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令和元年師走10日 今日もクルクル通信471号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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渋谷の宮益坂にある、加圧パーソナルトレーニングジムに通っています。
以前スタッフの方にお伺いしたのですが、お客様の男女比は3:7くらいだそうです。
ここからは完全に主観ですが、マダム感のある女性が多いように見受けられます。
実際、先日行った時も、ハワイ帰り。聞くつもりもなかったのですが…耳に入ってきたことから察するに、日常的にハワイ利用をされている感じの方。
別荘があるのか?少なくとも定宿はあるでしょう。と言う感じした。その他の会話の端々からも、どう考えてもセレブとしか思えなかったです。
この方に限らず、そういったお客様が多い印象です。
これまた、以前お伺いした話ですけれども、月会費を納めているにもかかわらず、その権利を毎月すべて行使している人は、相対的に少ないそうです。
セントラルやジャクサーなどのフィットネスクラブは、会員の3割程度しか来店していないのが実態
という話は以前書きましたが、
パーソナルトレーニングジムでも、近しい現象が起こってる。
決して安くない会費を支払っているにも関わらず、その権利を行使していないってことは、
まぁ、ぶっちゃけ、生活に余裕がある方がお客様に多いってことですよね。
私の感覚からすると、それはマジであり得なくて、毎週必ず1回行っています。が、ただ欠かさず行っているだけで、
「毎週ちゃんと来る人の方が少ない。みんなそれが出来ないんですから。中田さんは偉い」
ってお褒め頂くことがありますから、それが実態なのかもしれません。
でも、これが私が生まれ育った北区であったら、成立するのが難しい。
1回9,000円という決して安くもない会費を支払うという人がそう多くはないでしょう。
そもそも、このビジネスの立地としての選択肢に上がらないだろう
と推測します。
青山寄りの渋谷という土地柄、相対的に余裕のある方が多いから成立しているのだと思います。
この10年間で、渋谷界隈に10店舗弱あった、加圧ジムは現在2店舗らしいので、もちろん、その激戦を勝ち抜く抜くべく企業として努力をしてきたのだとは思います。
とは言いつつも、
そもそもどこでやるのか?
場所は、ビジネスを始める上でめっちゃ重要ということです。
どこでやるのか?
という言葉の「どこ」には土地だけでなく、
どのビジネスを選ぶのか?という戦場としての「どこ」もあります。
先日ブログで紹介しましたが、マッサージ師の若谷さんは、マッサージ師を選ぶ前に、全く別の仕事をされていました。
以前のお仕事では、現在マッサージ師として頂戴している代価と同等の金額を、支払ってくれるお客様がなかなかいなかったそうで、
かなり苦労されていたそうです。
ところが、今の職業になった途端、同じ金額でも、どんどんお客様が来る。しかも、自分の適性もある。
そういったことから、「ここは、自分に取って良い戦場じゃないのか?」と思って、マッサージ師を選択したと言います。
これはまさに、
どこでやるのか?
って話ですよね。
自分にとって、あるところでは困難だったことが、別のところでは、楽勝だった。
ってことですから、
戦場としての「どこ?」もめちゃ重要なのです。
土地と戦場のどこ?
これをどのように選ぶのか?ということは、仕事をする上で決定的に重要な要素になります。
なんせ1度選択をしてしまったら、簡単に変えることが難しい2つでもありますからね。
そんな「どこ?」については、ザッポスのトニーシェイが、ポーカー経営と言っていますよね。
これは、ポーカーもビジネスも、最初にどこのテーブルに座るかでほとんどが決まるという意味で、ポーカーを比喩的に使っています。
玄人ばかりのテーブルに座ったら、負ける可能性が極めて高い。
旅行者(素人)が多いテーブルに座った方が、勝てる可能性が高いよね?だから、旅行者が多いテーブルを選ぼう。
でも、全員が旅行者(素人)のテーブルを選ぶのはやめよう。予測できないことが起こるから。
そんな話です。
「どこ?」は、エントリーする時にしか選べないことですから、入念な準備がかかせないとは思います。
ですが、考えすぎ、学びすぎもいけません。学び地蔵になったら、逆に動けなくなりますから。
どこかで「えいや!」と行動に移す必要があるでしょう。
とは言いつつ、一切学ばないで乗り込めば、確実にやられてしまう。
適当に学んだ上での大量行動
その意識が大切だと思うのです。
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【今日のうねり】
ビジネスにおいては、どこ?が決定的に大切だ。
この「どこ?」には、土地と戦場の二つの意味があるのだろう。
どちらも、エントリータイミング以外で選ぶのが難しい。
トニーシェイのポーカー経営にあるように、玄人だけがいるテーブルも、素人しかいないテーブルも選んではならない。
だからこそ、入念な準備が欠かせないが、準備しすぎてもダメ。学び地蔵は行動に移せなくなるから。
適度な学びと大量行動が大切。その意識を忘れてはならないのだ。