「商売」の前に、まず「生きざま」を明確にせよ

【ブラックスワン】上巻読了。下巻に突入しています。
これまた、とんでもない名著で、「出会っといて良かった」と心の底から思っております。

さて、以前も登場した美容師の佐々木さんと話していた時のことです。
僕に「チリ毛も立派な個性」と教えてくれた恩人です。

「佐々木さん、カリスマ美容師っていくらぐらいなんですか?」
「まず、指名料を5000円。カットが1万円ちょっとぐらいじゃないかなぁ」
「まじっすか、そんな高いんすか。指名ってキャバクラみたいなシステムすね」
実は、この佐々木さん、独立する前はその「カリスマ美容師」の類の人だったらしいです。ヘアメイクのコンテストなどでも優勝されるような。
私は出会った時にはもう今のお店でしたし、そんな姿も知らないんですけども。。
で、佐々木さんは西麻布に自分のお店を25年以上構えていらっしゃいますが、当時から、価格は男性カットであれば5500円で据え置きとのことです。

「でも、佐々木さんも、やろうと思えばそういう商売できたんですよね?」
「んまあ、そうだけど、俺はやりたくないんだよね、そういうの。
独立するときに考えていたことは、当時からお世話になっていたお客さんはもちろん、仲良くしていた俳優/タレントの卵、あるいは料理人の見習いとかなどなど、みんなが来れるお店にしたかったんだよね。
だから、鼻からそんな高額な料金設定をするつもりはなかった。1万を超える金額にするってことは、お客さんを選ぶってことだよね。お金にゆとりのある人しか集まらなくなってしまう。そういう人しかお店に来ないとやっててつまんなくなると思っていたんだよね。自分は色々な人種の人と触れ合いたいし、そういう人の仕事がしたいと思っていたから。
高額の単価にするんだったら、その半額でもいいからお客さんに毎月来て欲しい。
お客さんがいつも綺麗な髪型を維持してくれることが嬉しいんだよね。
そういうお客さんが多いと、それが勝手に宣伝にもなって紹介にもなっていく。
逆にさ、中田君、おかしいじゃん。美容室で4ヶ月先にまで予約が取れないとかって。そんなんだったら、俺やりたくないし、そんな意識のお客さんは俺のお客さんではないんだよね。」
「同時に、そういう商売をするって決めるってことは、「こういう生活ができればいいっていう生き方」みたいなのを先にある程度決めちゃったっんだよね。別に俺はそれで幸せなわけよ。めちゃくちゃ稼ぎたいってわけじゃない。」
で、この佐々木さん、家にもお邪魔したことがありますが、めっちゃオシャレです。
釣りはプロ級。一緒に釣りにも連れていってもらって、釣った魚をその場で捌いて食べる楽しみも教えてもらいました。馴染みの自分のお店に送って、それを大将に料理をしてもらう。それにも呼んでもらったこともあります。もちろん家族にも送って、自分で料理を振る舞っている。
そんな人生を送っている人です。
大学生以来、その「生きざま」に大変影響を受けています。
ふと、こんな髪を切ってる時にこの話をされましたが、大きな学びで一杯です。
それは、商売の前に「生きざまを決めろ」ってことです。
言い方を変えれば、
「「自分はこういう人生を送りたい」っていう明確な目標を定めなさい」
ってことかなと。
それが定まれば、だいたい自分の稼ぎたい額も決まってくると同時に、自分のやりたい商売の形も決まってくる。
上記の通り、「最初に自分のお客さん」を決めたとも仰っていました。
実際、佐々木さんは、開業時に掲げた目標を完璧に実現されていて、全くブレがありません。
いつも、お会いしても人生を楽しそうです。
どうやら、
生き様を定めると、自ずと商売が定まって、ブレない一貫性のある人生が送れる
ようですね。
会話内容を書き連ねてまいりましたが、
ドラッカーが書籍で散々書いていることがそのまま実現されているんだなとも文字にしてみて思いました。
勝つべくして勝っている人は原理原則を外していない。
まさにそうでした。
僕自身、自分で仕事をスタートして、まさに、「どういった商売をしていこうか?」を考え続けているところですが、
まず、生きざまを明確にすることから始めよ
そんなことを改めて大先輩から教わりました。

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