仕事をする人、しない人。を分けるものは?

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令和2年文月19日  今日もクルクル通信689号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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「中田、お前がやってんの、仕事じゃなくて作業だから」

これは、電通に入社して、4年目か5年目の時に先輩から言われた一言です。

自分では、ちょうど「仕事」をしている気になり始めていた頃だったので、

めちゃむかつきました笑

でも、今から思えば、当然、「仕事」はしていなかったですし、

なにより、この言葉をぶつけられことが、その後のビジネスパーソンとしての歩みを大きく変えてくれた

と言っても過言ではありません。

何が「仕事」で何が「作業」なのか?ということを教えてくれはしなかったですが、

その後、ずっと、その言葉が頭に残って、その先輩の仕事やほかの先輩方の仕事を見たり聞いたりしながら、自分の「作業」との差を考えるようになりました。

当時自分なりに明らかにした、「仕事」と「作業」の違いは、

金を生んでいるかどうか?

でした。

下品ですかね?笑

代理店の営業としては、その行為が売り上げを作っているのか?は仕事に直結しますから、間違ってはいませんよね。

もちろん、金を生めば何でも良いのか?というとそんなことは決してないのであしからず笑

もう少し、これをと具体的にすると、

お客様の課題とそのゴールを明らかにして、その解決策を提示すること。(それをお買い上げ頂くこと)

です。

一方で作業というのは、お買い上げ頂いた仕事を、

実行すること

です。

仕事は、レールを敷くことで、作業を、そのレールを使って、荷物を運搬する

そんなイメージです。

確かに、実際に実行パートが、山あり谷ありで、めちゃ大変なことばかりなのですが、

「お前、電通の社員なんだからそれくらいやれよ」

っていう話ですし、その運搬が出来ないと始まらないんですよね。

それが出来ない人には、レールを敷くことは出来ない。つまり、仕事が出来るようにならないのですから。

今、このように言語化をしてみると、

「けっこう厳しい基準かも?」なんて思ってもしまいました笑

でも、こんな基準だったからこそ、今があるので、感謝しかありません。

実際、今も、「これは仕事なのか?作業なのか?」は日常的に自らに問う習慣が身についています。

あれから、10年以上の月日が経っていますが、今ではその時以上に、「仕事」と「作業」の定義が明確になっています。それは、

仕事とは、未来に資産を生んでくれる営み

であり、

作業とは、その場限りの営み(未来に繋がらないもの)

です。

自分で言語したように書いていますが、全部、鮒谷さんのカンパクですが笑

7つの習慣で言えば、仕事は第2領域で、作業は第1領域のことです。

第1領域は、緊急かつ重要なこと

で、

第2領域は、緊急ではないけど、重要なこと

のことですね。

確かに、この定義の基に考えてみると、

やっぱり、「この人、仕事できるな」って思う人は、第2領域を。未来につながる仕事ばかりをやっているんですよね。

なので、常に目の前の作業に追われることはなく、

といいますか、そういった方々は、その直近の作業は、3ヶ月あるいは半年ぐらい前に仕事としては、完了させている。その実行=直近の作業は後輩など、別の人間に任せているんですよね。(あるいは、自動化)

その人自身は、いつも、3ヶ月、半年先、下手したら1年以上先のことを見据えた「仕事」に取り組んでいるんですよね。

松井道夫さんは、社長は3年先を、部長は半年先を見るのだ。

そんなような言葉を残してたようにも記憶しています。

あるいは、豊田自動織機製作所(現豊田自動織機)、トヨタ自動車工業(現トヨタ自動車)の社長を務めた故・石田退三さんは、

1日のうちに、1時間でいいので仕事をしてくれ

という言葉を残していたそうですが、「仕事をしてくれ」ということだったかもしれません。

 

最近はGoogle社の「20%ルール」に代表されるように、「いかに目の前の業務以外のことに時間を作るのか?」が組織的に取り組まれるようにもなってきており、個人が「仕事」を考える機会も増えてきているとは思います。

では、会社を見渡した時に、「仕事」をしている人としていない人のどちらが多いのか?というと、圧倒的にしていない人の方が多いように思います。

レールを敷く人は僅かで、多くの人は、そのレールの上の運搬に従事しています。

もちろん、組織としては、「仕事」が出来る人が増えてくることが望ましいのですが、なかなかそうもならない。

その理由の一つが、その「作業」しかしていない人に限って、

自分が「仕事をしている」って思っていることにあるのでは?

と思います。

この運搬業務は、大変です。作業工数も多く、必然的に、確認事項や打ち合わせも多くなりますので、物理的に投じる時間も長くなります。

残業過多なんてこともよくあります。

ですから、「やっている」感がかなりあるんですよね。

会社を出るのが、毎日23時ったら、そりゃ「今日も頑張ったなー」って思ってしまいますもんね。

その「やっている感」が「仕事をしている」という錯覚を起こしてしまうんですよね。

だから、いつまでたっても、作業員から卒業できないんですよね。

でも、実際は、仕事をしていないんですよね。レールを敷いていないのですから。

この思考の転換をどうするのか?が大事なのだと思うのです。

で、その転換のスイッチを押してくれるのが、やっぱり言語だと思うのです。

私で言えば、

「中田、お前がやってんの、仕事じゃなくて作業だから」

だったのです。

日々、皆さんは、どんな言語を回していますか?

自分は仕事をしているのだろうか?

日々ふとした瞬間にそれを自らに問うと、グッと目の前で起こっていることを引いてみることが出来るようになります。

俯瞰することが出来るようになります。

どんな言語を脳内に回すのか?が仕事を「している人」と「していない人」を決するのです。
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【今日のうねり】
仕事は、未来に資産を生んでくれる行為のことだ。
だから、一回限りの行為を仕事とは言わない。それにしか使えないことは仕事ではなく作業なのだ。
仕事をしているかどうか?が長期的には成果を決する。
1日1時間で良いから仕事をしているのか?
これは仕事か?作業か?
そんな問いかけを毎日していれば、仕事が出来る人に近づくのだ。
なぜなら、脳内の言語で全て決まるのだから。