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令和2年文月28日 今日もクルクル通信698号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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人生は怒られた方がお得だ、なぜなら、その分だけ内省ができるから。
内省できるからこそ、成長できる。
昨日、そんなことを書きましたが、今日も続けます。
そもそも、私自身が、学生時代から、そして今も「怒られキャラ」でしたが、当時から、
怒られることの価値
について、理解を出来ていたのか?というと、当然、そんなわけはありません。
怒られている時は、
「まじ、うるせーな。早く終わんないかな」とばかり思っていました笑
でもそれがいつしか、
「これはありがたいこと。感謝しなきゃいけないことだ」
と変わったのは、僭越ながら、自分が後輩を持ち、指導する立場になってからです。
とは言いながら、現在は部下がいませんから、数十人以上の部下を率いているお客様の姿から疑似体験をさせて頂くばかりですが。
実際に自分が「怒る(指導する)」立場になるからこそ、「怒られる(指導される)」意味がより理解できる
ということなのだと思います。
「子を持って知る親の恩」なんて言葉もありますが、この世の中は、実際に自分が経験しなければ分からないことばかりなのです。
やったことがある方はお分かりだと思いますが、「人を指導する」ということは、とてもエネルギーを使うことです。
指導されることは決して気分が良いことではないので、出来ることなら誰もが避けたいこと。ですが、
実は、指導する方が、それ以上に避けたいと考えているのでは?とすら思います。
聞いている方は聞くだけで良いのですが、伝える方は考えることが沢山あるんですよね。
例えば、
伝えたいメッセージがあって、それがどうやったら相手に伝わるのか?
どのような言い方すれば、相手に理解してもらえるのか?
こんな言い方をしてしまったら、不愉快な気持ちにさせてしまうのではないか?
どんな言い方だったら、不必要に自尊心を傷つけることなく、伝えることが出来るのだろうか?
これを伝える上で、伝え漏れていることはないか?
どういったタイミングで伝えるのが一番良いのか?
そもそも、指導をする資格が自分にあるのだろうか?(それに見合うだけのことをやっているのだろうか?)
などなど、ありとあらゆる角度から伝えたいメッセージについて考えるのです。
その上で、実際に、指導をするのです。
ここまで考え、話をするから、めちゃエネルギーを使うんですよね。
「心を用いる」からこそ、エネルギーを使う。
指導することは、相手の事を思うこと
でもあるんですよね。
それがあるからこそ、そのメッセージが、相手に届くと思うのです。
逆に、思いがない指導は、相手に届かない。それどころか、「パワハラ」と呼ばれるのです。
でも、こんなことを理解できるようになったのは、
親をはじめとした人生の諸先輩方が、愛ある指導を施してきてくれたからです。
今では、「怒られキャラ」で良かったなーと思うのです。
そういう指導を受けてきたからこそ、同じことをお返ししたいとも思うようになるのです。
電通の入社5年目くらいまでは、先輩と食事に行って、支払いをしたことがありませんでした。全てご馳走になっていました。
「少しはお支払いをさせて下さい」と言うと、
「いいから、いらないから。そんなの。
その代わりに、お前も後輩ができたらおごってあげてよ」
なんてことをよく言われたものです。
ネタは違えど、「先輩から受けた恩は後輩に返す」という思想で言えば、「指導する、指導される」という関係と同じだとも思います。
ご馳走になっているときは、その有難さがバンバン伝わりますが、
指導されているときは、有難さが伝わらないこともあるってのは、悲しいところではありますが笑
愛ある指導は、事後的に必ず伝わる。
そう信じているからこそ、心ある先輩は指導をしてくれるのです。
(自分自身も、事後的にしかその価値が分からなかったという経験もあるのだと思いますが笑)
愛の反対語は無関心。
ヘレンケラーの有名な言葉ですが、
指導ばかり受けている人は、「ラッキーなことだ」って思ってみたらどうでしょうか?
もちろん、凡ミス連発。いつも同じことで指導されているようでしたら、問題ですが、そうでないとしたら、「愛を向けられる」という証です。
その愛を十分に吸収して、成長をする。そして、それをまた誰かに返していく。
そういった姿勢が生きていれば、自分も周りの人もハッピーになっていくと思うのです。
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【今日のうねり】
指導する側の方が、される側よりもエネルギーを必要とするものだ。
なぜなら、考えることが圧倒的に多いから。「心を用いる」必要があるからだ。
そうでなければ相手にもメッセージは伝わらないのだ。
もし、指導をされることが多いとしたら、それは愛をたくさん注いでもらっている証拠だ。
それを栄養に変え、自分を進化させる。
そして、それをまた後輩に返していくのだ。
それが、人生を好転させていくことに繋がるのだ。