その戦略、目標に繋がっていますか?

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令和2年弥生8日  今日もクルクル通信558号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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そもそも目標が明確になっていなかったら、戦略は意味をなさない

昨日はそんなことを書きました。今日も続けます。

仮に自分が、あるいは組織が納得する目標がセットアップできていたとします。

でも、実際に取っている戦略(行動)が正しくないってこともありますよね。

例えば、「中堅どころの砦を落とす」ということが目標にしていたとします。ところが、実際に今取ろうとしている行動が、「相手国の中央食糧庫を焼き払う」ことだったとしたら、

果たして、「その砦を落とす」ためにそこまでやる必要があるんだっけ?

って疑問になりますよね。

何も、「あの砦を落とすためだけ」に、敵国の中枢部にある、食糧庫を落とす必要があるのか?そんなリスクを背負ってまでやる必要があるのか?

ってことです。目標が「敵国を討ち取ること」だったしたら、ライフラインである「中央食糧庫を落とす」という戦略はあるかもしれませんが、目標と取ろうとしている行動が揃っている感じがしません。

「砦を落とすだけであれば、例えば、守衛を謀略する。

そして、相手が次に遠出をする情報をゲットする。その戦力が薄くなった日に一斉攻撃という戦略の方が効果があるかもしれません。

こちらの方が、目標と打ち手の整合性が取れているのではないか?少なくとも目標と打ち手の距離が近いと感じます。

大事なことは、目標に対して、今とっている行動が適切なのか?ってことです。

あるいは、例えば、店舗数が1つのスーパーを経営していて、「地元で売り上げ1位」という目標を掲げていたとします。

「地元」というのは最寄りの駅と前後1駅。商圏半径3キロとしましょう。

そのためには、「認知アップ」が欠かせない。

TVCMを実施しよう!あるいはYouTube動画配信で魅力を訴求しよう!

という戦略を取ろうとしたときに、果たしてそれは正しいでしょうか。

ちょっと話が大きすぎやしないですかね?って話ですよね

たしかに、「認知アップ」が大事ということがあるかもしれませんが、その打ち手がテレビやYouTube動画なのか?って話です。

それを実施するよりは、例えば、最寄り3つの駅前でティッシュを配る。商圏にチラシのポスティングする。あるいは、来店者に対して、「紹介によるクーポン制度」を導入するって方が良い気がしませんか?

目標に対して、マスにメッセージを発信する必要ってありますか?地元のまだ来ていないお客様に来てもらうにはどうした良いのか?って考える方が、良いと思うのです。

となると、

その目標と、実際の行動が整合が取れているのか?

を頻繁に確認することが大事になります。その検証手段として、その行動オプションを前にした時に、

「そもそも自分達はなぜこれをやっているのか?」を問うこと

は、とても有益です。この問いを自ら(組織)にぶつけた時に、「〇〇をやっているためだ」って目標に違和感なく戻ってくること出来れば、それは整合性が取れているといえそうです。

もっと言うと、必要十分条件のように、<目標⇔行動>を行ったり来たり出来るということ出来れば、間違いない。

 

ここの整合性が取れた行動オプションをいくつか用意できたとしたら、

あとは、どれを選び取るのか?という話になります。

「それらをどのように評価するのか?」という評価基準の話になるってことです。評価基準としては、

まずは、その行動が目標に与えるインパクトや、貢献度は欠かせません。

その優劣をつけた上で、

費用がどれくらいかかるのか?それは捻出できるのか?

それを実施するための人員はいるのか?モノはあるのか?

時間はあるのか?(期日に間に合うのか?)

など、保有しているリソースを制約条件として優先順位を決めていくことになります。

どんなに良い行動であっても、リソースがなければ選び取ることは出来ませんからね。

目標⇔行動の整合性が取り、リソースという制約条件の中で、インパクトを軸に、優先順位を決めていく。

そのように定められた行動の順序が戦略になるのでしょう。

資源と戦略は切っても切り離せない。密接不離な関係なのです。当たり前なのですが。

戦略は目的達成のための現有資源の配分

なんて言われることもありますが、それはこういったことが理由になっているように思います。

 

目標を立てた。それに対して、正しい戦略も描けた。であれば、必ず勝てるのか?

こればかりは、やってみなければ分かりません。何が起こるか分かりませんから。

歴史上の戦を見てみても、「神風が吹いた」なんて言われる、ありえない出来事が起こって、大逆転事例もありますからね。

でも、事前に戦略を立てないよりは立てた方が良い。

正しい戦略を立てれば、勝てる確率を上げることは間違いなくできますし、再現性も高まるでしょう。

人生は、天下分け目の大戦なんてそうそうありません。むしろ、小さな戦の積み上げです。

そこで連戦連勝を重ねるためには、正しい戦略を立てることが出来たほうが間違いなく良いと思うのです。
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【今日のうねり】
きちんと目標を定めることが出来れば、あとは戦略を立てて、行動をしていけばよい。
では、正しい戦略とは何か?
それは、目標と戦略が必要十分条件の関係になっていることだ。
その確認のために、「そもそもなぜこれをやっているのか?」ということは頻繁に自らに問いかけると良いのだろう。
そういった、行動オプションを用意できれば、あとは評価基準の話。
その基準は、インパクトと資源制約によって決まってくる。
どんなにインパクトを与えてくれるオプションであっても、実現できなければ絵に描いた餅になってしまうから。
戦略とは、目的達成のための資源配分と言われることがあるが、それはこれが所以なのだ。