やっていない人には「非常識」やってる人にとっては「常識」に触れる。

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令和2年葉月9日  今日もクルクル通信710号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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「自分は足が一本ないくらいで負けるような練習はしていない」

バルセロナオリンピック柔道金メダリスト、古賀稔彦さんは、オリンピック10日前に全治1か月のケガを負ってしまったのですが、その時にこのように言っていたそうです。

これは今月の<致知>のインタビューで紹介されていた話です。

お話をされていたのは、古賀さんが通っていた柔道の私塾<講道学舎>の孫であり、ソウルオリンピック銅メダリストの北田典子さんです。

興味深い話が多かったのですが、特に心震える話が三つあったのでピックアップします。

 

まず、一つ目は、冒頭に書いた、古賀さんのこれです。やばいですよね。

もっと恐るべきことは、このケガをした時に、<講道学舎>では全員が、彼の勝利を確信したという話です。

世間は、「これでメダルが取れない」と諦めムードが漂っていたにもかかわらずです。

確信した理由は、オリンピックの舞台では、どんなに実力があっても、0.1%でも油断があれば勝てない世界なので、勝敗を決するのは「心」だから。古賀さんの場合は、技術的には申し分なく、あとは心の問題。このケガによって緊張感が研ぎ澄まされるからだそうです。

何を言っているのか?理解できずに、数回読み直してしまいました笑

超一流にしかわからない世界があるんですよね。

二つ目は、北田さんご自身のお話。

彼女自身もソウルオリンピック銅メダリストなんですが、その日本代表選考会の3ヶ月前から、毎日12時間練習し、帰宅してからは2時間メンタルトレーニングしていたそうです。

メンタルトレーニングとは、イメトレです。

「試合は1回しかないが、頭の中であれば何百回でも何千回でも繰り返すことができる」と言っていました。

そのトレーニング最中は、電話に集中力を奪われるのを防ぐために、

電話線を抜いて、外の世界をシャットアウトしていたそうです。

寝ても覚めて柔道漬けだったそうです。

一瞬脱線しますが、現代は、スマートフォン全盛。何でもプッシュ通知の時代に集中力を維持するのは相当困難です。

意志を持って、集中する環境を作らなければ、それを手に入れることができない

んですよね。

やっぱり、吹き込み専用スマホは必須ですね笑

そして最後は、

「オリンピックってどういうところですか?」という質問に対する、北田さんの答えです。

これは頻出の質問らしいです。その答えは、

「100メートル先の針の穴に糸を通すような作業」

らしいです。

当然、「100メートル先の針の穴なんか見えない」と人は言いますが、それは、

「オリンピックの金メダルなんか取れない」と、端から諦めているのと一緒なんです。

でも、そんな中でも、100メートル先の針にも糸を通せると信じ切り、一日一日練習を積み重ねる。そうした努力を積んだものだけが、不可能と思われる成果を手にすることができると実感している

と彼女は言っていました。

これまた、すっげえ世界の話なんですが、きっと真実だろうと想像します。

 

メンターの鮒谷さんは、

「目標を立てるのはタダだし、どうせ立てた目標は叶ってしまうのだから、人に見られたら爆死するような荒唐無稽の目標を立てなさい。

そもそも、そんな目標を立てるやつがいないから、それを立てるだけで、その他大勢から抜け出せる」

と仰っていますが、これとこの「100メートル先の針の穴の話」はきっと同じですね。

ここにはある種の逆説があると思うのです。

それは、多くの人は、「絶対無理」な目標を立てたって叶うわけないっしょ。って、怯んで、自らそれを取り下げてしまう。だから、それは「絶対無理」のまま。

でも、一方で、成し遂げた人は、「やればできる。だから「絶対無理」と言われるような目標を立てよ」と言う。

このパラドックスによいネーミングをしたいのですが良いのが見つかりません。

 

今回、この北田さんが語られている、これらの話は、やっている人にとってはどれも「常識」なのだと思います。

多くのやっていない人にとっては、「非常識」なのかもしれません。

「非常識」だと思われるようなことだから、抜け出せるのだとも思いますが。

やっている人の「常識」を自分自身でも「常識っしょ!」って思えるように、一日一日精進あるのみなのです。
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【今日のうねり】
成果を上げている人には、その世界の常識がある。
多くの場合、その常識は「非常識」だと言われるのだろう。
だから、彼らは成果を上げた人になっているのだ。
もし、成果を上げたいのであれば、その世界の常識を知ろうとしなければならない。
そのルールで生きなければ、成果など上げられるわけがないのだ。