「千丈の堤も蟻の一穴から」。小さな突破口を見つけよ。

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令和2年卯月10日  今日もクルクル通信591号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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千丈の堤も蟻の一穴から

という故事成語があります。

これは、どんなに頑丈な堤防でも、蟻の小さな穴を放っておくと、それが大きくなって、そこから崩壊することがある。だから油断大敵。僅かなことが、大失敗に繋がる可能性があるから、細心の注意が必要だ。

あるいは、どんなことでも、小さなうちに対処をしておく方がよい。ことが大きくなってからでは対処も大変。時に手に負えないこともあるから。

という意味です。

しかし、逆を言えば、

どんなに頑丈な堤防でも、難攻不落の城であったとしても、蟻の穴ような僅かな穴さえ空けることできれば、ぶっ壊すことが出来る。

どんなに解くことが不可能に思える難題に直面したとしても、怯むな。大きく構えず、小さなチャンスを探そう。

そこから一点突破を心がけよう。たった一つのそれが、攻略に繋がるのだから。

そう捉えることができるのではないでしょうか。

 

<ドラゴン桜>で有名な漫画家の三田紀房さんは、

アイディアは針の穴を通すような小さなもので良い

という話をされていました。

これは、

大きく考えようとするからアイディアがむしろ生まれない。

針の穴を通すような、小さなことを起点に、どんどん掘り下げていく方が良いアイディアになる。

という意味で、次のような具体例を挙げていらっしゃいました。

現在、ヤングマガジンで連載されている、<アルキメデスの大戦>という三田さんの漫画があります。昨年映画の劇場公開があったほどの人気作品です。

これは、<第2次世界大戦>というめちゃ大きなテーマを扱った作品です。

普正面から、第二次世界をテーマを書こうとしたって、面白いアイディアがなんて浮かぶわけない。デカすぎて考えることが出来ない。

でも、戦艦大和って作るのにいくらかかるのか?

だったら、考えることが出来る。実際に、これを起点に考えていったそうなんです。まさに針の穴ほど小さなことですよね、第二次世界全体から考えれば。

「戦艦大和の費用を考えようなんて誰も思わないよ」と言われてしまえば仕方がないのですが、「大きいか?小さいか?」という視点で言えば小さいですよね、確かに。

当時の国家予算3%もかかったと言われた、戦艦大和。これを起点に考えれば、

そもそもどういった経緯で作ることになったのか?

そんな莫大な予算がどこからねん出されたのか?

どんな人が反対し、賛成したのか?

誰が設計したのか?

あんな巨大に戦艦を作るのに、どれくらいの人数で何年かかったのか?

こんな感じで、アイディアを広げて行くことは出来そうですよね、そして実際にそのように考えられたそうです。

実際の漫画では、天才数学者が登場し、戦争を止めるというストーリーになっていますが、着想はこのように戦艦大和の建造費用という小さなもの。

でも、そこを掘って掘って、第二次世界という強大なテーマが切り取り、人々を魅了するストーリーを生み出しているんですよね。

第二次世界という「千丈の堤」も、戦艦大和の建造費用という「蟻の一穴」から生まれた

って捉えることが出来そうです。

 

今日も都知事から休業要請が発表され、コロナウイルス感染者数も更新し続ける毎日です。ますます世界の先行きは不透明になるばかりで、景気も悪くなっていく一方です。

もちろん、逆にこの影響で、特需が生まれているお仕事もあるようですが、多くの方は、今までに体験したことない逆境を迎えているのだと思います。

まさに、どう突破すれば良いのか?皆目見当がつかない、難攻不落の城のようです。城壁は高いし、東西南北全ての守衛の強さも半端ない。間諜を放つことも難しそう。みたいな…

確かに、それを全体で見てしまったら、突破できる予感なんてありません。

「こりゃ無理だわ。突破なんてできるわけない」って速攻で白旗を上げてしまいそうです。

でも、「千丈の堤も蟻の一穴から」だし、「アイディアは針の穴を通すような小さなもので良い」のですから、わずかな突破口が見いだせないか?

それを真剣に考え、発見することが出来れば、必ず勝機があるはずなのです。

こんな時だからこそ、あえて、小さく構える。

今、足元で自分ができることは何か?自分が戦えることは何か?

自分の強みは何か?自分が好きで好きでたまらないことは何か?

情熱を持てるほど、興味関心があることは何か?

そんなことを見つめ直す良い機会捉えなおしてみる。こんなことでもないとそんなことを真剣に考えることなんてないのですから。

頑丈な堤に小さな穴をあける。まずはそれだけを考え動くのです。
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【今日のうねり】
「千丈の堤も蟻の一穴から」
どんな厳しい難局でも、必ず突破口があるはず。それは大きく考えても見つかるものではない。
そういった局面だからこそ、小さく考えるのだ。
針の穴を通すような小さなことを起点に世界を切り取る。チャンスを広げて行くのだ。
どんな時でもチャンスがある。そこを探し、そこから勝負をするのだ。