「ビッグマウス中田」って呼ばれていた話

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令和元年師走日  今日もクルクル通信466号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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これは、今年のセリーグ首位打者、鈴木誠也選手の打率です。

612回打席に立って、226回ヒット(二塁打以上含)です。

セリーグで一番打率の高い人が、これです。

仮にヒットが成功とするならば、成功確率は33%ってことです。

プロフェッショナルの野球の世界で、これが今年一位の数字です。

野球の世界では、打率が一つの実力の指標として可視化されていますが、ビジネスの世界では打率は可視化されていませんよね。

「あいつの提案打率は〇〇だ」

「ヒット商品を数多く生み出しているあの人は、打率何割何分」

なんて話は、少なくとも私は聞いたことがありません。

でも、おそらくどの業界でも、例えば、ゲーム業界で言えば、

発売本数200万本なんてものを出せば、特大ホームランです。その開発者はその一本で、大ヒットメーカーの仲間入りです。

でも、その裏にどれだけの試行回数があったのか?

それまでにどれくらい打席に立ったのか?っていう情報はほとんど表に出てきません。

でも、おそらくなんですが、そんなヒットメーカーは、打席にかなり多く立っているはずなのです。

だって、成功するかどうか?はある種の確率論なんですから。

「これを作ったらこれをやったら、絶対に当たる」なんてものは、ほとんどこの世にないんですから。

あったとしたら、誰もが作っているはずで、ホームランにはならないのでしょう。

いきなり、ホームランを狙おうとせずに、まずはヒットを狙う。

そのためにまずは打席に立ちまくる必要があるんですよ。

仮に、ホームラン級のヒット商品をイノベーションとするならば、ziba濱口秀司さんは、

「そのイノベーションは少なくとも次の三つの要件を満たしている」と言っています。

①見たことがない、聞いたことがない。

②実現可能である。

③議論を生む。

実現可能=ヒットとするならば、ヒットを打ったことがない人は、ホームランは打てないってことです。

つまり、打席に立つ、たくさん行動することが大切ってことです。

万が一、一発目からホームランを打てたとしたら、僥倖に恵まれただけではないでしょうか。

これは、提案も、物作りも全部一緒なはずです。

 

電通にいた時に、ビッグマウス中田って呼ばれていたことがありました。

「中田の話はでかい。がとても決まらなそう。夢物語ばかり」

単純に、そういう弄りです笑

まぁ、そりゃあそうですよね。

例えば、映画ジュラシックワールドが、撮影前に協賛を募集していたことがありました。

それを聞いたときに、当時担当していたシステム会社をスポンサーして、プロダクトプレースメント的にロゴやサービスを出せばよいんじゃないか?

真顔でそんな話をしたことがあります。

どんなブラックユーモアだよ?

自分のシステムが脆弱だってアピールするのかよ?グローバルに。

センスの欠片もありません。いや、今思えば逆にセンスがありすぎるのかもしれませんが笑

提案が決まらなかったことは言うまでもありません。

そんな私が、ヴァチカン図書館の仕事を仕込んでいた時も、

「また、ビッグマウス中田が訳の分かんない、デカい話をしてる」

って言われていました。しかし、この時は見事に実現し、クライアントも電通も、私も、みんなハッピーでした。

あの時はローマに何度も行きましたし、世界初の取り組みも出来ましたし、最高の仕事でした。

これは上手く行き過ぎた事例ですけど、昔から夢物語も含めて、数多く提案はしていました。

振り返ってみれば、打率1割台だったのかもしれません笑

でも、打率は誰も調べていないわけですから、マジで関係ないってことです!

今でも大変お世話になっている、お客様は、「中田さんは大振りしてくれるのがいいんです。打率はこっちが決めるんで笑」

って言ってくれていますから。

これからも、安心してガンガン打席に立っていきます!

昨夜、電通同期と食事をしていたのですが、そこでも、

今では超人気の某有名クリエイターも、下積み時代が長かった。その時代の膨大な提案が、今を作っている。

そんな話が出ていました。

ということなので、やっぱり行動量が大事。量質転換ってのが間違いなくあるようなのです。

これは、経営者だろうか、管理職だろうが、平社員だろうが、あるいはプロ野球選手だろうが、商売をする全ての人にとって、通ずる真理なのではないでしょうか。

座して死を待つなんて言葉がありますが、そんなの嫌ですよね。

動くしかない。マグロと一緒で止まったら死んでしまう。くらいに思って良いのではないか。

もし、動かずに成果を上げている人がいるとしたら、その人は過去に膨大なご縁を振り撒いてきた、花咲かじいさんだと思うんです。

そんな人は、過去に蒔いた種が今では立派な桜の木になっている。待っているだけで花が咲く状態になっているだけと思うのです。

将来、そんな花咲かじいさんを目指すのであれば、目の前の種まきと収穫だけでなく、将来、それの両方やらなきゃいけないってことですね。

でも、そんな花咲かじいさんは、きっと、今もなお動きまくっているのではないか?そんな気がしてなりません。

動くことをやめたら、成果も止まるんです、きっと。

 

先日、松下幸之助さんのご縁の話を教えてもらいました。それは、

点(ご縁)を線にする。線を円にする。円を球にする。すると、人生が動き出す。

点を球にする=ご縁を形にするのは、自分の行動ということです。

 

ほら、ミスチルもシーソーゲームで歌ってるじゃないですか!?

順番を待ってたんじゃつらい。

って(恋愛の話ですけど笑)

行動あるのみなのです。
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【今日のうねり】
ホームラン級の仕事をしたいのであれば、まずは打席に立つ回数を増やすことが大切だ。
打席に立って、まずはヒットを打つことから。いきなりホームランが打てるとしたら、それは単なる僥倖に恵まれただけだ。
量から質が生まれるのだ。
だからこそ、行動がすべて。マグロの如く動き続ける。
花咲かじいさんを目指すなら、目の前の種まき&収穫と将来のそれを同時にやるべし。
点(ご縁)を線にする。線を円にする。円を球にする。すると、人生が動き出す。
ご縁も行動から生まれるのだ。