第3の「どこ?」

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令和元年師走11日  今日もクルクル通信472号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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今日は打ち合わせがあり、超久しぶりに、汐留の電通本社ビルに行きました。

エントランスで、エレベーターの中で、打ち合わせフロアで。たまたま電通の先輩から電話を頂戴して、社食に行ったり、打ち合わせとは別に、10人ぐらいの諸先輩方にお会い出来ました。

母校に帰ってきた気分になり、なんだかとても嬉しくなりました。

それにしても、汐留本社ビルっていうのはデカいですよね。デカすぎる。

一体どうやったら、あんな巨大な自社ビルが持てるのか…

創業者の光永星郎さんも、鬼十則で有名な、「中興の祖」吉田秀雄さんも、今のこの本社ビルも、現在の電通のビジネスも全く想像できなかったでしょう。

業務領域が広すぎて、社員も知らないことが沢山ありますからね笑

元々は、新聞社に記事を提供する代わりに広告枠をもらうことからスタートした電通の広告ビジネス。戦後、ラジオ、テレビ、新聞、雑誌など経済の成長と共に、メディアが発展し、それによって広告領域を拡大。

オリンピックに、デジタルを駆使したコミュニケーションに至るまで。経済の発展、テクノロジーの進化と共に、自社のビジネスを進化させ、今に至ります。

同じく新橋は、リクルートという会社がありました。

遅ればせながら、リクルート創業者の江副 浩正さんの自伝を読んだのですが、心震えました。

リクルートは同じ広告枠でも、東大の学生新聞の広告枠からスタート。

広告を使って、史上初の無料の就職情報雑誌を作り、企業と学生を繋ぐ事業を興した。

その後、「就職においては学生の統一した評価基準が必要」ということで、今のSPIを作る。

もう一つの柱として、「今後は都心部にほどなく近いマンション(不動産事業)が必要になる」と、不動産を立ち上げたり。

女性の社会進出に合わせた、女性専門就職情報誌を作ったり。リゾート開発をしたり…

その時代の流れを読み、経済の成長に合わせて、巨大ビジネスを築き上げた、江副さんは化け物です。大変感銘を受けました。

 

最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き残るのでもない。唯一生き残ることが出来るのは、変化出来る者である。

と、ダーウィンは言いました。

電通もリクルートも、今でも創業時の広告を軸にしながらも、時代の変化に合わせて新しいビジネスを生み出しながら、進化を遂げてきました。

一方で、これらの会社とは異なり、創業のビジネスとは全く異なるものを収益の柱として、今もなお生き抜いている会社もありますよね。

例えば、DHC。

大学翻訳センター(Daigaku Honyaku Center)の略の通り、元々は大学研究室に向けた、洋書の翻訳会社だったそうです。

今は通販化粧品やサプリメントで年商1,000億の企業です。

ニッカウイスキーもそうですよね。

北海道でウイスキーを作ろうとしましたが、最初は作ることができず、リンゴジュースからスタート。

大日本果汁株式会社でニッカ。この辺りは、NHKの朝ドラ「マッサン」に詳しく描かれていましたね。

世界に目を向けると、アメックスがあります。

元々は興りは、ゴールドラッシュ時の運送業者。文字通り、アメリカンエクスプレス。

ゴールドラッシュが終わったあとは、これからはヒト・モノではなく、カネも動くことにいち早く注目。世界に先駆けて、郵便為替の取り扱いを開始。

その後に、海外旅行者が増えることを見越して、トラベラーズチェックを世界で初めて発行。これらを足掛かりに、現在の金融事業に軸足を移していったんですよね。

 

昨日のブログで、ビジネスにおいては2つの「どこ?」が大事。

戦場としての「どこ」

物理的な場所の「どこ」

の2つ。と書きました。

この2つに加えて、これらの企業事例は、

戦場を選ぶならば、今後の成長領域を選ぶことも大事ですよ。

って言っているように思います。「どこ?」の中でも

自分の強みを活かせるどこ?(戦場)

は絶対に外せませんが、これに加えて、

これから来るのは「どこ」なの?

ということも外さなければ、勝率をぐっと上がるようです。

そのためには、時代を読む力が不可欠。

自分の世界なんて小さなものですから、数多くの異業種、異分野の人の話を聞き、高いアンテナ感度を持って行動していく。

時代の読む力、匂いを嗅ぎ分ける力を養っていくのです。
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【今日のうねり】
今でも成果を上げている企業の中には、創業時のビジネスと全く異なるビジネスを展開している会社が少なくない。
それらの企業、時代やテクノロジーの変化に対応してきたからこそ。成長領域を見定めてきたからこそ、今も生き抜いているのだ。
成長領域も「どこ?」なのだ。
「どこ?」の中でも、自分の強みを生かせる「どこ?」は外すことは出来ないが、
これに加えて、これから成長するのは「どこ?」もハマれば、ぐっと勝率が上がるはず。
そのためには、時代を読む力が不可欠。これは、数多くの異業種、異分野の人の話を聞き、高いアンテナ感度を持って行動し、磨いていくのだ。