秋刀魚定食が電子レンジで「チン!」

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令和2年10月28日  今日もクルクル通信800号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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昨日は猛烈に魚が食べたくなり、ランチにお魚屋さんに入りました。超久しぶりです。

ちょうど、何度か行ったことのあるお店の支店を発見したので、そちらに向かいました。

13時過ぎにお店に到着したのですが、こちらも本店と同様人気店。

「今片付けていますので、すぐご案内できますので、少しお待ちください!とのこと。

メニューを見ながら待つことにしました。

この店、常時30品目の中から、メニューをチョイスするという独特のスタイル。

あまりの多さに、目移りしそうになりますが、

今日のお目当ては、焼き魚。中でも、さんま。

秋刀魚の塩焼きは大至急、確定させました。

なんせ、今年はまだサンマを1回しか食べてなかったので。

さて、もう一品どうするか?

刺身も、ずっと食べていないので、アジとイカの刺身をチョイス。

テンションを上げながら、お料理を待ちました。

「お待たせしました!」という声とともに、秋刀魚の塩焼きに目をやると…

「むむむ」。どうも、イメージと違う。

しっとりしすぎているんです。

どうみても、秋刀魚から湯気も立ってないし、魚を焼いた時の皮の焦げ感やパリパリ感もない。

「まぁ、見えないだけだろう」と恐る恐る、秋刀魚に箸を入れました。

ところが、「パリッ」とか「ザクッ」とか、「パリパリ」とか、皮が弾ける音が一切しません。

皮をはいだ時に、モアモア湧き出る湯気もありません。

「ま、まさか」と思ったんですが、それが的中してしまいました。

この、秋刀魚、電子レンジで「チン」ですね。

お料理を待っている時に、電子レンジの「チーン」という音が聞こえたんですよ。

でも、30品目もあるんだから、まぁ一つぐらい、例えば、「豚の角煮」とかだったら、ありうるかも?なんて思ってはいましたが…

まさかの秋刀魚の塩焼きで、「チン」とは…

その発想はなかった!ってやつでした。

万が一、私の勘違いだったらごめんなさい!

でも、最初から最後まで、あの秋の秋刀魚の香ばしさ、身の甘みとキモのにがさと大根おろしのハーモニー。これを感じる瞬間が1度もありませんでした。

刺身の方は?言うと、こちらも残念な結果でした。

「生わさび」ではないことは想定内です。(原価高いですからね)

ですが、ショウガなら「生」だろうという読みもあり、アジとイカを選びました。

ですが、

ショウガもチューブでした。あろうことか。あの生姜の強めの辛みもほのかな香りもなく…

秋刀魚を見たときから、薄々は感じていましたが。

私が夢見た、

アツアツの秋刀魚に、納豆ご飯。時々、刺身。

という理想のお魚ランチは儚く消えました笑

とはいえ、収穫はありました。

納豆ご飯です。(納豆は追加)

最高でした。絶対にスベらない。

納豆ご飯って何であんなに美味いんですかね?

改めて、最後の晩餐は「納豆ご飯」(withお味噌汁)と心に誓いました笑

で、でも、ちょっと待て。

不完全燃焼の秋刀魚ランチに1200円も払って、結局、納豆ごはんに感動するんだったら、

大好きな吉野家で、牛皿定食に納豆をプラスした方がよっぽど満足感あったんじゃね?

なんて思ったことは、ここだけにしておきます笑

 

そんな昨日のうっ憤を晴らすかのように、今朝は、鮭の塩焼きを食べました。

焼き立てのアツアツ感も、ご飯と納豆とのハーモニーもばっちり。

自宅だとこれに、海苔とじゃこと梅干がつきます、完璧です笑

 

さて、昨日の秋刀魚は、焼き立てじゃないことだけは確かでした。

(チンでも、作り置きでも何でも構いません)

では、このお店は、ダメなお店なんでしょうか?

そんなことはありません。

お客様が並ぶほどの人気店ですから、一定数以上のリピート客がついていることは間違いありません。

もしかしたら、基本は焼き立てを提供。

たまたま、オペレーションの都合上、私だけが、出来立てではないものがサーブされただけかもしれません。

そんな「はずれくじを引いただけ」ということもあるかもしれません。

だとしたら、

固定客がついている理由は何なんでしょうか?

このお店が提供しているものは何なんでしょうか?

例えば、それは、

「豪華30品目の中から選べる!」というワクワク感

そこそこのクオリティのものが30品目の中から自由に選べる。

これが、お店の提供している価値と言えるかもしれません。

確かにそんな品目から自由に選べるランチなんて、そんなにないですよね。

30個のメニューがあるのではなく、30個の中から選んで、自由に組み合わせることができる。(知らないだけかもしれませんが)

例えば、大戸屋ややよい軒とはコンセプトが違いますよね。

「そのコンセプトが良い!」って人もたくさんいるのです。

たまたま、そのコンセプトが、私には刺さらなかっただけ。

私にとっては、沢山のメニューの中から、自由に選べるよりも、

(そこそこ)良いお魚を、焼き立てで、食べさせてくれる。

方が、嬉しい。

言い換えるならば、(そこそこ)良いクオリティーのお料理を丁寧に。そこそこの値段で提供してくれる

お店が私にとっては、良いお店(ランチ)なのです。

今回は、私にとっての良いお店の評価基準に合わなかっただけなのです。

ですので、また別の人にとっては、

私にとっての「良いお店」が「良いお店」ではない人もたくさんいるのです。

それが良いとか、悪いとか、そういう話ではないんですよね。

評価基準が違うというだけなのです。

 

商売は自分が提供している価値は何か?を理解し、それを評価(共感)してくれるお客様を集めることができるか?

これが大事なんですよね。

万人の共感を得ることができれば…なんて思いますが、そんな商売って、ほぼない。

まずは、小さくても良いから、確実に評価(共感)して下さるお客様を集める。

そんな意識が大切なのです。

もう秋も終盤戦ですが、理想の秋刀魚の定食を食べようと思います笑
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【今日のうねり】
良いも悪いも、評価基準が変われば、変わってしまう。
大切なことはそれをきちんと持つこと。これができないと、議論が水掛け論になってしまう。
万人にとっての「良い」ものなんて、そもそもほぼない。
まずは、小さくても良いから、確実に自分の価値に共感して下さるお客様を集める。
商売においては、まずはこの意識が大事なのだ。