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令和2年11月5日 今日もクルクル通信808号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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8/11(11人中、8人)
7/10(10人中、7人)
これ、何の数字か?というと、
昨日、今日、朝の電車の座席に座っている人ので、スマートフォンをいじっていた人の割合です。
それ以外の人は全員寝ていました。
なので、起きていた全ての人がスマートフォンをいじっていたということです。
「別に不思議はないよね」という思う人もいるかもしれませんし、実際、不思議でもないのかもしれません。
でも、改めて見ると凄い光景ですよ。
ものの5年前には考えられない光景です。
東京で、電車通学&通勤歴30年を超える、私ですが、
全ての人が同じことをしている。こんな光景は、いまだかつて見たことがありません。
その昔は、一人一人、車内でやっていることは様々でした。
例えば、少年誌を読む人。週刊誌を読む人。女性セブンなどその他雑誌を読む人。書籍を読む人。中央紙を読む人。スポーツ紙を読む人。片耳ラジオを聞く人。
なんならその行動を見るだけで、今日は何曜日なのか?だって分かりましたよ。
少年誌で言えば、月曜日はジャンプ。水曜日はマガジン、木曜日はチャンピオンか、ヤングジャンプ。
週刊誌で言えば、月曜日は週刊現代。火曜日はSPA。木曜日は週刊文春に、週刊新潮。
発売日には、中づり広告も出ていましたから、車内もにぎやかでした。
子供の頃は、中づり広告はかなり読み込んでいて、それを熟読して、各雑誌の記事を読んだ気になっていました笑
ちょうど10年前は、R25などフリーペーパーもけっこう読んでいる人がいましたね。
一番減ったような気がするのは、新聞組ですかね。
もうあの満員電車の中、紙面を四つ折りにして新聞を読む人なんてほぼいないないですよね。絶滅危惧種。
なんて言っていますが、ものの5年前までは、私もそれを全力でやっていました笑
スーツ着て、日経新聞をカバンに入れ、車内で四つ折りにして読む。
それが社会人のスタンダードぐらいに思っていました。
でもこれらの行為自体がなくなっているのか?というと、そういうわけではないかもしれません。
ニュースも、文庫本も、雑誌も、漫画も、音楽も。
全てが、スマホというデバイスに集約されているだけ。
私も、日経新聞は電子版です。
めちゃめちゃ便利です。30年前では想像なんてできません。
まさに、生活は一変してしまいました。
では、この変化が急激に訪れたのか?
というと、そんなこともないですよね。
徐々に、徐々に変化していったんですよね。
iphoneが発売されて、10年。
最初は、感度の高い若者が飛びついただけで、老若男女が持つものではなかったです。
でも、NECが、シャープが、ソニーなど、各社もスマホを発売して、シニア向けのスマホも発売されて、10年という月日をかけて、徐々にすべての世代の生活に浸透していったんですよね。
じわじわと徐々に生活に入り込んでいったのです。
総務省のデータによると、2018年の段階で、スマホの所持率は、全体で60%。20,30代では、90%を超えています。
70代になると、急激に所持率が減るので、全体としては、60%ですが、
スマホは「現代人のライフライン」と言ってよいですよね。
変化は、このように徐々に起こるものと急激に起こるものの二種類があります。
急激な変化で言えば、今回のコロナによる「リモートワーク化」がそうですよね。
変化の中にいると、その変化に気づかない。
と言われますが、今回のこれは、まさにそれかなって思いました。
気付かないうちに、当たり前が変化している。パラダイムが一変することがある。
そんな変化の波に飲み込まれないよう、時代の変化を敏感に感じ取れるようにありたいものです。
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【今日のうねり】
変化の中にいると、その変化に気づかないと言われる。
例えば、スマホ。これは私たちの生活を一変させてしまったが、それにだって、気づかないうちに徐々に起こっていったことだ。
でも、飲み込まれたものは、消えてしまった。
そうならないように、時代の変化に敏感であり続けるのだ。