==========
令和2年卯月13日 今日もクルクル通信594号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
==========
「問い」を立てる力があるのか?
これがオンラインミーティング全盛になった今、めちゃ重要になったことが明らかになった。
この力は、そもそもこんな時代に突入しなくても、最も重要な力ではありましたが、今まではなんとかなくやり過ごすことが出来ました。
しかし、これからはそうはいかないでしょう。
これがなければ、仕事を進めることが出来ないとすら言えそうです。
例えば、マネージャーは、全ての指示を基本オンラインで出さなければならなくなります。
・そのプロジェクトの目的は何か?
・プロジェクトを実現するためには、必要なことは何か?
・それらをどんなスケジュールで進めるのか?キーとなるマイルストーンは何か?
・誰にどんなことを任せるのか?どんなアウトプットを出してもらうのか?
などなど、自ら問いを立て、実現に向けたロードマップを描きつつ、それらを端的に、明確に指示できなければならないでしょう。
もちろん、優秀な部下に恵まれれば、それに欠陥があったとしても、その行間を埋めて進めてくれて、事なきを得ることがあるかもしれません。
ただ、それではかなり再現性の低い、仕事になってしまいます。
まあ、そういったマネージャーにそんな優秀な部下が集まるってことも考えづらいのですが…
となってくると、優秀なマネージャーには優秀な部下が集まるし、優秀な部下にはたくさん仕事が集まるというようになります。
すると、そのチームはどんどん仕事をこなしていけるし、どんどん成果を上げることが出来ます。
そのチームは、リモートワークの恩恵をめちゃ受けることになるのでしょう。
移動時間もないし、無駄な時間もないから、ひたすらに生産性も上がれば、時間も出来る。空いた時間をさらに仕事に突っ込む人もいれば、自分の趣味に突っ込む人もいるでしょう。
いずれにしても、より豊かな人生に向かっていきそうです。
他方で、「問い」を立てる働き方が下手なチームは、
マネジャーから部下、部下からさらにその部下へ。あらゆる情報の伝達が上手くいかず、仕事の手戻りが頻発。プロジェクトが進行しなくなっていくのでしょう。
生産性も当然下がっていきます。
これがリアルに起こるとするならば、「二極化」が凄い勢いで進行するのではないか?
そんなことを思うのです。
不幸なことに、そんな上司の部下になってしまったとしたら、徹底的に「問い」を立てる力を伸ばし、自らの力でプロジェクトをリードしていくしかありません。
上司は部下を選べても、部下は上司を選べないってやつですからね。
例えば、
「tiktokについて調べといてよ」なんてチャットで指示を受けたとして、
「分かりました、やっておきます!」なんて、いきなり、tiktokについて調べ出す。
そんな仕事をしていたらアウトでしょう。
このアプローチだと、そのまま調べて、3日後くらいに、パワーポイントにtiktokの概要をまとめて提出する。なんてことがありそうです。そうすると、
「あー、ありがとう。この辺の概要は知っているんだよね。特にこれからどの国で伸びそうか?とか、なぜteenからそれより上の世代にも浸透しているのか?あたりが知りたかったんだよね。それもやってくれる?しかも別のこんなパワポできれいにしなくてよいよ。俺が読むだけだから、ワードベタ打ちで」
なんて言われることもありそうです。
この場合、曖昧な指示を出した上司がイケてないと言えば、そうかもしれないです。
が、それは言っても仕方がない!確認しなかった自分が悪い!ってことで、指示を受けたタイミングで、「問い」を立てて対処する。
例えば、「承知しました。そのtiktokの調査ですが、それは何使われますか?」
と聞く。その目的が、
新しい協業の検討なのか?
teenのトレンドを知るためなのか?
単なる、上司の勉強のためなのか?
によって、内容も体裁も全く変わりますかよね。およその提出期限も確認したいところです。
もしそれにマネージャーは答えられないようでしたら、ちゃんと突き上げていかなきゃいけないのでしょう笑
ここが曖昧だと、行動が出来ないですからね、そうやって自らの手で仕事をリードしていくしかないでしょう。
いずれにしても、どんな役職であれ、「問い」を立てられなければ、仕事を進めることが出来なくなっていくことは間違いなさそうです。
これから、「二極化が進む」と書きましたが、本当にそうですよね。
リモートワークって、ぶっちゃけ労働管理が出来ないですから。仕事が好きでたまらない人は、ガンガン仕事をしちゃうと思うんですよね。
誰もが「1人ブラック企業」ができてしまいます、良いか?悪いか?はさておき笑
「問い」を立てることが出来て、仕事が好きでたまらない人は、とてつもなく豊かになっていくのではないか?
そっ地に向かって、ガンガン行くのです。
*****
【今日のうねり】
リモートワークが二極化を促す。問いを立てられない人は淘汰されていくのだ。
問いを立てられなければ指示も出すことも受けることも出来ない、行動が出来ないのだから。
逆言えば、問いを立てることが出来て、仕事が好きな人は、どんどん攻めていける。リモートワークは一人ブラック企業を生み出すから。
そうなることが出来れば、豊かな人生を歩めるのだ。