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令和2年睦月14日 今日もクルクル通信505号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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「スケハラ」
という言葉をご存知でしょうか?
1月11日の日経新聞に出ていたのですが、これは、
ビジネスマンのシャツの下の下着が透けること。あるいは下着を着ていないで、地肌が透けること。
これが相手に不快感を与えることがある。
このことです。セクハラならぬ、スケハラ。
ピンポイントで、乳首が透けることは、ポチハラとも言うらしいです笑
ネーミングはめっちゃ秀逸だと思いますが…
どうなんでしょうか、これ?
最初に浮かんだことは、
「007のショーン・コネリー、あれはどうなるんですか?」
です。
白いワイシャツの第2ボタンまで外し、そこから覗く膨れ上がった胸筋&胸毛。
「あのセクシーさはどうなるんだ!」
LEONにしこたま出ていた、イタリアのちょい悪オヤジたちはどうなるんだ!
こんがり焼けた地肌に、カプリシャツを着て、ちょっと見える胸毛。ビビッドなカラーの短パン。素足にスリッポン。いい感じのオーデコロンの匂いをプンプンさせて(想像)、街を闊歩している、彼らは!
めちゃかっこいいじゃないですか!
「これも、スケハラというのか?」
と、是非問いたい!笑
そう思いました。(そもそも私は胸毛が生えないですけど、憧れも込めて笑)
おそらくきっと、彼らはスケハラに当たらないのでしょう。
理由は、決まってるから。かっこいいから。
そんなことになるのではないか?と想像します。
決まっているから良い
っていうのは、言い換えると「スタイルとして確立されている」から良いだと思います、
確かに、ビジネスシーンで、白シャツで、僅かに胸毛が見えていることが許されるのか、許されないのか?はさておき、
許される人は許されると思うのです。
実際、電通という会社には、地肌シャツに。第二ボタンまで外している人が結構いました。時に胸毛が少し覗いている人も。
最初は「えっ?あり?」って思ったんですが、
決まっているんですよね。そういう人に限って。
「この先輩のスタイルだったらありだな」
って思わせるものがあるんですよね。
じゃあ、なぜ、そう思ったのか?というと、
その先輩が「日頃から決まっていたから」だと思うんです。
即ち、「俺はこういうスタイルだから」というものを意思をもって発信し続けていたから。
振り返ってみてそう思うのです。
芸風とも言うのでしょうか。
おそらく、そんなスタイルをしていると、周りの人とはちょっと異なる。すると、目立つ。なので、最初は、「ああだ、こうだ」って言われることもあったかもしれません。
「なんなんだ、あいつ」って。
でも、それを繰り返していると、市民権を得ることが出来るようになる。
(繰り返すって言ったって、例えば、身なりであれば、1週間もあれば十分だと思います)
人は慣れていく生き物ですからしばらくすると、
「あの人は、ああいう人だから」みたいにスタイルとして認識されるようになるんですよね。
それは自分が、「良い」と信じて発信し続けてきたからこそ。
こうなったら、しめたものです。「あの人はああいう人だから」という認知を獲得できれば、その領域に関しては、自分のやりたいようにできるわけです。
生きやすくなる。
でも、人に迷惑をかけたり、不愉快な思いをさせるようなことをして良いというわけではないですよ、もちろん。
そんなのは芸風、スタイルとは呼べませんから。
これは単なる想像ですが、「ショーン・コネリーの007」だって、最初はかなりの批判もあったんじゃないんでしょうか。
そもそも英国紳士は、ワイシャツの下に下着は着ません。シャツが下着だから。そのかわり、人前で上着を脱ぐことは絶対にしない。
下着で人前に立つなんて失礼だから。
そんな文化の国で、堂々とシャツ一枚でしかも胸毛を見せていた訳ですからね。
でも実際に決まってる。だから「あれは007だから。カッコ良い!から、」と認知されていった。
徐々に、ファッションの一環として、シャツ一枚で人前に立つ英国人も増えてきたのではないか?なんて想像します。
実際、4年間一緒に仕事をしたイギリス人は、まさに青シャツから胸毛が見えていました。
こいつもカッコよかったなぁ。
ちょっとググってみたら、今の007である、ダニエル・クレイグ。
「彼がセクシー」なんて書かれているページで使われていた写真は、まさに白シャツ一枚で乳首がちょい透け。ポチスケでしたよ笑
スタイルや芸風っていうのは、そこに一貫性があってこそ、市民権を獲得できるものだと思います。
「今日はあれ、明日はこちら」ってな具合に、コロコロ変わっていて、そこの主義主張に一貫性がなかったら、
「なんだよ、あいつ全然かっこよくねえな」
スタイルどころか、むしろネガ。芸無しになってしまいます。
どうせだったら、自分の信じるスタイルでパキッと決めて、かっこいいと思われたいものですよね。
「スケハラ」なんて言葉が生まれたことで、画一的なスタイルのビジネスマンが増えることになったら…なんて思う、なんだか楽しくないですよね。
外見が同じような人が集まれば、アイデアまで同じようになっちゃいそうじゃないですか。
少なくとも、私は、情報を発信し続け、自分らしいスタイルを築いていくのです。
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【今日のうねり】
自分の信じる、スタイルでご機嫌に生きていきたいものだ。
そのために、自分の信じることを発信し続けていくことが大切だ。
それが出来ていれば、ある時に、「スタイル」としての認知を獲得できるようになる。
それができたらシメたものだ。
でも、そうなるためには、一貫性がかかせない。主義主張にそれがないやつはカッコ悪いってなってしまうから。