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令和2年葉月14日 今日もクルクル通信715号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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通勤ルートが大きく二つあるのですが、その一つの途中に中華料理屋があります。
ここを通るようになってから、もう3年が経っています。
いつ前を通っても、中国人のおばちゃんが、朝早くからお店の前をきれいに掃除し、昼のお弁当や出前の準備に取り組んでいます。
不思議なもので、今まで1度も食事をしたことはありません。
「おはようございます」「いってらっしゃい」の挨拶だけの関係ですが、その挨拶がとても気持ちが良いので、そのルートが大好きです。
だったら「早く食べに行けよ」って話ですよね笑
今朝もいつも通り、お店の前を通ると、いつも通りおばちゃんが掃除をしていたので、
「おはようございます」と挨拶をすると、
「おはようございます!いや、本当に暑いですねー暑いでしょ?ちょっと待ってて」
と言って、足早にお店に入って行って、ギンギンに冷えたジャスミン茶を持ってきてくれました。
そこそこ歩いて、汗もかいていたので遠慮なく頂戴をして、おばちゃんと雑談をしていると、
「ちょっと待ってて」
と言って、再びお店の中に入って行きました。
すると、今度は、
「出来たてだから!」と言って、杏仁豆腐を少しお皿に持って来てくれました。
「いやいや、そんなのいただけないですよ、もう行かなきゃいけないし…」
なんて内心思いつつも、食べたい気持ちを抑えきれず、頂戴することにしました。
これが、けっこう美味いんですよね。
サクッと食べて、いざ、出発!
その時に、無意識に口から出た言葉が、
「土日空いていますか?この週末、どちらかに必ずお店にお伺いさせてください」
でした。
不思議なもので、人間って、先にもらってしまうと「返さなきゃ」って思ってしまうんですよね。
抗えない。
「返報性の法則」ってやつですね。
「タダより高いものはない」
あるいは、「海老で鯛を釣る」とは、このことでしょうか。
もちろんそのおばちゃんに、そんな気持ちはさらさらないとは思いますが。
だって、下心では出せないですよ。
朝一番の挨拶からジャスミン茶と杏仁豆腐を持ってきてくれるまでのあのスピードは。
純粋な「相手のために何かしてあげたい」という気持ちでなければできないって感じたんですよね。
お店がある場所がビジネスマンが頻繁に行き交うところでもないですし、ましてやお盆ですから人通りも少ないですしね、色んな人に配っているとも思えなかったです。
単純に相手のことを思って、やってくれた行為にしか思えませんでした。
そして、この気持ちから生まれた行動だから、強いのです。
純粋に暑いから、「まあお茶でも飲みなよ」っていう、気働きから生まれたものですから、尚更抗えないんですよね。
ということで、この週末はお店にお邪魔します笑
まぁ、いつかは行こうと思っていたので、良いきっかけになりました。
ギブアンドテイクという言葉がありますが、基本的には「ギブギブギブ」で良いと思っています。
目の前の方に自分のできるベストなことをこちらから働きかけるという意味での「ギブギブギブ」です。
別にそこに下心なんかないですし、見返りも求めていません。
というか、下心が透けて見える行為って寒いじゃないですか。すぐにばれるし。
100年の恋も一瞬で覚めますよね。
でも、何か自分でお役に立てることはないのか?そんな「ギブギブギブ」心構えで日々取り組んでいれば、思いもよらない形で、何かが返ってくることがあると思いますし、
それを信じています。そういう意味で言えば、下心があるのかもしれません。
「情けは人の為ならず」的な発想です。
「それを下心って言うんだよ!」と言う人がいるかもしれませんが、いつ返ってくるか?そもそも返ってくるのか?もわからないことを期待して、人に尽くすことは容易なことではないとも思うんですよね。
だから、もし、そういう行動が出来るとしたら、見返りを当てにしていない「リアルギバー」と言ってよいと思います。
また、例によって、「言うは易く行うは難し」なのですが、リアルギバーであり続けたいと強く思います。
週に数回挨拶をするようになって、3年目。
今週末に初めてお店に行ってきます。
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【今日のうねり】
リアルギバーであり続けるのだ。
常に、「自分にお役に出来ることはないか?」を考え、目の前の人に尽くし続ける。こちらから与え続けるという精神を大切にする。
そういった行動をし続けていれば、必ずそれが返ってくる。それは思いも寄らない形なことが多いが、必ずいつか返ってくるのだ。