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令和2年水無月3日 今日もクルクル通信645号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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仕事をする上で何が一番大事か?
と問われることがあったとしたら、
自分がワクワク、ドキドキしているか?どうか?
だと答えます。
ビジネスマンとしての入り口が、広告という「楽しい!新しい!嬉しい!」を世の中に出す仕事をだったから
そんなことを思うようになったのかもしれません。
だって、自分がときめいていなかったら、世の中の人がときめくわけないですからね。
だから、いつも新しいプロジェクトにチャレンジする時は、
自分がワクワクしているかどうか?
自分が一番楽しんでいるかどうか?
そんなことを自らに問いていたように思います。
でも、よくよく考えてみたら、広告だろうが、車づくりだろうが、飲料づくりだろうがどんな商売においても同じですよね?
担当をしている人間自身が、
これは絶対いいよね!
これは欲しい!買いたい!
心の底からそう思えないものだったとしたら、誰にも響かないですよねって話ですよね。
「人は「知動」「理動」では動かない 。 人は「感動」で動くもの」
これは大師匠の弁護士・高井伸夫先生の言葉だそうです。(師匠の鮒谷さんからお聞きしました)
確かに、心が動く。魂が揺すぶられる、という意味の「感動」という言葉はあっても、知識や理論で魂が揺すぶられる、「知動」「理動」って言葉はないですもんね。
つまり、それらでは人が動くってことはないってことです。
だから、何よりもまず自分の感情が揺れ動くかどうか?
を大切にして仕事をして良いのだと思うのです。
仕事柄、数多くのお客様のマーケティング施策や新規事業といったいわゆる「企画」の話をに数多く見聞きします。
初めて聞いたときに、「これはあるかも?」って思う企画は、
全て、担当者自身が楽しそうに話している。
「これ、超楽しくないですか?出来たらよいですよね!?」
っていう「圧」が半端ないように思います。仮に論理の詰めが甘かったとしても笑
その気持ちや勢いがあるかどうか?で、その企画の成否が決定づけられるとすら思うのです。
もちろん、気持ちだけではだめですので、その企画が、例えば
その企画の強みが何で、チャンスはどこにあると考えているのか?
ターゲットの「リアル」や「不」を捉えているのか?
なぜ、我々が取り組むのか?
などなどが整理されているかどうか?も重要です。
お仕事なのですから、これらがなかったら、「企画」ではなく個人の単なる思い込み。趣味にしかなりませんから。
ビジネスとしてやる意味はないのです。
でも、仮にそれらが漏れていたとしても、本当に「これをやってやる!」という熱い気持ちがあるとしたら、
どうやったらその企画を世に出すことができるのか?
ありとあらゆる可能性を模索し、徹底的に行動し続けるはずなのです。
だから結果として、世に出すチャンスに巡り合えるのです。
それが大事にもかかわらず、
ちょっと、賢そうなことを賢そうに言う人もいますよね。
聞いた瞬間に、
「それ、どこかの本に書いてあったんじゃないの?借りパクしたんじゃない?ほんとに自分で楽しいと思っている?」
なんて思わずにはおれない、企画ってのもけっこうあるんですよね。
そういった話には、「あなたじゃなきゃいけない理由が一つもないから」
「感動」がないのです。
だから、結果として、世に出ないのです。仮に出ることがあったとしても、響かないのです。
聞きたいのは、あなたの心の叫びなんですよね。
かっこつけたって面白くないじゃないですか?
「自分自身がワクワク・ドキドキしてしかたない!」
「誰よりも自分が一番楽しんでやる」
そんな気持ちを前面に出して取り組んでいる人があまりにも少ないのではないか?
そんなことにちょいちょい直面することがあるんですよね。
もっと、邪な気持ち持てばいいじゃん!って思うのです。
その昔、親と子くらい年齢差のある電通の大先輩から、
「いいか、中田。他人の財布で自己実現だぞ」
って言われたことがあります。
一生忘れることはない、超名言です笑
少なくとも会社員であれば、絶対にそうですよ。それが組織に所属する最大の旨味の一つなのですから。ガンガン攻めていった方が良いのです。
もっと、欲を出して、自分のやりたいことをベースに考えてみる。
そして、それをどうやったら、会社に論理に乗せることが出来るのか?
ビジネスに結びつけることが出来るのか?
それを考える。
そのやりたいことが本当にやりたいのであれば、そればかりを考え続ける。
仮に、目の前の企画でそれを叶えることが出来なくても、狙い続ければ必ずチャンスが来る。
成功とは成功するまでやり続けること
なんて言葉がありますが、
自分のワクワク・ドキドキを大切に、形になるまでやり続けるのです。
会社員の方は、
「人の財布で自己実現」
だし、
経営者の方は、
「自分の財布で自己実現」なのです。
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【今日のうねり】
企画が実現するかどうか?は自分がワクワクドキドキしているかどうか?自分自身が誰よりもそれを「楽しい」とおもっているかどうか?でまずは決まるのだ。
自分がそう思っていないもので人を動かすことなんてできるわけがないのだから。
感動が大切なのだ。知動、理動なんて言葉がないように、論理では心は動かないのだ。
結果的に、そういったことをし続けていれば、自ずから自己実現も出来ていくのだ。
他人の財布で自己実現だし、経営者は「自分の財布で自己実現」なのだ。