訳あっても絶滅しないようにするために出来ることは?

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令和2年睦月27日  今日もクルクル通信517号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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訳あって絶滅しました>を読みました。

文字通り、「地球上に存在していた生物の絶滅してしまったワケ」の本です。

可愛いイラスト満載。書き口もキャッチーで読みやすい。

でも、それに騙されてはいけません。生きるということを考えさせられる、学び溢れる書籍でもありました。

地球に存在した生物の99.9%はすでに死滅しているそうです。

その原因は大きく2つ。

1つは地球環境の変化

もう1つは競合の登場

です。

3つ目の理由は、人間の営みですが、これら2つに比べたら、ごく少数。

中でも、地球の理不尽な環境変化がぶっちぎりの1位だそうです。

例えば、隕石の落下や火山の大爆発です。

恐竜が死滅したと言われる、6600年前の隕石の衝突で、当時生存していた生物の70%が死滅したそうです。

一方、それまで「地球のチャンピオンだった」恐竜が死滅したことによって、哺乳類や鳥類が、陸・海・空の全ての環境に進出して、繁栄を極めたそうです。

誰かがいなくなることによって、誰かが生まれる。

生物の進化は、数限りある資源を奪い合う「壮大な椅子取りゲーム」みたいなものなのかもしれません。

例えば、この書籍には、こんな生物が紹介されています。

イカのみを食べていた、魚竜。海底火山が噴火でイカが死亡。食べるものがなくなって共倒れ。

ギガントピテクスという霊長類は、パンダの登場によって死滅。登場以前、ササを食べるのは自分たちだけだったが、パンダに大量に食べられて、食料がなくなった。

見た目は「スズメ」。能力は「ひよこ」のスティーブンイワサザイ。天敵となる哺乳類がいないニュージーランドで進化した結果、飛べなくなってしまった。でも、猫は登場した途端に狩り尽くされて、絶滅。

優しすぎて死滅してしまった、ステラ。人間に仲間が狩られているのを見ると、助けようとして集まってきてしまう。返り討ちにあって、発見からわずか27年で絶滅。

などなど。

このような感じで数多くの生物が死滅した理由が紹介されています。

「アハハ、可哀想ねー」なんて他人事だと思うのは、想像力が足りなすぎる気がします。

どうも他人事には思えません。

これ、企業経営においてもそのまま当てはまりますよね。

特に、環境変化は「理不尽だ」あたりは。死滅するほとんどの理由が、この環境変化なんですよね。

確かに、環境変化で、王座を奪われた企業はいくらもあるように思います。

直近だと、例えば、「ガラケーの雄」は携帯市場がから消えていきました。グローバルも日本国内もともにN社ですね。

日本で言えば、さらに特異な環境で、imodeなどに依存していたサービス、例えば着メロなども多くは今はなくなってしまいましたよね。

他には、音楽の配信によって、CDがまるで売れなくなり、レコード会社は厳しい状況です。

あるいは、今まさに、話題になっている、中国の新型肺炎。

今朝の新聞にも、「洞爺湖のホテルは中国の春節で200室満席だったが、一気に50部屋キャンセルになった」という記事もありました。

これもビジネスにおいては、理不尽な環境の変化と言えます。

自分たちではどうすることもできない。受け入れざるを得ないものですからね。

 

高井伸夫先生は、

「企業原則倒産。最後に、潰れる会社になりましょう」

と、おっしゃっていたそうです。

この書籍を読んで、その言葉を思い出しました。

GEを作った、ジャック・ウェルチは、

「もし、自分が競合社だったとしたら、自社のどこを攻めてくるか?」

そんな問いを部下たちに投げかけていたと聞きます。

 

理不尽であることが多い、環境変化。

でも、「理不尽だから」という理由で、何もしないわけには行きません。

数多くの死滅していた生物と違って、人間が唯一出来ることと言えば、

思索できるということ。

悲観的準備をして、楽観的対処をする

というのは、まさに人間にしかできない。これをフル活用しない手はありません。

原則倒産の時代でも、最後まで生き延びる種族であるために、

少なくとも、

「時代はどう移り変わっていくのか?」環境変化を読もうと、常に高いアンテナを張りめぐらす。

「自分の弱み(強み)はどこにあるのか?」真摯に素直に周りの声に耳を傾け、アップデートしていく。

という姿勢を忘れてはならない。

その上で行動し続けるしかない。

そんなことを思うのです。
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【今日のうねり】
企業も、環境変化の影響からは逃れることは出来ない。
しかも、環境変化のほとんどは理不尽だ。
地球に存在した、99.9%の生物はこれが理由で死滅していった。
でも、何もしないわけには行かない。
考えることが出来る。と人間の唯一の武器をフル活用する。
悲観的準備と楽観的対処。
「時代はどう移り変わっていくのか?」環境変化を読もうと、常に高いアンテナを張りめぐらす。
「自分の弱み(強み)はどこにあるのか?」真摯に素直に周りの声に耳を傾け、アップデートしていく。
という姿勢を忘れてはならない。
その上で行動し続けるのだ。