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令和2年皐月11日 今日もクルクル通信622号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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大学2年生の時にコンビニでこんな発言をしていた私ですが、食生活を見直すようになった高校三年生の時で、なにも一気に変化したわけではありません。
当然、時間がかかりました。そんな簡単に習慣って書き換わらないですからね。
おそらく3年ぐらいの月日を経て、この発言の状態に移行したんだと思います。
最初は、ホントに大変でしたよ。
「食生活、全取り替えですか?」って感じでしたからね。
もし、いきなりマイナス80点だったものをプラス80点に持っていこう
なんて無茶なことをしていたら、途中で挫折していたと思います。
まぁ、私の場合は「サッカーの試合に出たい」という強烈な目標があったので、やらざるを得ないというか、やって試合に出られるのであれば、「安い」ぐらいに思っていたので、けっこう頑張りましたが。
徐々に変化を加えて、体を慣らしていきながら、最終的にその状態まで持っていった
グラデーションをかけて変えていったことが良かったんですよね
具体的に言えば、例えば毎日必ずチョコレート一箱を食べているとしたら、2日に1回にしてみる。
とか、
毎日三食、白米をを食べていたとしたら、朝晩だけ抜くようにしてみる。
とか、
いきなり、チョコもゼロ。白米もゼロ。オセロをひっくり返すようなことをやってしまうと、心が折れてしまって続かないんですよね。
「1ヶ月で5キロダイエット!」的な宣言をして、超ストイックに、今まで真逆の生活を導入して、なんとか目標は達成したけど、リバウンド。3ヶ月後には元の木阿弥に。
なんて話を聞きますが、それと同じですね。
急激な刺激は心身に強烈なストレスを与えてしまいますからね。
新しい習慣の導入には、行動設計が重要なんですよね。きつすぎたら続かないのです。
イメージとしては、まずは、新しいことを全体の10%位だけでも導入していく。それくらいで始めるのが良いんだと思います。
10回実施するチャンスがあるとしたら、新しいことはまずは1回だけから始めてみる。
それでその変化を確認してみる。
そんなにすぐに変化を実感できないかもしれませんが、新しいことをやれば必ず変化があるはずです。
で、正しいことやっていれば、正しい結果が得られますので、
「あれ、ちょっと良くなったかも?」という何かしら変化があるはずです。
それを感じることが出来れば、
「もうちょっとやってみよう」って思うようになります。
さらに良くなるために、10%だったものを15,20%と増やしてみる。
そうすると、更に良くなるという実感が得られるようになるんですよね。
こうやって、最初は異物でしかなかった、新しい行為を「正しいこと」だと認識できるようになります。
認識が変わってくるのです。それが出来たら、新しいことを増量できる。30,40%って増やせば増やすほど、成果を感じられるようになる。
大体この辺りになってくると、「もう大丈夫じゃね?」みたいな「甘え」が出てきますが、ここを耐える。
ここで甘えると一気に元に戻ってしまうってリスクが十分にありますからね。
大気圏を突破するまでは手を緩めないことが大切です。
さらに、増やして成果をもっと得ることで一気に、それが基本形くらいまで持っていければしめたものです。
例えば、チョコレートが週に2回。白米が2日に1回、3日に1回が常態なんてなってくると、もう別人。ニュースタンダードな食生活に生きている人になっています。
で、こういった状態になったときに食べる白米がうまいんですよね。
チョコレートもせっかく食べるなら、「ガルボではなくて、ヴィタメールにしよう」
みたいな意識に変わってくる。
もともとは、当たり前だったことが、特別なことに変わる。
当時の日常が、ご褒美に変わるんですよね。
そうすると、これが楽しみで仕方なくなるんですよね。私はこれを、
解放日
と呼ぶようになりました。解放日が楽しみな日になりました。
このように、最初は「修行」だった正しい行動がいつしか時間をかけて、「日常」に変化する。
そして、今までの日常が、非日常になる。解放日に変わっていく。
こんな感じで変化し、冒頭のコンビニ発言になっていったんです。
そりゃ、せっかく自分に許しを与えるなら、コンビニでは消費できないですからね。
この解放日という概念は今でも私は取り入れています。
例えば、今日は
とか、
「ピザにワインだ」
とか、
「アイスクリームを食べるぞ」みたいな感じです。
正しい「常態」さえ維持できていれば、たまに解放日があったって、ノープロブレム。許容できるように成長していますからね。
まあ、この解放日制度の結果、お酒はほぼ飲めなくなりました。昔は、飲むことが常態だったのに…笑
何か新しい事をチャレンジする時は、いきなり全部を取り替えようとするのは禁物です。
むしろ今までのやってきたことをベースとしながらも、まずは5%でも、10%でも良いから新しいことを取り入れるように頑張る。
もちろん最初は違和感だらけかもしれない。すぐに成果も得られないかもしれないですけれども、やれば確実に変わってきますから、
徐々に新しいことをちょっとずつ増やしていく(10%,20%にしていく)
そうやって少しずつマイナスだったもの。ゼロにする。やがてプラスに転換させていくことが出来るのです。
新しい活動はグラデーションのごとく、ちょとずつ日常に侵食させていくのが理想的
です。
黒にちょっとづつ白を加えてって濃い灰色になり、薄い灰色になって、白になる
みたいな。
でも、意識だけは最初に真っ白にする必要があります。オセロを一気にひっくり返さければなりません。
やろうかな?やめようかな?
って逡巡しているようだと、行動し続けられませんからね。
もちろん人間ですから、やろうと思ったことが必ずしもいつもできるとは限りません。
手を抜いてしまったり、休んでしまう日があってもいいんです。
「だって、にんげんだもの」ですから。
でも、大切なことはやめないこと
大学受験の恩師加藤先生がオリジナルテキストの一ページ目に、
遅刻してもいいから休むな
休んでもいいからやめるな
って書いていたことを思い出します。
意識さえひっくり返しておけば、変わることが出来るのです。
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【今日のうねり】
新しいことの導入はグラデーションで。いきなりひっくり返すのは禁物だ。続かなくなるから。
でも、意識だけはオセロをひっくり返すように一気に変えないとダメなのだ。
やると決めないと行動は出来ないのだから。
「だってにんげんだもの」だから、時に手を抜くことも休むこともあるかもしれないけど、それは構わない。
大切なことはやると決めること、そして続けることなのだ。