「エミングハウスの忘却曲線」に抗え!書け!

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令和2年9月9日  今日もクルクル通信752号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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瀧本哲史さんの書籍、<武器としての交渉思考>の中に、

ドレスコードに注意せよ。

相手に与える印象は、見た目のビジュアルによって大きく変わる。だから、意識的に使い分けないとダメ。

特に、交渉に臨むときはかなり重要になる。

と書いてあります。

その具体事例として挙げられていたのは、孫正義さんがヤフーに投資した時のエピソードです。

ソフトバンク以外にも、複数社がヤフーには投資をしようとしていたらしく、

その各社担当者は、足しげく、ヤフーに通っていたそうです。

いつもバシッとスーツを決めて。

一方、孫さんのソフトバンクだけが、シリコンバレーの文化を理解していて、ラフな格好で交渉に臨んだ。

その結果、ヤフーの創業者ジェリー・ヤンは、「自分たちと価値観が近い」と判断して、ソフトバンクからの投資を受け入れることを決めた。

らしいです。

確かにそうですよね。

仮に訪問する相手先が、カジュアルなドレスコードにも関わらず、お伺いする側が、バシッとスーツで決めていたら

それと対峙した方は、ちょっと構えてしまいますよね。

普段、見慣れない「異物が混じっている」みたいなに思われるでしょう。

服装って、ノンバーバルな直感的な情報だけに、その瞬間で情報が伝達出来てしまう。

しかも、それがネガなものだとしたら、心理的な距離感が生まれてしまうのも無理もないと思うのです。

実際、私は、近しい経験があります。

YCP時代に担当したお客様が、超カジュアルでした。

ジーンズだろうが、短パンだろうが、ビーサンだろうが、基本何でもあり。

担当が決まった初日から、超カジュアルな服装でお伺いさせて頂きました。

それまでは、スーツ以外で業務をしたことがなかったので、ちょいびくびくしながら笑

もちろん前日にボスから、

「間違ってもスーツなんか着てくるなよ!」という指示はありましたが笑

このアドバイスがなかったら、普通にスーツでお伺いしていたので、

初日から無駄な壁を自らこしらえてしまったことでしょう。

ただでさえ、異物なのに。自らそれの上塗りをするなんて、考えただけでも恐ろしいです笑

 

ちなみに、交渉のプロの瀧本さんは、

交渉に臨むときは、ダークスーツに赤いネクタイ。

理由は、赤が「手ごわい相手である」という印象を与えることが出来るから。

買収交渉の場合は、

シワの寄った安いスーツ

を着るそうです。

理由はもちろん、こちらが「あまりお金を持っていない」と先方に思ってもらいたいから。

しかも、これらのドレスコードはチーム全員で徹底しているというのですから、凄いですよね。

 

ここまで、瀧本さんの書籍に書かれていた、「ドレスコード」の大切さをまとめてきましたが、

実は、私が一番刺さったのは、このセクションの一番最後に書かれていた、
===
とはいえ、そこまで(ドレスコードを)注意している人はあまりいないでしょう。最初は気にしていても、だんだんと慣れてきて、惰性で服を選ぶようになります。
だからこそ、ここで差がつくのです。
(抜粋)
===

です。

中でも、

だからこそ、ここで差がつくのです。

ここです。

ドレスコードという些細なところ。

一度「大事だ」と聞けば、最初は頑張れるけど、時間の経過とともに、なあなあにしてしまう。手を抜いてしまう。

そんな細かいことが、大きな差を生む。

「よく言われていることでしょ?当たり前じゃん」って言われそうなんですが、

でも、こういうことがグッとくるんですよね。

その理由は、もちろん、「微差の積み重ねが絶対差を生む」って書いているからだと思います。

でも、それ以上の大きな理由は、

「大事だ」って思っていても、できないことばかりだなってリマインドされたから

なんですよね。

言われてみれば、当たり前のこと。些細なこと。

でも、「それを実際に出来ていますか?」って問われたら、

できていないことの方が「圧倒的に」多いと思うんです。

 

できた方がよいけど、できていないこと。

それを少しでもできるようになるために、私がやっていること。

それが、

ブログに書くこと

です。

書いたことって、結構覚えているんですよね。ましてや、こうやって公開していることだと、なおさら。

間違いなく、この「ドレスコード」の話もここに書かなかったら、書籍を閉じた瞬間から忘れ始めるのです。

人の脳は1度勉強したことを、

20分後には42%

1時間後には56%

1日後には、74%

を忘れてしまうという「エミングハウスの忘却曲線」に倣って。悲しいかなですが笑

なので、この忘却曲線に少しでも抗うべく、今回も

「ドレスコードが重要。でも、そこまでやる人がいないよ。だから差がつくんだよ」

ということを書いたんです。

これを一回書いておくだけで、

普段とは違う環境に赴く時に、

「ドレスコードが大事だよ」

ってことが、どっからともなく、リマインドされるんですよ、きっと。

もし、これを書いていなかったとしたら、意識には上らない。

凧糸が切れた凧みたいな感じで、意識が、「ヒラヒラ~」って空高く飛んで行ってしまうんですよね。

でも、これを書くから、

「ヒラヒラ~」って飛んで行ってしまいそうな意識を、「クイッ、クイッ」って、引き戻すことが出来る。あたかも、凧糸が、凧を引き戻すように。

もちろん、それを思い出たしからといって、必ず実行できるというわけではありません。

人ですから、「もういいよ。やめちまえ!」って思うこともたくさんあるかもしれません。

でも、書かなかったら、その葛藤すら生まれないのですから、書いた方が良いのです。

 

その観点で言えば、このブログに書いてきたことは、

できていることよりもできていないことの方が多い。

分かっていることよりも、完全にわかっていないことの方が多い。

と思います。

なぜなら、それらをできる前から、分かる前から書いてしまう。何度も何度も書くから、出来ることが増える。

って考えているからです。

(そして、うっすら、750日でその実感もあります)

僅かな差で差が大きな差が生まれる

のであれば、

その僅かな差が生まれないように、「言葉」にしてきちんと残す。

これが、今のところ私が知っている、ベストな方法です。

これからも、弛まず毎日書き続けます。
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【今日のうねり】
ドレスコードは大切だ。
先方の心理的印象が大きく変わるので、交渉の場面など大事なところでは気を配るべし。
ただ、こういった、些細なことに配慮できる人は少ない。
だから、それが大きな差を生むのだ。
人生は、大事だけど、できていないことばかりだ。
そのできていないことを一つでもできるようになるために、書く。
書くから定着率が爆上がりするのだ。
書くからできなかったことができるようになる。
これからも書き続けるのだ。