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令和2年皐月13日 今日もクルクル通信624号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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一流のものに触れ続けたい。そして、自分自身も一流たりたい
という、人生の大きな一つの目標があります。
「いきなりなんだよ」って話ですよね笑
後者はまさに発展途上だとしても、前者に対しては、結構叶っていると思っています。
大学で所属した、慶應ラクロス部は名実ともに日本一のチームでしたし、
新卒で入社した、株式会社電通は、広告業界1位の会社でした。
「業界1位の会社ならば、一流である」という命題は必ずしも真ではないかもしれませんが、少なくとも私が、出会い感銘を受けた方々には、中には「一流」そのものという方がたくさんいらっしゃいました。
人だけではなく、一流の世界にも触れさせて頂きました。例えば、
世界最古のゴルフトーナメント、全英オープンゴルフをどっぷり4回も担当させて頂き、スポーツの最高峰に触れることができました。
ヴァチカン図書館とも仕事をさせて頂き、知の最高峰も覗かせて頂きました。
ルツェルンフェスティバルという世界最高峰のオーケストラとの仕事を企画したこともありました。実際に世に出ることはなかったですが、クラシック音楽の最高峰も垣間見させて頂きました。
日本を代表する歌姫misiaともお仕事をさせてもらったこともあります。(これは業務ではなく、単なる趣味でしたが笑)
電通を卒業してからも数多くの一流としか思えない方々とご縁を頂戴してきました。
多くの運に恵まれましたが、「一流に触れる」という目標を立てていたことも実現した大きな理由でもあるはずです。
では、なぜ自分がそんな目標を立てるようになったのか?
きっかけはこれまた、高校3年生の時に腰を痛めたことでした。連日ですみません笑
その時に出会ったにカイロプラクターに初めて診察してもらったときに言われた一言でした。
「あなたの痛みの原因はもう分かりました。背骨から骨盤にかけてすごい歪みが出ているんですが、なんかやっていましたか?」
「いやー、ないですよ。あるとしたら…週に3回くらい近くの接骨院に通っていました、そこで毎回、矯正してもらっていました…」
「いつから?小6?ああ、それですね。それ。
成長期の身体に、大人の全体重で瞬間的バンバン圧をかけてたら、それは体は歪んでいきますよ。
むしろ、毎回同じ治療っておかしいと思わなかったんですか?」
凍り付きましたよ。ぶっちゃけ。
ディオ(ジョジョ)の「ザ・ワールド」そのものでした笑
私が正しいと信じて真面目に、ひたすら受け続けてきた施術そのものが元凶だったとは…
天変地異・驚天動地とはまさにこのことでした。
怒りを通り越して悲しい気持ちになりました。
ほんと、足しげく通っていましたからね。接骨院って「現代の井戸端」みたいなところですが、そこにいるおばちゃんおじさんに顔を覚えられていましたから。
「お前さん、若いのによく来てるね」って。
でも、その真面目さがすべて裏目に出た。真面目に通ったのに、真逆の結果が出てしまった。
この時のやるせなさといったら言葉にならなかったです。
でも、その整骨院の先生は悪気はなかったんですよね。
自分が知り得る知識の中で、ベストなサービスを提供してくれていたんだと思います。
だって、良い人でしたから。
でも、彼が学んできた知識が一流でなかった。ただだそれだけなんだと思うのです。
この経験を通して、自分が仕事をする立場になったときには決してこんなことをしたくはない。自分の専門領域においては一流のサービスを提供できるようになる。
振り返ってみれば、あの時、そんなことを心に決めたんだと思います。あんな虚しさを人には経験してほしくないですからね。
当時、大学受験の恩師加藤先生が常々仰っていた、
「無知は罪」
「優しさとは、力の中に存する。力なき優しさはただの同情にすぎない」
という言葉が私の背骨に刻まれることになったのも無理もありません。
常に「もっと良いものはないか?」を探し求めています。
「一流かどうか?」というものさしは自分の中にあるものですから、常に更新をかけ続けなければならないんですから。
本当に終わりのない旅ですが、やり続けるしかないのです。そうしなければ、あの時の接骨院になってしまう可能性がありますから。
だから、少なくとも自分の専門分野において、貪欲に学び行動し続けるしかないのです。
それが一流のサービスを提供するための必要最低限の条件だと思います。
そんなことを考え続けるきっかけをくれた、あの接骨院の先生は、かけがえのない人生の反面教師なのです。
これも解釈力ですね。
確かに、まだ「一流」には程遠いかもしれませんが、
自分の専門じゃないことは決して手を出さない。
出来ることは「出来る」と言い。出来ないことは「出来ない」と言う。
お話を聞いて、自分よりも適任者がいれば、紹介する。
頂戴したお仕事は全力を尽くす。
など、そんな真摯な姿勢で日々全力で生きていくのです。
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【今日のうねり】
サービスを提供するときは「一流」を提供する。そのためには、常に一流に触れ、追い求めなければならない。
その基準が自分のサービスが一流かどうか?を決めるのだから。
まずは、真摯な姿勢で業務に取り組む。これは今からでもできるから。
力があって、初めて優しくなれるし、
無知であることはサービス提供者として罪ですらあるのだ。
一流を目指して、日々全力で学び続けるのだ。