「耳の痛い話」の伝え方を考える。

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令和2年9月8日  今日もクルクル通信751号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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提案を断る時は、

相手に土俵に乗らない

という考え方を持っておくことがいいだろう。

この考え方ができれば、「サクッとスパッと」断れることが増える。

昨日書きましたが、今日も続けます。

単純に「断る」という目的を達成しさえ良いのであれば、

この「相手の土俵に乗らない」という考え方は有用です。

言われた側は

「それを言われたおしめえよ」

って、受け入れざるを得ないからです。

一方で、それが心理的に受け入れられるかどうか?はまた別の話です。

先方が「まさか断られる」なんて夢にも思ってはいない、前のめりな状態だったとすれば、

確かに断ることはできるけれども、断られた方は決して気分が良いものではないでしょう。

同じ断るでも、物理的な断り方。その伝え方が、受け入れやすさを決めます。

ましてや、断る相手との関係値が今後も続くものであるならば、なおさらこれが重要になるのでしょう。

先方の気分を害して良いことは一つないのですから、心象は出来る限り良くしたいところです。

ではどうするのが良いのか?

最大限丁寧な伝え方をする

これに尽きます。

「なんだよ!当たり前じゃねーか」ってツッコミがありそうですが、

そうです。当たり前のことです。

でも、これが大事なのです。

具体的に考えてみますと、断り方としては、大きく

実際に会う。

メールする。

電話する。

この三つがあります。

これをどのように組み合わせるのか?によって、丁寧さが決まります。

一旦、具体的な伝え方の「表現」は、今回は触れません。

 

先方にとっては、断られることは、バッドニュースなのですから、

バッドニュースファーストの精神で、

まずは、いち早く状況を先方に伝える。これが大事です。

一瞬話が逸れますが、

この「バッドニュースファースト」は電通時代のお客様から教えて頂きました。

と言いますか、ご指導を頂きました笑

「悪い話を先に伝えられない人を、私は信用できない」

って、怒鳴られたことがあったんです。

どんな状況だったのか?というと、単純に、

そのお客様に対して、グッドニュースとバッドニュースの両方があって、

先にグッドニュースを伝えた後に、バッドニュースをお伝えした。

ただ、それだけです。

すると、

「良い話はいつ聞いたって、良い話で、嬉しいでしょ?

でも、悪い話は早く伝えてもらわないと困る。こっちはそれに対応しなきゃいけないんだから。

ね、そうでしょう??中田さん」

って。

ご指導を頂いたんですよね。

本当にその通りです。その時はビビりまくりましたが、今ではめちゃ感謝しています。

一生忘れることはないでしょう。

 

本題に戻ります。

もちろん、すぐに会って話ができるのであれば、それが一番ですが、

このコロナ禍ですし、なかなかそうもいかないでしょう。

ですので、個人的には以下が良いのでは?と考えています。

メール&電話のコンボ

です。

ただでさせ、断られることは気分の良いものではないのに、

それを無機質なテキスト上で伝えると、その気分の悪さが倍増するように思います。

就職活動の落選通知メールと同じ感じでしょうか。

宛先だけ変えた定型文で送られてくる、あれです。

(まあ、業務のフロー上、あれはあれで仕方ないとは思いますが。辛いんですよね、あれ笑)

ましてや、言い訳の余地がない場合だったとしたら、その気分の悪さ、そのツラさは加速されます。

そんな時に、テキスト情報だけではなく、電話で実際に会話する。

これをすることで、その落胆した気分を幾分かでも和らげることができると思うのです。

しかも、

メールを送ったと同時に、電話する。

スピード感が大事だと思っています。

理想は、

こちらの電話で先方が、そのメールに気づくこと

だと思っています。

この1本の電話があるかないか?しかもこのタイミングであるかどうか?がかなり大きいと思っています。

メール&電話をもらったら、受け取った側としても、

「ちゃんと向き合ってくれたんだな」

って思ってくれますし、

しかも、その断られた理由も、納得せざる得ないものだったら、

「仕方ないや」って思わざるを得ませんからね。

 

となってくると、

先方に断りを入れる。

など、不都合なことを申し伝える時は、

ロジック&伝え方

両方が大切だと言えそうです。

どちらか一つだけだと、効果が半減するような気すらします。

ロジックだけで行こうとすると、

「いや、確かにそりゃそう。言うことは分かるんだけどさ…」

頭が分かっていても、心がついていかないことがありそうです。

一方で、伝え方だけが良かったとしても、その理由が納得できないものであったとしたらば、

「丁寧なのは嬉しいけどさ、それ、理由になってませんよ」

って思われしまう。

昨日も書いた通り、

「それだったら、〇〇で対応できますよ」みたいな、抗弁をもらうこともありそうです。

伝えた内容が、断る理由になっていないと、それを覆す論理を展開される可能性がありますから、

物理的な伝え方が良いだけでもダメなのです。

ロジックと伝え方の二つが揃って初めて効果を発揮するのです。

言い方を変えると、

頭と心の両方のつっかえを除去して、初めて「断ることが成立する」のです。

断ることも、コミュニケーションです。当たり前ですが。

バッドニュースファーストもコミュニケーションの話です。

コミュニケーションにおいて大切なことは、「相手の立場に立って考えること」が起点になります。

今回の断り方においても、

「それを言われたらおしめえよ」ってどうしたら思うのか?

というのも、相手の立場に立った考え方ですし、

もし自分が先方の立場だったら、どんな言い方をされれば、「しゃーないよね」って思うか?

も相手の立場に立った考え方です

この観点を忘れなければ、結果として、ロジック&伝え方の両方がセットになるのかもしれません。

 

冒頭にも書きましたが、

これらは当たり前のことかもしれません。

でも、実際やろうと思うと意外と面倒くさいし、大変です。

文字通り、サクッとスパッと終わらせたいから、ロジック、伝え方のどちらかが片手落ちになることがあるのでは?って思います。

だからこそ、最後まで丁寧にやりたいところです。

最初から最後まで丁寧なコミュニケーションを心がけるからこそ、

スパッと断ったことが次のご縁に繋がることもあるのです。
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【今日のうねり】
美しい断り方は、ロジックと伝え方がセットになっている。
どちらかが欠けた状態だと、切れ味鋭い一太刀にはならないのだ。
つまり、頭と心の両方のつっかえを取り除くからこそ、美しく断ることが出来るのだ。
言われてみれば、当たり前のことかもしれない。
でも、実際にやろうとすると面倒くさい。
だからこそ、やる人も少ない。やれば、その断ったことさえも、ご縁に繋がるのだ。

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