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令和2年文月29日 今日もクルクル通信699号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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相変わらず、朝と寝る前にストレッチポールに乗っています。習慣なので当たり前ですが。
すごい気持ちに良いですし、体のポジションが整うのですが、
そのポジションが、一日中続くというわけではありません。
日常生活をしているうちに、いつもポジションに戻っていってしまいます。
例えば、朝6時にストレッチポールに乗って、10時から加圧トレーニングに行ったことがあるのですが、
そこで、トレーナーに体の状態をチェックしてもらうと、
「今日も右肩が上がっていますね」
って言われたこともありました。
「4時間で、簡単に元に戻ってしまうのか」
って、ちょっと残念になってしまったことがありました。
でも、その直後にストレッチポールに乗ると、また正しいポジションに戻りました。
しかし、トレーニング後、仕事をして、家に帰る頃には、再び、右肩が上がるといった、いつもの姿勢に戻ってしまっているんですよね。
で、それに対して、またストレッチポールに乗り、ストレッチをして、出来る限りニュートラルな状態にして眠りにつつきました。
その翌朝も、ストレッチポールに乗って、寝ている間に出てきた癖をニュートラルに戻して、一日をスタートする。
一日が終わる頃には、また癖が戻って、それを正して眠りにつく。
そんなことを来る日も来る日も繰り返しています。
2歩進んでは1歩下がる。
3歩進んでは2歩下がる。
あるいは、2歩進んで2歩戻っている。
なんて日もあったかもしれません。
それでも、そんな亀のような歩みであったとしても、時間を味方につけて、年単位で、コツコツ取り組んでいくと、確実に体は変化するのです、
悪い癖が少しずつ改善され、ちょっとずつですが、理想の状態に近づいていくのです。
加圧トレーニングに通うようになってから、まもなく丸2年が経ちます。
主たる目的は健康増進。中でも、「姿勢改善」が私の中で大きなテーマです。
先日、初めてジムに行ったときに撮影した写真を見せてもらいました。
明らかに、今は、その当時より、姿勢が良くなっています。私の感覚でもなく、写真が物語っていますし、トレーナーからも、そういわれていますよ。
明らかに猫背は改善されているし、前に出がちな首は確実に、正しいポジション(肩の上)に近づいています。
ここでのポイントは、
「トレーナーに体を見てもらう」からといって、張り切って姿勢を正そうとしているわけではなく、
いつも通りの姿勢が、明らかに良くなっていることです。
言い換えると、
「無意識」の状態で姿勢が改善されている
ということです。
新しい「良い」癖を手に入れているってことでもあります。
毎日の歩みは本当にチョロチョロ。超地味なんですけども笑
2年という月日で見たら明らかに成果が出ているんですよね。
人間は、癖や習慣の生き物ですから、体に染み付いてしまっていることを正すことは容易なことではありません。
個人的には、それが、
逆転一発で修正されることなんて、起こりえない
と思っています。
今の自分の日々の習慣は、長い年月をかけて、自分の体に染みついたことですから、それを修正するのは、
仮に、意識的に取り組んだとしても、かなりの年月がかかるはずなのです。
よく聞くじゃないですか?
例えば、ちょっとゴルフをかじったことがある人に、新しく指導をするよりも、クラブを握ったことがないド素人にゼロから教える方がよっぽど楽だし、結果的に上達が早いこともあるって。
これは、おそらく中途半端に経験があると、中途半端な癖が体に染み付いてしまって、そもそもそれを抜くことにかなりの時間がかかる。場合によってはその癖を抜くことができないこともある。
その上で、正しいものをインストールしようとするから、めちゃ大変
ということなんだと思います。
これはどんなことでも同じだとは思います。
だとすれば、もし何か改善したいことがあったとした場合は、
簡単に手に入るものは簡単に崩れ去るもの。
時間をかけて手に入れたものは、簡単に崩れ去らない。
ということを肝に免ずる。
「亀の歩み」で全然オッケーだよね?
って思うのです。
と言っても、私の加圧トレーニングで言えば、まだ2年しか経っていません。
でも、確実に目に見える成果が出ています。
もちろん、「2年もかかるのかよ!それ、時間かかりすぎ」
って思う人もいるかもしれません。
それは、人それぞれの時間軸なので、良いor悪いという話ではありません。
ただ、今は人生100年時代です。
この時代において、物事の習得や変化を手に入れるのに、「2年が長い」という感覚であるならば、何も成し遂げられないのではないか?
と思うのです。
むしろ、「亀の時代」が来たのでは?とすら思うのです笑
そりゃ、誰だって、簡単に手に入る方が良いですよ。「ウサギの歩み」で行きたいです。それの方がラクですもん。
でも、
簡単に手に入るものは、簡単に崩れ去るもの。
なのです。
悲しいかな、それが真実なのです。
「亀の歩み」が良いのです。
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【今日のうねり】
この100年時代は、「亀の時代」なのかもしれない。
あることの習得には毎日コツコツ。2歩進んで1歩下がるを繰り返す、「亀の歩み」をしていくしかないのだ。
時間をかけて手に入れたものは、簡単に崩れ去らないのだから。
数年単位で物事を考える。そんな時間軸で生きるのが良いのだ。