リモートワークは、表情を読む力ならぬ「声を読む力」が求められる?

==========
令和2年卯月28日  今日もクルクル通信609号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
==========

この一か月ですっかりオンライン会議が日常化しました。

セミナーも会議も何でもオンラインです。

大人数の場合は、話者以外は基本はミュート。質問がある場合は投稿したり、マイクをオンにしたりすることで、意思表示をする。

そんなパターンが多いような気がします。

ただ、個人的には「意思表示はジェスチャーが良いんじゃないか?」って思っています。

質問がある時は挙手をする。相手に反応を求められた時は、オッケーなら両手で大きく円を書いて、ダメだったら手をクロスする。

拍手の時は音がミュートでも拍手のジェスチャーをする。もちろんコメントで「88888」って入力するのもありますが、

いずれにしても、入力って時間がかかってしまうので、入力している間にテンションが下がることがあるとも思うんですよね。私だけかもですが…

テキスト上で感情表現するために絵文字が生まれ、スタンプが生まれましたが、姿が見えるからこそのバーバルなコミュニケーション。オンライン会議用のジェスチャーを作るってけっこうありなのでは?

って勝手に思っています笑

まあズーム以外は、まだ全員のモニターを表示することが出来ないのですが。

そんなオンライン会議の所感さておき、以前も書きましたが、

やっぱりオンライン会議って余白がない。その分だけ話者の力が試される

そんなことを日々感じております。

先日、滅多にやらない資料を表示した、お客様との打ち合わせがありました。まぁ、資料って言ってもテキストですが笑

けっこうビビってしまいました。なにか?って、

画面共有をしている時って、参加者の顔が一切見えないんですよね。見えるのは、資料のみ。

zoomは分からないんですけど、Google meetやteamsだと、話し手は聞き手の表情を見ることができないんですよね。

聞き手の表情を見ることが出来ない。これって話者にとっては致命的ですよね。

聞き手の表情を伺うことなく話し続ける訳ですからね。見たいのは資料ではなく、聞き手の表情なのに…

その中相手にメッセージを伝えるのですからかなり大変ですよね。

暗闇に向かって話しているも同然。

あるいは、無観客試合ですよ。話者にとっては。

噺家さんで一番大変なのは、「お客が1人もいないところで収録するラジオ」って話を聞いたことがありますが、これと近いのではないでしょうか。

この状況において、話者に求められる力は、「はい」を聞き分ける力では?

って思ってしまいましたよ笑

その「はい」は、

前のめりな「はい!」なのか?

やや消極的な「はい…」なのか?

あるいは、実際はNOを意味している「…はい?」なのか?(NOならNO!って言ってくれた方が有難いんですけどね…)

表情を読む力ならぬ声を読む力が求められそうです。

半分冗談で半分本気ですが、その力があったとしても、それが合っているのか?合っていないのか?の精度は微妙そうです。再現性はそんなに高くなさそうですよね。

めちゃ大切なお客様の反応をそんな不確かなことに頼るわけには行きません。

そうならないためにも大切なことは、事前の準備です。

スタート時点での認識違いだけは絶対に避ける。そのために、打ち合わせの目的をきちんとセットアップすること。

その上で、お客様が求めていることは何か?お客様が聞きたいことは何か?

これを外さないこと。

これが出来ていれば、たとえ表情が見えなかったとしても、ゴールに向かって進んでいくことは出来るはずです。

リアル、オンラインにかかわらず、打ち合わせにおいては、元々これが一番大事だったんですが、オンライン会議の余白の少なさゆえに、それが明確になってしまった

そんなように思うのです。

自分は一生懸命に話をしているのに、先方は聞きたいことじゃないから聞き流す。なんなら「画面オフ」にすることだってできますし、そうなっていたとしても、話し手は気づかない。

万が一こんな事態になってしまったらマジで悲劇ですよね。

挙げ句の果てに話が長かったら、もう手に負えません。

オンラインゆえの手軽さに甘えると、手痛いミスを犯してしまう可能性があるので要注意なのです。

あるいは、「資料を一切用いることのない、打ち合わせ術」を身に着けるという戦い方もあるかもしれませんね

 

先日の日経新聞に、一橋大学の楠木健さんが「コロナ時代の仕事論」でこんなことを書いていました。
===
戦争や疫病と無縁な平時でも思い通りにならないのが、人の世。仕事もキャリアも例外でない。

仕事に限って言えば、自己評価には意味がなく、お客の評価が全て。お客をコントロールすることはできない。

つまり仕事というのは定義からして思い通りにならないものなのだ。
(抜粋)
===

オンライン全盛期でお客様から評価頂くためには、リアル時代以上に、

お客様が求めているものは何か?相手の論点を正しく把握する力=聞く力。

それに対して、「欲しい!そう!それ!」って思って頂ける提案力。

それをシャープに分かりやすく伝える。話す力。

これらが求められる。精進あるのみです。
*****
【今日のうねり】
オンライン全盛の時代は、今まで以上に、
お客様が求めているものは何か?相手の論点を正しく把握する力=聞く力。
それに対して、「欲しい!そう!それ」って思って頂ける提案力。
それをシャープに分かりやすく伝える。話す力。
が重要になってくる。これがないと、余白がない分、はじき出されてしまう可能性が高いからだ。
そもそも商売は、お客様の評価が全て。そしてこれはコントロールできないもの。ということは決して忘れてはいけない。