こんなものも「無料」で手に入ってしまう時代と向き合う

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令和2年皐月20日  今日もクルクル通信631号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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BBC Learning English 

というサービスをご存知でしょうか?

その名の通り、イギリスのBBCが提供する英語学習サイトです。

めちゃくちゃクオリティーが高いのですが、

無料です。

英語の学習で私が、社会人になって、研修以外に使った教材はこれだけでした。

実際、全英オープンの仕事をするようになってからもこの教材を使って勉強をし続けました。

「勉強をし続けた」と言っても、基本は「ながら学習」のみでした。

移動時間や隙間時間にイヤホンを耳に突っ込んで、ここのコンテンツをシャドーイング、関連する熟語を覚える。

それしかやっていませんでしたが、英語力はかなり伸びました。

TOEICのスコアも、直前に対策本をやる以外は何もせずとも925点を取れたので、かなり成果があったと言えます。

数年前にこのサービスがFacebookアカウントを作りました。これまでは、たまにウォールに流れてくるクイズを見る程度だったんですが、

昨夜、ちょうど打ち合わせの合間時間に、ライブ配信が始まったので見たんです。

先生が発音問題を提供し、クイズに応えたり、一緒に発音の練習をするコンテンツでしたが、

「いやー、これが無料で勉強できるんですから、凄い時代だな」

と思いました。

同時接続は、1500でしたが、チャットを見る限り、アジア圏中心な印象でした。

台湾、マレーシア、シンガポール、タイ、カンボジア、ベトナム。あるいは、ブラジルなど南米圏。

(私が見た限り、チャットに書き込んでいる日本人は、1人もいませんでした)

先生がそのコメントを見て、返事をするなど、そこに双方向のコミュニケーションが生まれている。

これは凄い時代ですよ。

学ぶ意志さえあれば、誰でもどこにいても、このクオリティで学べるんですから。

ついつい昔を思い出して先生に合わせてシャドーイングをしてしまいました笑

また落ち着いたら英語の学習に精を出したいと思います。

 

2006年に、梅田望夫さんが<ウェブ進化論>の中で、

「学習の高速道路」がインターネットの普及によってできた。これによって万人が、一定程度の知識に容易に手に入れることが出来るようになった。

と書いていました。

具体例として、将棋士の羽生さんとの会話も交えながら、将棋はインターネットで劇的に進化したを取り上げていました。

今ではさらに、その進化はとどまることなく加速していく一方です。

将棋の電脳戦もPCがプロにかなり勝つようになっているので、情報量はさらに膨大になっていると思いますし、

このBBCのサイトもそうです。数年前よりさらにリッチになっています。他にも良質な学びコンテンツがインターネット上には無数にあります。

最近だと、オリラジ中田さんの<youtube大学>が話題ですし、ここでも一般教養系がかなり学べてしまいますよね。

内容によっては400万PVを超えていますからね…とんでもないですよね。

この中田さんと私は同い年で、しかも共通の知人がめちゃ多いんですよね。なので、「いつかお会いすることになるだろう」と一方的に思っています、超余談ですが笑

私が大学時代にやっていたラクロスの情報もそうです。

今ではyoutubeでいつでも好きなだけ見ることが出来ますが、

当時は、部で共有されているVHSを見るくらいしか学ぶ方法はありませんでした。それ以外に情報にアクセスする方法がほぼなかったですから。

恐らく私が大学4年生になったくらいからではないでしょうか。YouTubeでちょいちょいラクロスの映像が見れるようになったのは。

ほんとにうらやましい限りです。

良質な学びコンテンツが増えれば増えるほど、学びの質も量も増えるわけですから、ユーザーのスキルも上がる。それによって、その業界自体も大きく発展していくことになると思います。

ユーザー目線で見れば、このインターネットの進化は、良いことしかないのです。

どんなことでも中級あるいは上級の手前くらいまでの情報は簡単にゲットすることが出来る

のですから。本当に良い時代になりました。

ただ一方で、ウェブ進化論にもあるように、

「高速道路」を出たところが大渋滞になっているというのも事実

だとは思います。

誰でも手に入れられる情報のその先にどうやって行くのか?どうやって身に着けるのか?

先に行けない人で大渋滞が起こっているのですから、逆に言えば、その先に行かないとあんまり意味がない。

ぶち抜くことが出来ないということです。

その観点で言えば、「厳しい時代」になったのかもしれません。

 

もっとも、「厳しい時代」になっているのは、ユーザ―ではなく、サービス提供者の方でしょう。

繰り返しになりますが、英語学習において、あんなに優れた英語の学習コンテンツが無料で配信されているんですよ。

それがある上で、どうやってお客様に代価を支払っても良いと思って頂くのか?

数年前比べ物にならないほど、課金のボーダーラインが上がっているのではないか。

そんなことを改めて思ってしまったのです。

大抵のものは簡単に手に入ってしまう。

大抵のものは、誰かが売ってしまっている。

インターネットによって、時空も関係なくなってしまったのですから、世界中がライバルになってしまった。

まさに大渋滞が起こっているのです。

その中で、ぶち抜いていくためには、今までとは比べ物にならないほど、

どこで戦うのか?

を考えなければならないでしょうし、

どうやって差別化をするのか?

もっと言うと、

あなたでなければならないのはなぜか?

そういったことを自らに問い続け、答えて続けていかなければならないのだと思います。

言い換えると、

プロフェッショナルにならないと生き残れない

ということです。

ただ、プロフェッショナルになることが出来たのならば、今まで以上に、輝くチャンスが溢れているのです。

大渋滞のその先へ。そこには速度制限のない道が広がっている。

プロフェッショナルを目指して、自らに問い、日々積み上げていくのです。
【今日のうねり】
インターネット全盛の今は、学ぶ上では良い時代になったと言える。
大抵のことは誰もが簡単に、多くの場合無料で手に入れることが出来るようになった。
でも、その先に行こうと思ったら、今まで以上に高い学びを要求されるようにもなっている。
それを目指す人にとっては厳しい時代になったともいえよう。
一方で、サービス提供者にとっては、超厳しい時代になった。
優良な無料サービスも山ほどあるし、大抵のものを、誰かが売ってしまっているのだから。
今まで以上に、どこで何を提供するのか?なぜ、あなたなのか?に答え続けないと勝ち残れないのだ。
言い換えると、それはプロフェッショナルでないと生き残れないということだ。
でも、プロフェッショナルになることが出来さえすれば、今まで以上に光り輝くチャンスが溢れているのだ。