言葉を巧みに遣うには「四次元フォーカス」が欠かせない

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令和2年弥生15日  今日もクルクル通信565号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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解釈力は、つまるところ、言葉遣い。言葉遣いが変われば人生はご機嫌になる。

昨日、そんなことを書きました。今日も続けます。

いきなりですが、

「言葉を遣いこなすことは、カメラを使いこなすこと」と似ている

と思うのです。

カメラを上手に使う人は、取りたい写真に合わせて、フォーカスを絞る、緩めることが上手です。(詳しくはないのでたぶん)

同じように、言葉を遣うのが上手な人は、事象に合わせて、そのフォーカスを絞ったり、緩めたりすることが上手だと思うのです。

昨日の扇風機メーカーの例で言えば、自分たちのビジネスを「扇風機」という商材だけにフォーカスを絞ったら、扇風機のアップデートのことしかアイデアが浮かばないでしょう。

でも、少しフォーカスを緩めてみると、扇風機=「暑い夏を快適にするもの」と捉えることが出来ます。ですので、同じように夏を快適にする商材、例えばアイスクリームも、短パンも、アイスノンの開発だって出来ます。

それとは逆に、扇風機の中でも「羽」によりフォーカスを絞ってみると、プロペラ開発なんかにも着手できるかもしれません。

あるいは、一旦、フォーカスを緩めて、扇風機=「気流の流れをコントロールするもの」とだと捉え直せば、空気清浄機を開発してもいいのかもしれません。

結局、扇風機と言う対象を「どのようにフォーカスをするのか?絞るのか?緩めるのか?」で見え方も変わるので、遣う言葉も変わるのです。

ちょうど、顕微鏡を見ているときに、レンズ50倍から100倍に変えると、対象物が巨大に見えたり、逆に、100倍から50倍に変えると、対象が見えなくなったりする。あんれに近いのかもしれません。

このように考えると、昨日、「仕事の捉え方を変えてみたら、急に世界が広がった」って書いたことは当たり前なんでよね。

だって、「仕事の定義」を一旦フォーカスを緩めてみたのですから、視野が拡がっているんです。絞っていた時は見えないものが視界に入ってくるです。

でも、拡げただけで、OKなのか?というと、そんなわけはありません。

拡げた状態では、フォーカスが緩いわけで、詳細は分からない。分かるとしても、あくまで「これはあるかも?」といった緩んだものです。それが本当に「アリなのか?ナシなのか?」は、それを対象にもう一度絞り込んでみて、観察しないと分からないのです。

ズームイン・ズームアウトを繰り返しながら、言葉を精緻に。

別の言葉で言うと、抽象と具体の行き来をしながら、言葉を精緻にして、思考を精緻にしていくのです。

解釈力を鍛えていくのです。

ここまでは、物理的な事象のフォーカスの絞り方によって、見え方が変わり、言葉遣いが変わってくる

ということを書いてきました。

しかし、言葉遣いに影響を与えるフォーカスは、時間軸にもあると思います。

例えば、私は、高校2年生の時に、地区のサッカーの準決勝で右手首を骨折しました。そのまま退場。試合会場から救急車で病院へ搬送されました。

その試合はチームメンバーの頑張りのおかげで勝利をしたのですが、決勝戦には出場できませんでした。

病院で、整復を受けて、ギブスをはめて自宅に帰る。

その日の夜は、当然手首はズキズキして痛いかったのですが、何よりも胸が痛かったですね。

もう次の試合に出れないことは確定していましたから、「どうして自分がこんなことになるんだ」って落ち込みました。

同時に、これは高校2年生の冬の出来事でした。期末試験の直前でしたから、

「これ、鉛筆握れないじゃん、テストどうするの?終わったな。あれ?受験勉強も出来ないぞ」なんてことも思いました。

この出来事を短期という時間軸でフォーカスをしてしまったら、良いことなんて何一つないです。

じゃあ、その時間軸だけに絞って、落ち込み続けてて良いのですか?良いわけないですよね?

で、でも時間軸のフォーカスをちょっと拡げてみる。

例えば、「次の試合ではなく、春の大会に向けて、苦手だった〇〇を鍛えよう」

とか、

「これでケガで試合に出られない人の気持ちが分かるようになった。これから似たような経験をした人間と出会ったら、気持ちが分かる。その分、やさしく出来るようになれる」

って捉えられるようになります。

はたまた、後者の受験勉強で言えば、「鉛筆が握れない分、この一か月は普段やっていない暗記科目を徹底しよう。今がその時だ」

とも捉えることが出来ます。

時間軸のフォーカスを変えれば、言葉遣いが変わり、この経験の解釈が変わってきます。

まあ、勿論、当時はこんな解釈は出来ていなかったのですが笑

このように、解釈力は言葉遣いであり、言葉遣いはフォーカスの仕方によって変わる。

何より、このフォーカスの仕方は、技術。

と言えそうです。

ある事象に直面した時に、どこにフォーカスを当てるのか?絞ってみるのか?緩めてみるのか?

あるいは、物理的だけでなく、時間軸も入れて、フォーカス方法を変えることが出来るのか?

「四次元フォーカス」を会得することが出来たら、言葉を巧みに遣うことが出来る。

それが出来たら、巧みな解釈力を身に着けることが出来るので、人生もご機嫌になります。

 

「幸いな」ことに、まさに今は歴史的な経済の乱高下の真っただ中です。

それによって、業務が急に飛んで、「想定外に時間が生まれてしまった」という人も多々いるかと思います。

短期的に「収益」にフォーカスをしたら、良いことなんてないでしょう。

でも、「時間」にフォーカスをすれば、「なかったはずのものがある」のですから良いことしかないですよね。

まずは、この機会を「今」の解釈を変えてみる。そのために「四次元フォーカス」を意識してみる。

そうすれば、今がありがたい時間に一変するかもしれません。
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【今日のうねり】
ご機嫌な人生は解釈力で決まってくる。その解釈力は言葉遣いで決まり、その言葉遣いは、四次元フォーカス技術で決まってくるのだ。
ある事象を3次元ではなく、時間軸を含めて4次元で捉える、フォーカスのポイントをずらすことによって、見えなかったことが見えてくる。それによって、言葉も変わってくるのだ。
そして、この技術を駆使して、ズームイン・ズームアウトを繰り返しながら、言葉を精緻にしていく。
これは技術なので、トレーニングによって身に着けることが出来る。トレーニングとは、日々の経験だ。
どんな経験も、この技術を使えば必ずプラスのものに変換できる。それが出来たら、人生はどんどんご機嫌になるのだ。