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令和2年9月21日 今日もクルクル通信763号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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「音楽な1日」
昨日は、山下達郎さんの名曲、<RIDE ON TIME>発売40周年の記念日だったそうです。
今も、全く色褪せない名曲が、40年前も前に作られた曲だとは、俄に信じられません。
実はこの<RIDE ON TIME>が、山下達郎さんにハマるきっかけになりました。
この楽曲を知ったのは、2003年のキムタク主演の日曜ドラマ(今の半沢直樹と同枠)<GOOD LUCK>でした。
平均視聴率が30%のお化けドラマですね。このドラマの主題歌が<RIDE ON TIME>でした。
そこで初めて聞いて、「これ、かっこよくね!?」って、ベストアルバムの<トレジャーズ>を購入。
それ以降、あれよあれよという間にどっぷりファンになっていったという運びです。
でも、よくよく考えてみたら、
これって、めちゃ凄いことだと思いませんか?
40年前の「仕事」が、20年後にドラマの主題歌になり、それが、自分の子供世代のファンを連れてくる。
って。
タイアップ料も入れば、CDも売れる。何よりもファンが増える。
その結果、商売が潤っていくんですよ。
と書きましたが、
これ以上の「仕事」ってなかなかありませんよね?
音楽家であれば、珍しい話ではないのかもしれませんが、普通の商売で考えてみたら異常です。
40年前の活動が、40年後も商売になっているって。
完全に、「資産を生む営み」。まさに「仕事」ですよね。
ちなみに、昨日の達郎さんのラジオ番組で、
私と同じようにドラマ入り口で、<RIDE ON TIME>を知って、達朗さんのファンに。当時はなんと、幼稚園児!
さらに、ドラマの舞台の航空会社に憧れ、念願かなって、今年の4月から新卒で航空会社で働いている
というファンからのハガキが紹介されていました。
「凄い商売だ」なんて、書いておきながらですが、
達郎さんにとっては、もう売り上げなどはどうでも良くて、誰かの人生にプラスの影響を及ぼす。こちらの方が大事なんだろうな、とも想像します。
どちらにしたって、すごい仕事ですよね。
そんな<RIDE ON TIME>の40周年の記念日だった昨日、これまた大好きなMISIAのライブに行ってきました。
コロナ後の初ライブ。
会場は、東京国際フォーラム。政府のガイドラインに従って、席数は半分にしての開催。
両隣は空いていますから、ある意味、超VIPなコンサートでした。
ファンとしては、VIP空間かもしれませんが、主催者にとっては、只事ではないですよね。
単純計算で、売り上げは半分ですからね。
しかも、今回の興行収入の一部を医療従事者に寄付するとのことですから、完全に採算度外視。
これも、商売ではなく、ファンに「音楽の力を届けたい」という気持ちから開催されたものだったと推測します。
MISIA並び事務所のリズメディアにはただただ頭が下がります。
ライブは?というと、相変わらず最高でした。
いや、いつにもまして、最高でした。
神ですよ、神。
歌、上手すぎですよ、MISIA。
このコロナ期間も、ライブ配信はいくつか見ました。
MISIAで言えば、先月初めてLINE LIVEで配信された、MISIAのブルーノートのコンサートも、7月のTBS「音楽の日」も。
山下達郎さんの初めてのオンライン配信も。
どれも本当に素晴らしいものでした。
自宅で、最高の音楽に酔い痴れることができる。
これは、コロナ前に実現されなかったことですから、体験としては有難いし、これはこれで素晴らしかったです。
でも、リアルなライブは全く別物でした。
いやー、本当に違うんですよね。
これが2Dor3Dの差なのか?
生音の違いなのか?
大勢の人が一緒に熱狂しているからなのか?
空気を伝わる、会場の力なのか?
何が原因なのか?は特定できないのですが、
どうも、この胸が熱くなる感じは、オンラインとは全く別物でした。
やっぱライブは最高です。
「早くこれが日常に戻る日が来ると良いなー」と願うばかりです。
確かに我々の仕事においても、オンラインの比重が増えているのは事実です。
打ち合わせもオンラインが常態化しています。
オンラインでも、議論すべきことは出来るし、決めるべきことは決めることができます。
「伝えることは伝えられている」と思っています。
でも、リアルでしか伝えられない何かがあるのかもしれない。
リアルだと、よりエネルギーを帯びることがあるのかもしれない。
そんなことを考えました。
仮にこれが真実だとしたら、
コミュニケーションにおいては、
会って話すのか?オンラインで十分なのか?
という新しい分岐が生まれたと言えます。
今までは、会って話す。電話をする。メールをする。チャットアプリでする。
この4つが主なツールでしたが、5つ目として、「オンラインで話す」が加わったことになります。
これらをどのように使うのか?
伝えたいメッセージに合わせて、これらを選び取る技術が、これからのコミュケーションの巧拙を決めるのかもしれません。
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【今日のうねり】
仕事とは、未来に資産を生む営みのことを言う。
音楽家の仕事はそれの典型だ。
彼らの世界ではそれが当たり前かもしれないが、一般の商売では珍しい。
だからこそ、実は学びが多いのだ。
そして、リアルの力。オンラインでは伝えることができない何かがそこにはある。
伝えたいメッセージに合わせて、5つのコミュニケーションツールを上手に使いこなすことが、コミュケーションの巧拙を決めるのだ。