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令和2年皐月9日 今日もクルクル通信620号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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今日も天気が良かったので、昨日に引き続き北の丸公園に行ってきました。すると、
野生の蛇を発見!
都心のど真ん中で、こんなものにお目にかかれるとは夢にも思いませんでした。
と言いますか、野生の蛇を見るのは生まれて初めてでした。
皆さん、見たことあります?
直径は5センチ。体調は1.5メートル程度。のっそのっそと文字通り蛇行しながら、細い舌をペロペロ出す様を見て、動けなくなりました。別に目があった訳じゃないですよ笑
さすがに、今日のヘビはイヤホンしててもスマホを見ていたとしても、気づいたと思います。
ただ、園内の歩道に出ていたので、「ながらスマホ」だったら、踏んでカウンターを受けて大けがなんてリスクがあったかもしれませんが笑
さらに園内を歩いていると、真ん中の芝生スペースに見たこともないほどの小さな花が咲いているのが見えました。たぶんクローバー?だと思います。
緊急事態宣言が出されたこの一か月、この芝生エリアはロープが張られ、立ち入り禁止となっていました。
このわずか1ヶ月で、あれほど花を咲かせるのですから、自然の力ってのは偉大です。
国力とは、よけいな装飾をすべてそぎ落として言えば、復元力のこと
内田樹さんは、<サル化する社会>でこんなことを書いていました。
まさにクローバーを見て、この言葉を思い出したんですよね。
そのクローバーが花を咲かせていたスペースは、いつもであれば、最もにぎわっている場所でした。子供たちやペットが遊びまくる。大人たちがヨガ教室をする。
そんな状態ですから、地面は踏み固められ、ほとんど花が定着しようにありませんよね。ただの薄い、硬い原っぱです。
でもそれらの障害がなくなった途端、一気に復元し、花を咲かせる。これを花の自力(花力)と言わずして何と言うかですよ。
この復元力って個人にとっても超重要
ですよね。国力に倣えば、その復元力は、まさに個人の力と言えます。
さて、個人においての復元力とは何を指すのでしょうか?
それは、無形資産と言えます。
無形資産とは、今まで自分が身に着けてきた知識や専門技術。人との繋がり。それまで積み上げてきた信用残高など、一見目に見えないけど、個人としてとして欠くことが出来ないもののことです。
一方で、無形資産の対になるものは、有形資産です。
これは、例えば、所属している会社や会社から貰っている報酬。今まで積み上げてきた貯蓄や土地。証券もそうでしょうし、目に見えるありとあらゆる目に見える資産のことです。
でも、例えば、これが天災や事故などのトラブルで吹っ飛んでしまったときに、つまり、有形資産をすべて失ってしまったときに、
何が自らを奮い立たせ、文字通り復元させてくれるのか?と言えば、無形資産です。
これさえあれば、全てを失ったとしても、今朝見たクローバーのように、毎日踏み固められて、とても花を咲かせるのが難しい土地だったとしても、
最初の一歩を踏み出し、やがて花を咲かせることが出来るのです。有形資産を復元することが出来るのです。
クローバーはたったの一か月で復元していましたからね!
確かに、有形資産は目に見える分だけ分かりやすい。手触り感がありますから、手に入れれば入れただけの実感があります。
でも、分かりやすい分、吹っ飛びやすい部分がないこともありません。
このコロナ禍の経済の停滞に伴い、ビジネスが大きく凹んでしまっている人も沢山いると思います。
一方で、特に影響を受けることもなく普通にビジネスを展開している人もいます。
私の身の回りで後者の方々はどなたも、潤沢な無形資産を有しているんですよね。もちろん、合わせるように有形資産も潤沢な方も多いですが笑
無形資産は、一朝一夕で積み上げることが出来るものではないのですから、結局、そういった方々は、常日頃からやるべきことを淡々粛々とやってきていらっしゃったというだけなんですよね。
なんだか、見れば見るほど、聞けば聞くほどそう思うのです。
だから、やっぱり、普段からコツコツやっていくしかないのです。
結果的にそれが復元力に繋がり、個の力になるのです。
田中角栄が、「選挙に僥倖はない」って言っていたのと同じです。
「お前、何言ってんだ!こんな有事にそんなこと言ってんじゃねー」なんて言われてしまうかもしれないんですけど、でも、事実はそうなのです。
一年に一回、満開の美しい花を咲かせる桜も良いですが、個としては、どんな時でもどんなところでも復元できる、クローバーのような美しさを求めても良いと思うのです。
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【今日のうねり】
個の力とは、復元力だ。
復元力とは、無形資産のことである。
無形資産は、一朝一夕に積み上がるものではないのだから、常日頃からやるべきことを淡々粛々とやるしかないのだ。結局。
それさえあれば、何が起こったとしても、復元することが出来る。どんな時でも生き延びることが出来る。
それはクローバーのような美しさともいえるのだ。