お店の案内を<食べログ>URLでするリスクとは?

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令和2年睦月26日  今日もクルクル通信516号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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大失敗をしました。

金曜日の夜に、事件は起こりました。

昨日の朝一で<キャッツ>の映画版を見に行ってきたのですが、そのチケットは前日の金曜日の夜に購入しました。

ここ最近見た映画、例えば、<アナ雪>、<寅さん><フォードvsフェラーリ>そして〈 パラサイト〉。どの映画を見ても必ずこの<キャッツ>の予告が入っていて、それを見るたびに「見たい」という気持ちが高まっていました。

そんな「個人的期待値の高さ」から、公開翌日に見に行ってきたんです。

で、前日の夜に「間違いなく評判もいいだろう」と思い込み、日経新聞の<シネマ万華鏡>をチェックしました。

なーんにも、疑問も持たずに。

まさかの星2つ

「まじかよ…」

このコーナーは、学生の時から愛読をしているのですが、チケットを購入した後にその映画の評価を見るというのは初めてでした。

もう、見る前からテンションがガタ落ちですよ。星2つですからね。

ここで星2つの評価だった映画をチェックしたうえで、実際に見に行ったという記憶にありません。

その落ちたテンションを立て直すことが出来ないまま、劇場に行きました。

結局、事前に埋め込まれた先入観を払しょくすることはできず、「超良かった!」にはなりませんでした。残念ながら。

これって俗に言うプライミング効果です。

事前に与えられた情報によって判断が影響を受けてしまう。

というやつです。まさにこれにかかっちゃいましたよ。

完全に色眼鏡をかけた状態になってしまった。バイアスがかかってしまいました。

特に事前に与えられている「悪いインプット」を「良いもの」にひっくり返すのって容易なことではありません。

例えば、レストラン情報もそうですよね。

食べログで、3.5以下のお店だとテンションが落ちるみたいなってありますよね?

ですので、会食のお店のご案内の時は要注意ですよね。

個人的には、点数が3.7くらいのお店なのに、食べログだと、3.26みたいなお店を予約しているとき、食べログのリンクって送りたくないですよね?

この情報提供って、お招きする人のテンションを事前から落とすことになりかねない。マイナスの可能性しかなく、何一つとして良いことがないって思うのです。

そんな時は私はぐるなびのリンクを送るようにしています。

ぐるなびの登録がなければ、食べログの<店舗トップ>ではなく、<地図ページ>を貼り付けて送るようにしています。

別の事例で言えば、スポーツでレギュラー争いもそうでしょうか。

控えだった選手がレギュラーを奪うのって、超大変ですよね。

そもそも自分より「良い」と思っている人の評価をひっくり返すわけですからね。

レギュラー選手と同じパフォーマンスでは、「良い」にはならない。感覚的には、レギュラー選手の1.5倍~2倍ぐらい「良い」って印象を与えないと、ひっくり返せませんから。

 

人間は、バイアスがかかってしまう生き物ですから、フラットに判断を下すのはとても難しい。

「バイアスがかかってしまっているものだ」という前提に立った方が良いのでしょう。

それを理解せずに、行動することはとてもリスクが高い。

石原千秋さんは<大学生の論文執筆法>という書籍で、「文化は着ていることさえ忘れてしまった衣服のようなもの」と書いていました。

文化ですら固有のバイアスだと捉えても良さそうです。

実際そうですよね。例えば、結婚した時に、お味噌汁の味付けが違うとか、洗面所のタオルの使い方が違うとか、洗濯物のたたみ方が違うとか。

最初はそれに戸惑うなんて話もよく聞く話です。これも、個人の文化のプチ衝突。でも、それまで一切気づかなかったことですから、

まさに、着ていることを忘れてしまった衣服のようなものです。

石原さんは、次のように続けていました。
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文化によって引かれた線は、普通意識されていない空気のように自然なものだと感じられている、また気づかないうちに線が消されてしまったりもする。そういうことを意識化するのは知性の仕事だ。
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自分が持っているバイアスを意識するには、知性が必要。

言い換えれば、様々な価値観があるということを知ること。それにどれだけ触れることが出来るのか?

それが、生きていく上で大切だということです。

どうやっても、バイアスからは逃れることが出来ないのですから、そんな中でも、よりよく生きていく。より良い行動が取るためには、

どうしたら良いのか?

バイアスがかかっているという前提に立っていること。

そのうえで、多様な価値観に触れる。学び続ける。

それを受け入れようという心持ちでいること

あたりを忘れないってことかなと思うのです。今のところ。

少なくとも、映画鑑賞においては、チケットを買ってからその評価をチェックすることだけはやめましょう笑
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【今日のうねり】
人間は、固有のバイアスがかかって生きている生き物だ。
それから逃れることは出来ない。例えば、文化だって、バイアスだ
そんな中でも、よりよく生きていく。より良い行動が取るためには、
バイアスがかかっているという前提に立っていること。
そのうえで、多様な価値観に触れる。学び続ける。
それを受け入れようという心持ちでいること。
この3つなのだろう。