考える、格好の教材なのかもしれません。

自分固有の強みは何かを問いかけること?(ビジネスの種・アイディア)

その上で、それをどう磨き上げるのか?(別のものとの掛け合わせ)

その重要性をまざまざと教えてくれるものですから。

海の美しさだけでなく、戦略についても考えさせられる、貴重な時間となりました。

とにかく、また行きたいです。
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【今日のうねり】
戦略で、何よりも大切なことは強みで戦うことだ。
そして、その強みを何かと掛け合わせることで、磨きがかかり、武器となる。
美ら海水族館はまさに、それを具現化しているお手本といえよう。