お花見が提供している価値は何だろう?

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令和2年弥生21日  今日もクルクル通信571号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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一気に春らしくなってきました。

お気に入りの散歩コースの千鳥ヶ淵はこの数日、桜が少しずつ咲き始めています。

ちょうど昨日の朝から案内所の仮設テントが立てられていましたから、桜の季節はもうすぐそこ。いよいよ春本番といった感じです。

それに合わせるように散歩客が急増しています。先週比で言えば、既に10倍と言った感じでしょうか。

その散歩客の方々を見ていると、私のような一人よりも笑 圧倒的に複数が多いです。ファミリーや友人、あるいはカップル(夫婦含)。

青空の元、桜を眺めながら、非常に楽しそうに話をしながら歩いています。

いつもの千鳥が淵のユーザーは、「散歩(ウォーキング)が目的」のように見えますから、いつもとはまるで雰囲気が違います。

そんな違いを感じて、これからいよいよ本格化する「花見」。

その花見の価値って何だろう

そんなことを考えました。

もちろん「今しか見ることが出来ない桜を鑑賞する」というもあるとは思いますが、

それ以上に、「友人や仲間と楽しい時間を過ごす。そこでの会話を楽しむ」ということ。その最高のアテとして桜がある。

なのかなと。桜を体の良い理由として、集まっているんですよね。

実際、良いエンタメが提供しているものってこの「仲間との会話・時間」だと感じます。

例えば、トランプ。中でも子供の時に一番ハマったのは大貧民ですが、思い出されるのは、そこで話したバカ話ばかりなんです。

もちろん、大貧民そのものも面白いのですが、でも、どっちが価値があったのか?と言えば、会話だったように感じます。

テレビゲームで言えば、ウイニングイレブン。めちゃやりましたが、あれだって、「ゲームを理由」にみんなで集まって、バカ話をして大笑いをしたことが思い出されます。ゲームも面白かったですが、それ以上に、そこで生まれるバカ話が楽しかったんですよね。

大貧民もウイニングイレブンも、それを理由に、集まっていた、バカ話をしていた。その時間を楽しんでいたんですよね。

よくできたエンタメ商材って、「仲間と集まる、体の良い理由」というポジションを築いていると思うのです。

あくまで主役は、商材そのものではなく、仲間とのバカ話。その触媒として商材があると思うのです。

商材を主役に置いているものと、こういった仲間との会話や時間を主役にしている商材があるとしたら、同じエンタメ商材でも提供している価値はまるで違ったものになるのです。

 

昨日は友人のイタリアンレストランの仲間内のパーティーに参加していました。

もうすぐ丸4周年を迎えるお店ですが、月日を重ねるごとに、常連客が増えて行って、今では予約が取れない日もあるほどに順調に成長をしています。ランチは行列必至。

もちろん、料理も美味しい。

でも、個人的には、お客様から愛されている理由は、そのお料理もさることながら、彼の人柄なんだと思うのです。

お店は彼の人柄そのもので、いつも笑いに溢れている。お客さんが楽しそうに会話をしているんですよね。

昨日お会いした方も、皆さんめちゃ楽しい方ばかりでしたし。

こんなことを言ったら怒られるかもしれないんですけど、ここに集まっているお客様は、

仲間との楽しい会話。その時間を買っているんじゃないか?

とも思うのです。主役はそれで、お料理はそれをアクセラレートするためのアテなんです。

レストランによっては、主役がお料理のお店もあります。それもそれでもちろんアリです。どちらが良い悪いではありません。

ただ、自らが商売をする時に、

お客様に提供したいものは何か?

これをきちんと腹落ち出来ているかどうかで、まるで変わるのです。
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【今日のうねり】
商売をする上で大切なことは、「お客様に提供していたいものは何か?」をきちんと言語化しておくことだ。
例えば、同じエンタメ商材でも、レストランでも、それによって、商品設計そのものがまるで別物になるのだ。
どちらが良い悪いではないが、個人的には、主役は「お客様の時間」で設計できているものの方が素敵に思っている。