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令和2年卯月25日 今日もクルクル通信606号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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東京都で外出自粛要請が出て3週間が経ちました。
多くの会社でリモートワークが導入され、大手を振って外に出ない生活が長らく続いている人も多いと思います。
合わせるように、自粛疲れなんて言葉も登場して、「もういい加減に外出させてくれよ!」なんて気運が高まっているようにも思います。
実際、週末になると外にけっこう人いますよね…湘南の道路渋滞もそうですし。
確かに、この自粛ムードが出始めた初期段階では、「時間ができたんで、動画コンテンツでも見るか?読書でもするか」みたいな流れが生まれて、youtubeやNetflixやAmazonプライムビデオの回線がめちゃ混雑した、なんてニュースもありました。
加入者も増えているようですし、youtubeは画質を下げて再生する設定にしたなんて話も聞きました。
でも、最近はどうでしょうか?
配信疲れや読書疲れなんて話もちょいちょい聞きます。
「動画コンテンツも毎日だとさすがに飽きちゃった」ってのもあるでしょうし、「普段読まない本も、最初は良かったけど、5冊も10冊も読めないよ。疲れっちゃった」ってことなのでしょう。
もちろん、疲れ知らずで楽しみまくっている人もたくさんいると思いますが、「疲れるを感じる」という人は、その行動が自分に合っていないってことなんでしょうね。
「早く元に戻してくれよ、友達と飲みに行きたい!映画館に行きたい!買い物に行きたい!」などなど。気持ちもわかりますが、もうちょっと時間がかかりそうです。
あるいは、リモートワーク疲れなんていうのも出てきそうですよね。
「そろそろ、自宅で仕事するの飽きちゃったんだけど…疲れちゃった。会社行ってみんなで仕事やりたいよね」
みたいな疲労。確かに、今までやったことのないことを一気にやっているので、疲れるのは分かります。
が、しかし、
この疲労は克服していかなければならないのではないか?
そう思うのです。
それは、このリモート中心のワークスタイルはポストコロナではスタンダード化するのではないか?
勝手にそんな仮説を立てているからです。すでに長期戦の様相を呈していますし。
仮に、このワークスタイルが主流になっていくにかかわらず、それに順応せずに、
「私、そのスタイル合わないから、今までのままのスタイルで行きたいんだけど…」と、変化を拒んでいると、数年後に、
「あの人、旧来型の人だよね、古くない?仕事一緒にしたくないよね?」みたいな状態になってしまっている可能性もゼロではありません。
もちろん、特効薬が速攻で開発され、何事も無かったかのように今までの生活に戻る可能性もありますので、単なる取り越し苦労かもしれません。それならそれでOKですよね。
でも、やっぱり、このスタイルが一般化するとしたら、
「リモートワーク疲れ」は初期症状としては良いとしても、早めに完治させ、「疲れない体」を作り上げていく必要があります。
疲れる原因は大きく3つあるのではないでしょうか。
1つ目は、そもそも仕事が面白くない。合わないこと。周りに仲間がいれば、紛らわすことが出来たけど、それが出来ないから疲れてしまう。
あるいは、一人になる時間が増えて、それに気づいてしまったということもあるかもしれません。
2つ目は、仕事が意外と仕事が少なかった。(ということに気づいた)待ち時間は増えるし、やらされ仕事が増えて、嫌になってきた。
3つ目は、人に会えない寂しさに耐えられなくなって疲れてしまう
最後のは、超わかりますが、慣れやテクノロジーの進化に期待するとしてですね…
最初の2つは、自分で克服しなきゃいけませんよね。これらはいずれも詰まるところ、
自分で自分をコントロールできるのか?セルフマネジメント力があるのかないのか?
に起因すると思うのです。
自分の為すべきことを明確にし、その実現に向けてプロアクティブに動くことが出来ないと、疲れない体は作れないと思うのです。
特に一つ目が発覚した場合、かなり深刻のようにも思われますが、新しい舞台を探す、良いチャンスと捉えれば、ラッキーとも言えます。
実際、転職を含めて、新しいチャンスを模索している人の相談もちらほらあります。
自分に合わないこと。「面白い」と思えないことを一人でやり続けるのって本当につらいんですよね。
私自身、その経験があります。それは、大学院時代です。
なんせ、もう入学式の日に、「あっ、道を間違えた」って思ってましたからね笑
そもそも「これを解き明かしたい」という意志を持って研究したいというテーマがなかったですし、学部よりは高度な授業内容も、全然わかりませんでしたからね…
「なんで進学したんだよ」って話なんですが笑
修士の仕事は、研究であり、修士論文を書き上げることですが、指導教官がいても、「研究しろ!」とか、「この本を読め!」とか、そんな具体的な指導はありません。
授業だって、学部時代のように沢山あるわけではなく、週に6コマぐらいしかなかったような気がします。大学には週に2日。多くて3日行くかどうか?ぐらいな感じだったと思います。夏休みも冬休みも春休みもありますしね。
やりたいことはないし、強制的にやらされることもほとんどなかった。でも、プロアクティブに動くことができない。時間だけはあるのに…
別に大学に行く必要も授業以外ないですから、実質リモートワークの生活。こんな感じだったので、あの時は本当につらかったですね。
何とか修士論文を書き上げて、卒業は出来ましたが笑
しかし、今から思えば、この経験をしたからこそ、
今は疲れることもなく、毎日「楽しく」過ごすことが出来ているんです。
リモートワーク歴ももうすぐ丸2年になりますが、それが出来ているのも、あの一人の修士時代に、
自分で自分をマネジメントする。プロアクティブに行動する基礎筋力を身に着けることが出来たからだと思います。
まぁ、実体験はさておき。
ポストコロナの中で、社会がどうなるのか?働き方がどう変わるのか?
それにフィットした体をどう作るのか?
という意識は忘れてはならないポイントです。そのうえで、
どんなにやっても飽き足りないぐらいの好きなことをやること。
少なくとも、これだけは欠くことが出来ないのでは?と思います。
そういえば、修士時代にずっとそんなこと考えてましたね。「何をやりたいんだっけ?」って。
その時を思い出しながら、さらなる進化を目指して、自問自答を繰り返し、動いていくのです。
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【今日のうねり】
ポストコロナには、リモートワークがスタンダードになっているだろう。
その働き方において大切なことは、自分自身をマネジメントする力だ。
それがなければ、自らプロアクティブに行動することが出来ないからだ。
少なくとも、そのために必要なことは自分の好きなことをど真ん中に仕事にすること。
それがなければ、行動し続けることは難しいから。