「あしたのためにその一」を思い出すと、勝手に「ジャブ」を繰り出しちゃう。なぜだよ

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令和2年水無月24日  今日もクルクル通信664号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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「チームの洗濯機君」を目指す

特に若手の段階においては、この意識があるかないか?で成長速度が大きく変化する

昨日はそんなことを書きましたが、今日続けます。

洗濯機君、即ちどんな小さな分野でもいいから、指示一つで業務を完璧にこなすことができるようになると、チームから信用されるようになります。

すると、必ずどこかのタイミングで、「新しい仕事をやってみないか?」というお話を頂戴できます。

超嬉しいですよね。

ただ、ここで見落としてはならないことが、

「今の仕事はもう卒業。新しい仕事だけをやれ!」って言われているのではないということです。

当の本人は、あまりの嬉しさから、その事実が頭から吹っ飛びがちなのですが…笑

実際は、純粋に仕事が乗っかる。純増なんですよね。

部署異動や担当変更などの場合は、今の仕事は卒業という場合もありますが、今回は純増する場合の話で進めます。

単純に考えると、

仕事量は増えるんだけど、使える時間は限りがある。ということは、出力を増やすしかありませんよね。

出力を上げる方法は、

自分自身の効率をさらにアップするか?

そこの伸びしろがもうない状態であれば、人数を増やす。つまり自分自身だけではなく、誰かの力を借りるか?

のいずれかしかありません。

一つの仕事しか任されておらず、時間的余裕があるのであれば、自分で工夫できます。

そうではない場合は、後輩をつけてもらえる=人員の増加がありますよね。

今やっている業務を、その後輩に全部引き継いで新しい仕事に取り組むということです。

いわゆる、引継ぎです。

でも、この場合は、「引き継ぐ」というよりは、「仕事を渡す」といった方が正確もしれませんが。

なぜなら、実務は後輩が請け負いますが、その責任は自分が負うことになっていますからね。

彼を上手に使って、自分のできる領域を拡大していく

というのが新しい仕事になります。

後輩の仕事のパフォーマンスを高める必要がありますから、マネージャーになったとも言えます。

最初に着手すべきことは、

「洗濯機君2号機」を早く上手に作ること

なんですよね。

ここのパフォーマンスが悪いと、安心して新しい仕事に集中して取り組むことが出来なくなってしまいますからね。

新しい仕事に集中できる環境を自ら作るしかありません。

「2号機」の作り方は、大きく4つアプローチがありそうです。

①完全に放置する。

②「見て覚えろ!」って言ってやっている姿を見せる。

③自分のやってきた仕事を完全に言語化。オリジナルの虎の巻を作り、それを使って指導をする。

④手取り足取り、一から十まで教える。

その仕事を全くやったことがない人間に、①はさすがにきつい。

時間的な制約もあるから②④もないでしょう。

となると、③がよさそうです。

「いやいや、言語化する時間がないっしょ!」なんてツッコミがあるかもしれませんが…確かにそこに投下する時間がないって考える人もいるかもしれません。

でも、長い目で見たら、言葉に残しておく。虎の巻を作る。

というのは非常に意義あることです。

なぜなら、その取り組みの価値は一過性のものではなく、永続的に組織に価値をもたらすものだから。

何よりも、「言葉に残す」という営みをした、自分自身に一番の学び・成長があるから。

だからこそ、無理してでもその時間を捻出して取り組んだ方が良いと思うのです。

そもそも、あなたが洗濯機「1号機」ではなく、例えば「3号機」だったとしたら、既に受け継いだ虎の巻があるかもしれませんよね。その場合は、加筆修正しても良いし、

なかったとしたら、初版を書き起こしちゃえばよいのです。

その虎の巻の精度と、指導の仕方によって、2号機のパフォーマンスもそれに至るまでの時間も大幅に変わるのでしょう。

でも、よくよく考えてみたら、学習できるほとんどのことって、全て言語で記述されているじゃないですか。

例えば、

「肘を左の脇下から離さぬ心構えで、やや内側にえぐりこむように打つべし」

かの有名な<あしたのジョー>の「あしたのためにその一」ですよね。

なぜか完全に暗記しているんですが、これに触れたら自然と、「打つべし、打つべし」って言いながら、ジャブを繰り出してしまいますよね笑

「頭を1本の糸で引っ張られていることを意識しつつ、目の前に1本の線を引いて、その上を歩く意識で足を出す」

これは、<デューク更家>のウォーキングスクールに行ったときに教わった「歩き方」です笑(うろ覚えですが、80点%は合っていると思います)

こんな感じで、大抵のことは言語化されているんですよね。

確かに、その虎の巻と指導を受けたからと言って、「2号機」が全く同じパフォーマンスを発揮するとは限りません。

でも、同じ傾向の成果は出せるはずです。

一定以上のレベルまで来たら、「2号機」が自分の使いやすいようにカスタマイズして進化をさせていけばよいんですよね。

とは言いつつ、言語化することや指導することにばかりに時間を取られて、新しい仕事に着手できない

というと本末転倒ですので、移行期間は大変です。

しかし、

その虎の巻を作るのか?作らないのか?

によって、その後の仕事にも激烈な差が生まると思うのです。

なぜなら、

言語化するという行為を通して、自分の学習が強化されるから。

その仕事で身に着けたこと。その一連の「洗濯機になれた過程」=成果を上げた過程を自分の言葉として確立すること。

それが、自らにめちゃ自信を与えてくれるし、そこで言葉として確立されたことが、そのまま次の業務で生かされるんですよね。

しかも、その効果効能と言ったら、書き表すことに取られた時間なんて、あっという間に回収できるほど。

たんまりとお釣りが返ってくるレベルだと思います。

それぐらい、「成果を上げたフォーマット」を自ら残すということは波及効果が高い営みだと思うのです。

 

新しい仕事に着手する時は、今までやってきた仕事を自ら言葉にして、虎の巻を作ってみる。

その虎の巻は、組織にとっても大きな価値をもたらす。何よりも自分が一番成長する。

成果を上げた過程を書き残すという個人の行為が、個人も組織も激烈に進化させる。

トライしない手はないのです。
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【今日のうねり】
新しい仕事のチャンスが来たときは、同時に過去の仕事を言葉にする時でもある。
これをするかどうか?で後々の仕事に激烈な差が生まれる。
なぜなら、そこで身につけた成功フォーマットを言葉として持っていることが、仕事の成否に大きな影響を与えるからだ。
自らの取り組みを常に言葉に残す。虎の巻を作る意識が、個人も組織も進化させるのです。