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令和元年霜月15日 今日もクルクル通信445号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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昨日参加させていただいた、高井先生主催のAIセミナーの配布物に、
この1年間高井先生がAIについて連載していた(月に1本)ブログ、「AIと私たち」をまとめた小冊子が入っていました。
今朝それを拝読していたのですが…
冒頭からド肝を抜かれました。
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私が本格的に(といっても素人の域を出ないが)AIについて勉強を始めたのは2015年の春頃。(中略)
多くの人々にとってAIが別世界のことではなくなった今、ひとまずのものとして、自ら学んだ足跡を発信していく。
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こんな書き出しから書かれていました。
御年82歳ですよ。
全12回。1回2500文字。
しかも、おそらくなんですが、これら全て口述筆記。
異次元すぎますって。
この小冊子1冊で、
AIの歴史。AIの可能性。
それが日本にどういうインパクトを与えるのか?
働くということがどう変わっていくのか?
などなど、およそAI周りの基本的知識が十二分に身につくと思います。
少なくとも、私は、AIに関してこれほど学んだこともないですから、語ることなんてできません。
高井先生は、「素人の域を出ない」と書かれてはいますが…域を突破しているだろうと思ったのは私だけでしょうか。
この世界の最前線のトピックに関して、
本来であれば、私のような若者の方が知識があって、しかるべきことなのに。
自分の専門分野以外もとてつもない勢いで勉強している。
巨人に思えました。
恐ろしすぎます。
あまりに自分がショボく見えました。
もう一つ、びっくりしたことがありました。
それは、セミナーの閉会の辞で、高井先生が話されていた内容です。
「AIセミナーを始めて4年が経ちましたが、いまだに数10人規模です。
私は、このセミナーの参加者が100人になったらやめます。そうなったら、皆様にAIの必要性を理解して頂いたと言えるので、
皆様にお役に立つ、次のトピックを探してまた勉強します。
年明け1月に深センに。2月にはシリコンバレーに行きます。
これで私のAIの勉強は一旦おしまいです」
何をおっしゃっているのか?一瞬理解できませんでした。
本来であれば、
セミナーで100人が集まるようになってきたら、本格的に旬になったということ。
セミナーに来る人が、もっと来るようになる。
商売の観点で言えば、これからって時。もっと人が集まるので、繁盛するというもの。
でも、もうそこは見ていない。そんなことには興味がない。
深センに、シリコンバレーに出張。
次のトピックを探して、さらに学ばれる。
どれだけ学びに貪欲なんでしょうか。
修行においては、これまで成就ということなし。
成就と思うところ、そのまま道に背くなり。
一生の間、不足不足と思い、て思い死すところ、後より見て成就の人なり。
と、武士道というは死ぬことを見つけたりで有名な葉隠に記されています。
あるいは、
リーダーは、率先垂範。背中で語る。
なんてことが言われます。
これら、そのものですよね。
全く頭が上がりません。
少にして学べば壮にして為すこと有り。壮にして学べば老いて衰えず。 老いて学べば死して朽ちず。
という言葉がありますが、学びに終わりはないのようなのです。
これって字面だけ見たら、よく書籍で見かけることばかりです。
「うん、うん、よく言われることだよね」って。
でも、本物をリアルに目の当たりにするのは全然違うのです。
感情の振れ幅が違うのです。腹落ち具合が違う。
素晴らしすぎる人生の大先輩にリアルに触れ、新たに基準が大幅に書き換えられました。
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【今日のうねり】
真のリーダーは背中で語る。
常に学び続け、最前線を走り続ける。
そんな本物に出会うと、リアルに出会うとめちゃくちゃ感情が揺すぶられる。
心が熱くなる。だからこそ、基準が一気に引き上げられるのだ。