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令和2年10月27日 今日もクルクル通信799号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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御礼することも、営業することも、通底していることは同じ。
それは、相手に自分を気にかけてもらえるにはどうしたらいいのか?
という問いを回し、それを形にすること。
気にかけてもらうには、
自分の個別具体の話を伝えることが大事。
一昨日の話で言えば、
自分にしか書けない一言を書くこと。
そんなことを昨日書きましたが、今日も続けます。
就職活動の時に、慶應ラクロスの先輩であり、電通の大先輩でもある、小島さんから頂いた、エントリーシートへのコメントは、一生忘れることはないでしょう。
それは、
形容詞を使わずに書いてください
でした。
はあ?形容詞を使わない?
この人、正気で言ってんのか?って思ったんですが、真顔だったんです。その表情から、これは本気なんだってことを理解しました笑
なぜ、形容詞を使ってはならないのか?その理由は、
形容詞の内容は、自分で言うことではないから
です。
例えば、
私は、
責任感がある
とか
リーダーシップがある
とか
行動力がある
とか
元気がある
とか
そういうことを書いたとします。
でも、これって、
相手が客観的に判断することだよね?自分で言うことではないっしょ!
仮に自分がそう思っていたとするならば、そう思っている根拠となるエピソードを具体的に書きなさい。
というものでした。
だって、同じエピソードを聞いたとしても、
リーダーシップがあるやつだな
と思うのか
責任感があるやつだな
と思うのか
かわいげのあるヤツだな
と思うのか
人それぞれ違うから。
確かに、仰る通りなんですが、どう書けばよいのだろうか?
と苦悶したこともはっきりと覚えています。
結果、自分で書き切ることができず、私のエントリーシートは、同じラクロスの先輩かつ電通の先輩でもある、加藤さんが全部書いてくれました…笑笑
今朝歯磨きをしているときに、
この形容詞の話って、昨日の書いた、「個別具体の話を書く」ということとまったく同じじゃん!
って思ったんですよね。
ブックライターの上阪さんも、全く同じように、
「小学生の文章がなぜ幼稚か分かりますか? それは形容詞ばかりを使うからです」
と話をしていたことも思い出しました。
楽しかった。嬉しかった。悲しかった。
早かった。遅かった。
綺麗だった。可愛かった。
などなど。
たしかに、これらの形容詞って、小学生っぽい稚拙な文章に頻出していますよね。
この形容詞を多用していることが、幼稚さの原因にもなっているんですよね。
もし、「美しい」と感じたのであれば、
なぜそう感じたのか?
具体的に記述する。これが大事なのだと。
例えば、
昨日、見た夕日が綺麗でした
と書くならば、
昨日、お母さんと一緒の買い物の帰り道、空を見上げると、ちょうどビルとビルの間から、夕日が見えました。
夕日が、ビルの窓に反射して、きらきらしていました。ずっと見ていたかったけど、まぶしすぎて、目をそらしてしまいました。
ちょうど時間は5時ぐらい。日が沈むのも早くなって、夏も終わっちゃったなぁと思いました。
って書いた方が良い。ということです。
自分がそのとき感じた理由。情景であれば、それをこと細かに描写する。
それの方がよっぽど相手にも伝わるし、自分にしか書けないものになる。
あるいは、
「今日は超寒くない?」と話すのか?
「昨日よりも、気温が5度下がっていたよ」って話すのか?
「今日は、乾燥している」と書くのか、
「今朝、部屋の湿度計は23%だった」と書くのか?
どっちが分かりやすいのか明らかですよね。
そんな話をされていました。
まぁ、気温や湿度計の話になると、感覚ではなく、「ファクトで語れ」っていう別の話にもなってしまいますが。
いずれにしても、
形容詞を使わず、個別具体の話を書く。
ということは、自分らしさをお伝えする上でも、分かりやすい話をする上でも、大事なんですよね。
自分らしく、分かりやすい話をする
ということは、どんなことにも欠かせない、コミュニケーションの基礎でもあるので、確実に身に着けておきたいものです。
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【今日のうねり】
形容詞を使わずに、個別具体の話を記述することは、自分らしく、分かりやすい話をすることにもつながる。
これは、コミュニケーションの基礎でもあるので、確実に身に着けることが大切だ。
基礎だからこそ、これができれば、御礼も営業もお願いも、できるようになるのだ。