スタバ営業再開。張り紙でファンになってしまった私の話

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令和2年皐月19日  今日もクルクル通信630号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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スターバックスコーヒー

コーヒーチェーンのシェア世界一のお店ですが、私はあまり積極的に利用はしていません。

どうも、あの酸味が強めのコーヒーの味があんまり得意ではないんですよね。ラテを飲む人には良いんだと思いますが。

でも、あの空間は好きですし、「サードプレイス」を標榜する会社そのものは好きです。

スターバックスの実質的な創業者のハワード・シュルツが書いた、<スターバックス成功物語>も読み、コンセプトだけでなく、全店直営店という経営方針にも魅かれました。

そもそも、ここまでの劇的な成功の始まりは、シュルツさんがイタリアに行った時に、そのカフェ文化に心動かされ、

「これをアメリカに作りたい!」という熱い思いなんですよね。

同じくドトールコーヒーの創業者の鳥羽さんも、パリのカフェに初めて行ったときに、「こんな店を東京にも作りたい!」って心を動かされて、創業し今に至るようです。

どうやら、一人の熱い思いからすべては始まるようです。

 

さて、そのスターバックスコーヒーですが、緊急事態宣言が発令された直後から全店で休業していました。

私は、その事実を身近にある店舗に貼られていた張り紙で知りました。

確か告知文はこんな感じだったと思います。

「サードプレイスという、皆様にとって、安全で居心地の良い空間を提供することを目指す私たちは、今回の新型コロナウイルスでそれができない可能性があると考え、休業することにしました」

「サードプレイス」というコンセプト原理主義。その徹底ぶりにさらに好きになりました。

他のコーヒーチェーンでは時間短縮はあっても、全店休業ってのはないと思います。フランチャイズではそういった徹底も難しいかもしれませんね。

これが出来るのも、全店直営店ゆえなのでしょう。

 

先週、スターバックスのさらに好きになる出来事がありました。

そのきっかけも、

やっぱり店舗の張り紙でした笑

神田淡路町の靖国通り沿いの交差点のスターバックス。大通り側の入り口にそれは貼ってありました。

「いよいよ営業再開します」

的な張り紙かなーと思って中身を見てみると、一行目が、お客様各位ではなく、

配送業者様

でした。手書きで書かれたその文面は、

「いつもありがとうございます。お荷物をお持ちくださった際には裏手に回っていただき、こちらにお電話ください。

03-××××-〇〇〇」

でした。

これ、良いですよね?

私は、心動かされ、さらに好きになってしまいましたよ。

なかなかないですよね?「配送業者様宛」にこんな貼り紙をしている、お店って。ましてやチェーンストアで。

これを見た配送業者の人は、間違いなく気分が良くなったと思います。嬉しいに決まっていますよね。

お客様だけではなく、関係するすべての方にとって、「サードプレイスでありたい」そんな企業姿勢がこの張り紙一つで感じました。

あの手書きの張り紙が経営者の指示であったようにはとても思えなくて、企業理念が社員にしっかり浸透しているんだなとも思いました。

仮に、わざわざ「こんな張り紙しとけ」って指示を出しているとしたら、それはそれで経営陣はただものじゃないですよね。

どちらにしても、素晴らしい会社です。

もし、これで配送業者さんがお店に実際お届けに上がって、「せっかくなんでコーヒーでもどうぞ」なんてことまでしていたとしたら、配送業者の方も100%ファンになっちゃいますね。

もちろん、あの張り紙だけでファンになっているとは思いますが。

 

「配送業者さんにコーヒーでをプレゼントしている」という話で言えば、実際そういうコーヒーチェーンもあるんですよね。

カフェパスプッチです。

これまた張り紙で、知りました。

張り紙、おそるべし。侮れません。

このお店は去年、日本にオープンしたばかりで、現在は、この麹町と外苑前の2店舗のようです。

張り紙に書かれていたメッセージは、

「当店では、医療従事者ならびに配達業者の方々に無料でコーヒーを配布しております。ぜひお気軽にお立ち寄りください」

でした。

それまでこのお店には入ったことなかったんですけど、これを読んで、ファンになってしまい、それ以来近くを通るたびに入るようになりました。

スターバックスよりもこちらの方が味は好みです、超余談ですが笑

なお、スターバックスは、今日から営業再開のようです。先週はその荷物の搬送だったのかもしれません。

 

人の心を動かす。琴線に触れる。

これこそ、コミュニケーションの基本にして最も難しいこと。

その実現は、超アナログなことによることが多いのではないでしょうか。

だって、張り紙ですからね。どちらも。

でも、しっかり心に届いている。現に、私は行動してしまっていました。

人に話をし、ブログにも書いてしまいました。

人は心が動かされると、ファンになり、人に言ってしまうものなんですよね。

 

デジタル全盛の時代だからこそ、実はアナログで差がつく。

アナログには人の心を動かす力が隠れている。しかも、それは本当に些細なひと手間だったりするのです。

人の心が動かすことが出来れば、ファンが生まれ、自ずから商売が繁盛していく。

こんな時代からこそ、あえて、アナログを大切にしていく。

あっ、もちろん、デジタルもガンガン使っていきますよ。使い分けってことですね。デジタルが増えるからこそ、

ワンポイントで投入していく、アナログがきらりと光るのです。それが差を生むのです。
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【今日のうねり】
人の心を動かす。コミュニケーションの原理原則は、実はアナログな部分に含まれていることが多い。
それはしかも、本当に些細なひと手間だったりするのだ。
こんなデジタル全盛の時代だからこそ、敢えてアナログを大切にする。
ポイントポイントでしっかり入れていくことで、顧客のハートをつかむ。
ハートさえつかむことが出来れば、商売は繁盛するのだ。掴まれ、心動かされた人は、ファンになり、それを人に伝えてくれるのだから。
そのひと手間を惜しまないのです。