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令和2年睦月19日 今日もクルクル通信510号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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認知格差社会。
認知獲得大競争時代。
今の時代を紐解くキーワードの一つはこれである。
昨日の鮒谷さんのセミナーの個人的ハイライトです。
スマートフォンを手にとって、気付いたら5分。10分。あるいは1時間が知らぬ間に消え去っていた。
どのアプリを開いていたのか?
ニュースサイトを見ていたのか?
まとめサイト開いていたのか?
Twitterを開いていたのか?
もっと言えば、特定の誰かのツイートばかりは見ていたのか?
そこから張られているリンクに引きずられて、YouTubeを見てしまったのか?Tiktokを見てしまったのか?
どんなコンテンツをどれくらい見ていたのか?わからないけど、
気づいたら時間だけが過ぎ去ってしまっている。
あれです。
確実なことは、自分の有限な認知と時間という貴重な資源がなくなって行ってしまったこと。
逆に言えば、誰かがそれらを獲得しているということですよね。
認知を獲得できる人が、自分の生態系を形成し、そこでビジネスを展開し、勝っている。
そんな時代。認知獲得大競争時代というわけです。
ちょうど、今も日経新聞で<YouTubeの引力>という連載がやっていますね。
Youtuberという職業だって、10年前はなかったですよね。
そのYoutuberの道を切り開いたのは、ヒカキンであり、はじめしゃちょーですが、
今では元マスメディアの人も、YouTuberとして大活躍中です。
例えば、キングコングの梶原さんや、オリエンタルラジオの中田さん。
同じ中田。しかも同い年、同じ大学。共通の知人多数でも大違いです笑
彼らのチャンネル登録者が100万人を超えています。
やろうと思ったら、いつだって100万人にコンタクトができるプラットフォームを個人が所有している。
個人が、マス認知を獲得できる時代になっているんですよね。
その昔、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌の4マスしかなかった時代は、こんなことなんてありえません。当たり前ですが。
マスの認知を取ることができたのは、大企業のような強力な資本を持っている人だけ。
人の採用も、商品の販売も、大企業しか出来なかったわけですから、大企業に力がありましたし、その会社の名前が大きなブランドになっていたわけです。
でも、もうその前提がひっくり返り始めている。自らのアイディアと武器さえあれば、誰もが認知を獲得できる時代になっている。
ダビデがゴリアテを倒したようなジャイアントキリングがリアルに起こる可能性がある。
そんな時代だからこそ、スマートフォンを取り出して、ぼーっとしていたら、あっという間に時間がなくなっている。なんてこともある種、当たり前なのでしょう。
この中を生き抜いていくには、人様に振り向いて頂ける、耳目を集めることができる、個人の武器が必要です。
それをコンテンツとも、売り物ともいうのかもしれません。
その武器を作るにも、研ぐにも、数時間、数10時間、数100時間といった、まとまった時間を確保しなければなりません。
でも、ぼーっとしていたら、時間が何かに削り取られていってしまう訳ですから、まずはそれを防衛しないと始まらない。
防衛しないと時間を作れない。
この時間防衛という観点において、朝型生活は非常に有益な手段です。
12月4日よりスタートしましたが、その価値を日を追うごとに実感しています。
理想を言えば4時半、遅くても5時には起床するんですが、起きている人が少ないです。
いや、より正確に言うと、夜の11時、12時台に比べると圧倒的に活動している人が少ない。
当然、例えば、メールやLINEの連絡、Facebookの投稿など、認知が分断される情報がほぼ入って来ません。
なので、集中することが出来る。自分の時間を「防衛」しなくても、取ることができます。
安心して自分の仕事に集中できる。
感覚的にはちょろちょろ連絡が来るのは7時台になってからのような気がします。
別にそこで猛然とやり取りが発生するわけでもないですから、少なくとも会社の始業時間までは、まとまった時間が確保できます。
これを使わない手はない。
頭もクリアですから、生産性も高い。
武器を研ぐのは朝に限る。
というのが、今の結論です。
もちろん、これは私にとって最適なだけであって、誰にとっても最適かどうか?は分かりません。
例えば、魚河岸で働いてる人にとっては、5時台なんてまさにコアタイム。むしろ夜10時以降の方が、穏やかな時間になるのでしょう。
人間に、自由意志は1%しかない
なんてことも言われます。
どんどん情報が入ってきたら、どんどんそれが見たくなってしまうのが人間の性。
それを抗うことは途轍もなく難しい。
「あっ、これ見たいかも?こっちも見たいかも?」と思って、それを我慢する認知コストもかなりのもの。
そういったものと出会う確率が高いときは、集中することは困難を極めます。
どうしたらまとまった時間を無理なく確保することが出来るのか?
意思なんてアテにならないのですから、例えば、朝型生活といったシステムで抗ってみるのも、一つの有効な手段だと思うのです。
この認知獲得大競争時代を生き延びるべく、まずは自分の時間を防衛するところから考える。
そのシステム化に着手するのも良いのかもしれません。
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【今日のうねり】
今の時代は、認知格差社会であり、認知獲得大競争時代だ。
誰もが、認知を獲得できる時代になった。
その分、大激戦で、ぼぉーとしていたら、搾取されるだけされてしまう。
そうならないために、まずは自分の武器を作る。それを磨くことが欠かせない。
そのためには、まとまった時間の確保が必須だ。
でも、認知獲得大競争時代だから、それが難しい。
自由意志は1%だから、そんなものはあてにはならない。
だから、システム化で抗ってみる。
そもそも活動している人が少ない、朝型生活も有効な手段なのだ。