「犬と猫と牛」が弾けて混ざった、私のヨガ。

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令和2年9月20日  今日もクルクル通信763号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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猫。犬。牛。鳩。三日月。戦士

などなど、ヨガには数多くの自然界に因んだポーズが登場するようです。

実際、先日の初レッスンでも、これらが登場したことはうっすら覚えているのですが、

どれがどのポーズだったのか?

全く分かっていませんでした。

どれくらい分かっていなかったのか?

ヨガ翌日の妻との会話が物語っています。

「ヨガにさ、cat and dogってあるじゃん?」

「ないよ。cat and cow の間違いでしょ?」

「えっ?牛。牛もいたかな…」

これらはいずれもポーズの名前です。

その形が、例えば猫や牛に似ているから、そのように名付けられたのだと思いますが、ポーズとその動物たちが、紐づいていませんでした。

少なくとも、初心者の私は、

「もうちょっと踵を外に出してください」

とか、

「両手は肩の真下おいてください」

とか、

そのポーズを取るために、先生から発せらる事細かな指示に耳を傾けることで精一杯で、

その由来まで意識が回っていませんでした。

結局、その比喩が体に染み渡らなかったようです。

かろうじて、鳩のポーズは、その名前と形が一致していましたが、たぶん、最後にやったからだと思います。

リーセンシー効果ですかね。

ちなみに、鳩のポーズはクッションを使ってやりました。なきゃ、とても出来ませんからね笑

 

なぜ、私の中で、cat and cowが、Cat and dogになったのか?というと、

catが一番つらくて、dogが楽だったから

だと思われます。

しかも、私がcatだと思っていたポーズは、正式には、

down dogのポーズ

で、

dogだと思っていたポーズは、

チャイルドポーズ

でした。

全く違うじゃねーか!って話です笑

なぜ私がdown dog をcatだと思ったのか?

そもそも、私は体が硬すぎて、このフィニッシュポーズで、かかとを地面につけることができませんでした。

このフィニッシュに至るまでに、

「尾てい骨を天井に向けてください!」

「息を吐き続けて下さい」

という指示を受けたのですが、これがめちゃ辛かったんです。

フィニッシュポーズはさらにつらいし、踵は浮いているし、「ケツは出来るだけ高く上げる」ように言われるから、

これが、私の中では、

「ギャー」って怒っている猫のポーズ

にすり替わっていたんですよね。

何度もこれをやったのですが、やるたびに、

私は「怒っている、猫」になりきっていました笑

「怒っていたらリラックスにならねーじゃねーか。気付けよ!」

って話ですよね笑

一方で、dog。

これは、この「怒っている猫」の合間にやったのですが、ゆったりできます。

両手を組んで、額をそこに乗せていたのですが、そのままぐったり。

これが、私の中では、勝手に、

暑い夏の日に、ぐったりしている犬

にすり替わっていたんですよね。

ほら、「dog days」って言い方あるじゃないですか笑

どちらのポーズも、そんな由来も一言も言われていないのに、ひたすら勝手に想像と解釈を加えておりました笑

これらの一連の流れが、私の中で、

cat and dog

になっていたのです笑

 

犬も猫も子供も鳩も。

いずれも比喩です。

本来、比喩とは、直感的に分かりやすくものごとを伝える表現方法ですが、

表現を誤ると、理解を助けるどころか、分かりにくくしてしまうことがあります。

相手が、聞いた瞬間にイメージが持てないと、比喩を使っている意味がないですよね。

少なくとも、私は、これらのヨガのポーズが、なぜ、そう呼ばれているのか?

どれも直感的に分かりませんでした。

猫も犬も牛に対しても、あんまり私がイメージを持っていなかったこと、

ヨガの正しいポーズをちゃんと見ていなかったことが原因だとも思いますが…

このブログを書きながら、

「犬 伸び」「猫 丸める」「犬 イラスト」「鳩 イラスト」とか、ググりまくって画像を見たので、少しはイメージを持てましたが、

ぶっちゃけ、まだピンとはきていないです笑

 

でも、このヨガのレッスンの中で、先生の比喩表現と、私の行動が一発で一致したことが一つだけありました。それは、

「ダースベイダーみたいに息を吐いてください」

でした。

これは、冒頭の呼吸の練習の時にやったやつです。

一つは、鼻から息を吸って、鼻から吐く。というヨガの基本と、もう一つが、

「鼻から息を吸って喉の奥を通って、口から吐いてください」

と言われた呼吸法でした。

最初は「どうすればいいの?」って感じでしたが、「ダースベイダー」の比喩一発!

そのイメージのままにやったら、すんなりできたんですよね。

ちなみに、この話を妻にしたところ、

「そんなの、聞いたことないんだけど、何それ?」

と一言でした笑

先生が、私がスターウォーズを知ってそうだから、「ダースベーダーの比喩」を使ったかどうか?は分かりません。

犬や猫。牛や鳩よりも圧倒的に一般性はないですが、私にはめっちゃ伝わったんですよね。

相手に伝わりさえすれば、比喩に用いる対象は一般性があることじゃなくても良いのです。

その人が馴染み深いものを比喩に使った方がより深い理解を促せることは間違いないのです。

もちろん、例えば、講演のように数多くの方に、まとめて話をする際は、よりポピュラーなものを比喩に使うのが良いとは思います。

ポピュラーであるが故に、多くの方に伝わる可能性が高いからです。一方、ポピュラーであるが故に、その比喩の刺さり具合は弱くなります。

逆に、ポピュラーではないけれども、相手の固有の文脈や趣味趣向にあった比喩を用いることができれば、その人にはめちゃ深く刺さることになります。

同じように、その他の人は全く刺さらないものにはなりますが、マンツーマンや少人数の時には有用です。

このトレードオフの関係は、比喩を使う上では、意識しておいた方がよさそうです。

いずれにしても、「それ、超分かりやすい!」って聞いた人が膝を打つような比喩表現を用いるには、先方への深い理解が欠かせないのです。

 

人にメッセージを分かりやすく伝えるには、四角い言葉よりも丸い言葉を使った方が良いですし、

巧みに比喩表現を扱えればなおよいです。

そのためには、幅広い知識はもちろん、深い相手の理解が欠かせないのです。
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【今日のうねり】
比喩を使うときは、注意が必要です。
持って来る対象が悪かったら、理解を促すどころか、分かりにくくしてしまうだけだからだ。
良い比喩は、当然相手により深い理解をもたらすことができる。
それには、相手の趣味趣向や文脈理解が必要だ。
多数を前に話をする時は、よりポピュラーな比喩が望ましい。
一方で、少数。あるいはマンツーマンの時は、相手にだけ刺されば良いのだから、その人の趣味趣向に合ったものを用いるが良いのだ。
広い知識と深い理解が比喩には求められるのだ。