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令和2年水無月6日 今日もクルクル通信647号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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今日は朝9時から、セミナーでした。来週は朝8時からの予定です。
なぜ、こんなにスタート時間が早いのか?
それは…
今日のセミナーの講師が、カルフォルニア在住だからです!
その講師は、Jean Lipman-Blumen博士。ドラッカースクールので35年にわたり教鞭をとってきた名誉教授です。
プロフィールはこんな感じです。
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Jean Lipman-Blumen(ジーン・リップマンブルーメン)博士
Claremont Graduate University・ドラッカースクール 名誉教授
Connective Leadership Institute代表
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こんな凄い方の講義を自宅に居ながらにして受講できるなんて、「コロナによって世界は変化している」と感じざるを得ません。
テクノロジーの進化とともに、世界のつながり方も確実に変わっているのです。
このセミナーで、数年ぶりに英語をぶっ続けで聞くことになったんですが、
ネイティブの英語を聞けば、無意識にシャドーイングをしてしまう自分に、びっくりしました笑
盛れば90%。盛らなくても70%くらいは何もフォローもなく、彼女の講義を理解できました。
どうやら、
人間、まとまった期間に集中して学んだことは簡単には忘れないようです。
急がば回れなのです。
学びはその方法と集中が重要なのです。
この講義は全4回で、今朝がその一発目だったんですけれども
リーダーシップの専門家である、この先生は、冒頭から
今、私たちは歴史的な変化の時期に直面している。
しかし、これは、大きなチャンスでもある。決して逸してはならない。
これを繰り返し強調されていました。
全世界を巻き込んでいる今回のコロナの影響は、一部の地域にしか及ばなかった、第2次世界大戦よりも大きいとも仰っていました。
なぜ、チャンスなのか?
「それは、こんなクライシスでもない限り人間は変化出来ないから。
何事もない平時であれば、inside boxの中だけで完結できちゃう。でも、今回のような大きな事件は、それでは対処できない。
outside boxで発想しないと乗り越えていくことはできない」
と、「頭」と「頭の外」を指さしながらその理由を説明されていました。
この変化によって、2世紀に渡って続いてきた、dictator型のリーダーシップは終わる。リーダーシップの形も変化する。
とも仰っていました。
その新しいリーダーシップの形は来週以降も講義で続いていきますので、もしかしたら、それについて書くかもしれません。
お話を聞いて、
やはりこの変化はチャンスと捉えるべき。自らも変化の最前線に立く
という決意を新たにしました。
個の講義で、先生は、何度も何度も
「これはチャンスだ。良い機会なんだ
このチャンスを絶対に失うな」
と仰っていました。
たぶん、今日一番多く言及したことだと思います。
そして、その表現は複数パターンありました。例えば、
don’t waste this opportunity
don’t lose this opportunity
don’t miss this opportunity
use this opportunity
などなど。
で、この時思い出したんですよね。
英英辞典を使え。
「言い換え」をすることが語彙力を伸ばすベストな方法だ
って、英語の研修で言われていたことを。
確かに、英語だけでなく、日本語でも。恐らくどんな言語でも、同じメッセージを伝えるにしても、複数の表現がありますよね。
例えば、かっこいい人を見た時に、
いけてるよね
かっこいいよね
セクシーだよね
ハンサムだよね
チャーミングだよね。
とか。微妙にニュアンスが違うんですが、全て「かっこいい」ということを表現しています。
こうやって、同じことを表現するにも、複数の語彙を身に着けるからこそ、表現の幅が広がる。その結果、言語の理解と世界が広がっていくんですよね。
でも、この類似語探し的な発想が有用なのは、何も語学だけでもないんですよね。
連日書いてきた、「企画」を考えるにも、ビジネスを考えるにも、有用ですよね。
類似事例を探すのは、連想ゲーム的な要素もあり、思考の幅が広がっていきますから。
「異業種からの学び」も「アナロジー思考」もこれの一種だと思います。
私の考える力の師匠である、「考えるエンジン」の高松さんが、先週YouTubeチャンネルを開設されました!
これ、超絶面白い&学びがあるので、是非登録&見て下さい。
そこで、高松さんは、
「言語化力」は磨くことが出来る
という話をされています。
詳しくは、動画を見て頂ければと思いますが、上記の「かっこいい」のように、
一つの事象を表現する複数の語彙が選択肢にあった上で、どの語彙を使うのか?
そこを考えること。
それを漠然とやり過ごしてしまうのではなく、考える。選ぶ。
それを繰り返していくことで「言語化力」は磨くことが出来る。
というものです。
確かにそうですよね。
言われてみたら、場面、場面において、適切な言葉をどのように選ぶのか?でその人の言語化力ってわかるような気がしますよね。
ただ、「言われてみたらそうだよね」が出来る人って、「言語化力」があるんだとも思います。
簡単ではないですもん。その気づきを与えるって。
今回の、ジーン先生が、何度も何度も言及された、「このチャンスを逸するな」というメッセージも、
どの文脈でどうやってその言葉を選んだのか?それを理解できるほど英語力はもちあわせていませんでしたが、
きっとそこにも、思考と選択があったのだと思います。
「言語化力」の前に、まずは「語彙力」を。
変化の最前線に立ち続けるには、学び続けるしかないのです。
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【今日のうねり】
このコロナは世界的にも歴史的に、非常に大きな変化の時だ。
ここをどのように生かすのか?そこでこれからの未来が変わるのだ。その最前線を歩むべく、自らが変わり続けるのだ。そのためには、学び続けるしかない。
「言語化力」も学び、身に着けることが出来る。
それは、語彙力とどの語彙を使うのか?という思考を繰り返すことだ。
語彙を増やし、世界を拡げ、言語化力も伸ばしていくのだ。