「目線」に注目。

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令和2年9月25日  今日もクルクル通信767号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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「目標は手を伸ばしてつかもうとするもので、最初からつかめる所まで下げたものを目標とは言わないと思う」

現在、日経新聞<私の履歴書>で連載中の<アートコーポレーション>創業者寺田千代乃さんの言葉です。(9月19日掲載)

この言葉は、

事業の多角化に伴い、社名を<アート引越しセンター>から<アートコーポレーション>に変えた頃に、

ちょうど緩みが出てきからなのか?売上が下がり始めた。

そんな時に、現場からは弱気な数値目標が提示され、「これではダメだ!」と強気な目標を寺田さんが部下に提示した際に言った言葉だそうです。

現場から上がってきた目標が280億で、社長が提示した目標が300億。

+20億。10%の売り上げアップ目標ですから、相当ハードですよね。

ちなみに、<アートコーポレーション>に社名を変更したところ、一般消費者には<アート引越センター>と同じ会社だと思ってもらえていなかった。

その事実に気づいたときに、速攻で、<アート引越センター>に社名を戻したそうです。

この言葉を読んだ段階で、既に震えたんですが、

実際に、この目標を達成した

という結果を知ったときに、さらに震えました笑

人によっては、

「でもさ、目標って、手の届かないところに設定しなきゃ意味ないって、よく言われていることじゃない?」

っていう人がいるかもしれません。

確かにそうです。よく言われることです。

でも、

どこまでその言葉に体温を感じることができるのか?

が大事なんですよね。

その「体温」を伝える最適な方法が、「物語」なんだと思います。

<私の履歴書>という毎日連載の物語を通して、寺田さんの人生に触れているから、そこにリアリティーを感じるんですよね。

これを「物語の力」と言わずしてなんというか。

なんて思いました。

 

それはさておき、

目標は手を伸ばしてつかもうとするもの。最初からつかめる所まで下げたものは目標ではない。

という話ですが、

これはまさに、チクセントミハイ先生の「フロー状態」を作り出す要件とも、ハマってしまうゲームの要件とも同じですよね。

できそうでできない。そのギリギリの負荷、課題設定が重要なんですよね。

目標は、目線に言い換えることができると思います。

いかに、高い目線で行動できるのか?

が、成果に繋がりますからね。

「売上目標」とか「人生の目標」というと、大層な話に聞こえますが、「目線」に置き換えてみると、具体的な行動として関係することなので、目標よりも身近に聞こえるように思います。

例えば、歩く時。この時も、「目線」が重要です。

その昔、デューク更家さんのウォーキングスクールに通ったことがあったのですが、

その時も、「目線」の重要性が語られていました。

「一本の針金で、頭のてっぺんを引っ張られているような感覚で、頭の位置を固定して、そこで目線を維持したまま歩いてください。目の前に、一本の線が引かれていることを想像すると良いでしょう。目線がずれるとまっすぐ、かっこよく歩くことは出来ませんよ」

みたいな。

あるいは、筋トレでも「目線」は重要です。

例えば、懸垂。これも目線が重要なんですよね。特に、しんどくなってきたときほど。

週1回の加圧トレーニングで、懸垂をやるようになってから1年以上経ちました。

理想は、目線を常に斜め上の天井を見るくらいに固定しておくことなのですが、しんどくなってくると目線が落ちてしまうのです。

目線が落ちてくると、アゴの角度が下がってしまい、正しいフォームでできなくなってしまうんですよね。

正しいフォームが取れない=欲しい成果が得られない

ので、トレーニング効果は激減してしまいます。

一方で、目線が高すぎてもダメなんですよね。これはこれで、正しいフォームが取れなくなってしまいますから。

人の行動は目線に引っ張られるものなんですよね。

これは、トレーニングだけでなく、仕事でも同じです。

自分に合った正しいフォームで実施するから成果が上がるし、そのフォームを作る上で重要なことが目線なのですよね。

目線が高すぎても、低すぎてもフォームは崩れてしまうのです。

これは、目標においても同じですよね。

高すぎたら、

「これ、無理ゲーじゃね」

って、テンションがガタ落ち。正しいフォームで頑張ろうって気持ちが湧きません。

逆に、低すぎても、

「こんなの、片手で出来ちゃうよね」

って、やっぱりテンションが上がらず、いい加減なフォームで適当に流してしまいます。

成果を上げるには、正しいフォームで実行することが欠かせないのですし、

正しいフォームを作る。それを維持し続けるにも、正しい成果(=目標)のセットアップが必要なのです。

このように考えると、

正しいフォームと正しい目標(目線)ってのは、表裏一体。密接不離な関係。

とも言えるのかもしれません。

 

人の行動は「目線」に引っ張られるもの。だからこそ、ちょうど良い高さに目線をセットすることが大切。

それが、行動とその成果も決める。

日々の行動から「目線」を意識するのです。
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【今日のうねり】
人生において、目標は大切だ。
いきなりそんなことを言うと大層なことに聞こえるが、目標というのは目線と言い換えることができる。
人の行動に引っ張られる生き物だから、ちょうど良い目線を保つことができれば、自ずからそれに合った行動をするようになるのだ。
もちろん、その目線は自分に合ったものでなければならず、低すぎても、高すぎてもダメなのだ。
ちょうど良い目線は、正しいフォームも作ってくれる。
正しいフォームなくして、正しい成果なし。
目線とフォームと成果は密接不離の関係なのだ。

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