「背が高いからバスケ?それって、普通になっちゃうんじゃない?」

==========
令和2年10月19日  今日もクルクル通信791号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
========

「この子、けっこう体がおっきいんだよね」

「そうか。だったら、バスケットボール、やった方がいいんじゃない?」

「えっ?ダメでしょ。バスケ、やったら。おっきい子ばっかいるじゃん。

全然活かせなくない?むしろ普通以下になっちゃう可能性だってあるじゃない。

なんでわざわざそんなスポーツやるの。どうせやるんだったら、体が大きい子が選ばなそうなスポーツやった方がいいわよ。それが、なんだかはわかんないけど」

これは先日隣のテーブルでパスタを食べていた家族の会話です。

今日も、昨日に引き続き、飲食店で聞いた話ネタです。

その大きい子は、小学校1年生ぐらいでしょうか。

言われてみれば確かに、大きいようにも感じます。

でも、めちゃ大きいか?と言うと、そんなこともなさそうです。

「そこそこ大きい」程度だと思われます。

ということはさておき、

体が大きいからって、体の大きい人が沢山いそうなところに突っ込んでいってどうするの?むしろ、逆じゃない?

という、このお母さんの指摘、めちゃ鋭いですよね。

このお父さん、きっと、プレ「スラムダンク世代」なのかもしれませんね笑

バスケットボールって、今めちゃ人口多いんですよね。日本で競技人口はNO1らしいです。

たしかに、こんなお父さんの、

「〇〇だから××やった方がいいんじゃない?」

というステレオタイプな発想。こういった安直な発想で、物事を決めるってことはけっこうありそうです。

背がおっきいんだから、バスケットボール。あるいはバレー。

がっちりしているから、ラグビー。

足が速いから、サッカー。

などなど。

実際、こんな感じで決まっていることも多いでしょうから、ステレオタイプな人がそのスポーツに集まりやすいのは事実かもしれません。

逆に言えば、スポーツを始める入り口ってのは、内容はいざしらず、安直なものが多いんでしょうけど。

実際、私がサッカーをやった理由は、転校した学校で流行っていたから。ただそれだけです。

 

ただ、それっぽい人が、そこに集まるから。それによって、普通のところにいたら、武器だったことが、武器ではなくなってしまう。

すると、その武器を活かした戦いができない。

そんなことがあるのも事実のように思います。

どうせだったら、自分の強みが活かせる場所で戦いたいものです。

もちろんこれは、子供スポーツ選びでも、ビジネスにおいても大切なことです。

どの業界を選ぶのか?

どこで戦うのか?

という話ですからね。

確か、一橋大学の楠木健先生が、こんなことを仰っていました。

どの業界で商売するのか?ってのは、「戦略」以前の前提条件。

寒さの超厳しい、北極で戦っているような商売もあるし、一方で、常夏のハワイのようなところでやる商売もある。

どちらが良いのか?と言ったら後者です。

例えば、パソコンメーカー業界。この商売は言ってみれば前者の北極です。

構造的に利益が出にくい。

買い手(一般消費者)からは値下げ要求が強い。競合も多い。

一方で、売り手(部材メーカー)の値上げ要求は強い。そして、それを飲まざるを得ない状況。

(例えば、パソコンの心臓部であるCPUはインテルに握られてしまっている)

この手の商売はどうやってもきつい。

ここで得られる成果は、戦略が優れているとか、その会社が優れているかどうか?とか、社員が優秀or優秀じゃないとかっていう以前の前提によるもの。

一方で、例えば、製薬業界。ここは、真逆で利益が出やすい構造になっています。軒並み、利益率は高めですよね。

繰り返しになりますが、これもどちらの企業や社員が優れているor優れていないという話ではないのです。

「業界」(その構造)がどうなっているのか?という前提の話なのです。

このように、どこ?ってのはめちゃ大事なのです。

 

スポーツでも同じことがありますよね。

どのスポーツなのか?によって、トップ選手の稼ぎがまるで違います。

例えば、F1とカーリングのトップ選手の年俸はまるで異なりますよね。

どちらも等しく、弛まぬ努力をし続けているにも関わず、稼いでる額で言えば、

場合によっては、桁が二つ変わるかもしれません。

これだって、どちらの選手が身体的に優れているとか、優れていないとかということには一切関係ありません。

その業界の構造によって決まっているだけなのです。

(もちろん、稼ぎが良い悪いが全てではないですし、それを評価の全てと言うわけでありません。あくまで例です)

 

やっぱり、

どこで戦うのか?

ってのはめちゃ大切なのです。

しかも、これは、後で変えるのが容易ではありません。

だからと言って、頭でっかちになって、動けないのも問題。

最後は、「エイヤ!」で突っ込むしかないですが、それにしても、

を何を基準に「どこ?」選ぶのか?

は、肝に免じておいた方が良い。これは間違いなさそうです。
*****
【今日のうねり】
どんなことでも、「どこ?」が大事だ。
構造的に厳しい環境。北極を選んでしまったら、どうやったって、厳しい戦いを強いられてしまう。
できることなら、常夏のハワイを選びたい。
その環境ってのは、前提になってしまうから、努力をしているorしていない。と言うことが成果とは関係ないのだ。
で、「どこ?」は始める前であれば、選ぶことができるので、
何を基準に、「どこ?」を選ぶのか?そこには十分注意を払うと良いだろう。