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令和2年11月6日 今日もクルクル通信809号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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コミュニケーションは折り紙のようなもの
だと思います。
その昔、折り紙がめっちゃ苦手でした。
例えば、紙飛行機を折ったとしても、ちゃんと飛んだ記憶がありません。
そもそも、頂点と頂点が、辺と辺がビシッときれいに揃った、いかにも飛びそうな紙飛行機を折れたことがないのだから、当たり前ですね笑
折るたびに生じる、僅かなずれが積み重なって、結果的に不格好な紙飛行機になってしまった、そんな記憶ばかりです。
こうした不格好な紙飛行機は、解体した時についている、折跡を辿ってみても、復元することができないんですよね。
たぶん、揃っていないところが多すぎて、どこをどのように折れば良いのか?が分からないんだと思います。
一方で、上手な人が作った紙飛行機は、それとは真逆。
解体しても、折跡を辿っていくことで、きれいにそのかっこいい紙飛行機が復元できるんです。
例え、折るのがヘタクソな私だったとしても。
ヘタクソだっただけに、そういう上手な人の、折跡をトレースして、紙飛行機を作ったことが沢山ありました。
で、冒頭に書いた、コミュニケーションと折り紙の何が一緒なのか?と言いますと、
コミュニケーションも折り紙も、第3者が、その軌跡をたどることで、内容を復元(理解)できること。
です。
コミュニケーションで言えば、例えば、良い打ち合わせであれば、同席あるいは、議事録を読むことで、
その場は、何のためにセットされたものなのか?
そこで決めたいことは何か?
それを決める上で、何が論点になっているのか?
が、初参加の第三者でも分かるものだと思うのです。
コミュニケーションは、基本は「質問」とそれに対する「答え」で成り立っていますから、
これがきちんと一対一対応が行われている。これが良いコミュニケーションですし、
これができていれば、第三者がそれを聞いたとしても内容を理解することができるのです。
一つ一つの折りによって、頂点と頂点が、辺と辺がきれいに重なり合っている、折り紙は、
その折跡を追うことが容易で、追うだけで、誰でもきれいなものができる。
これと同じだと思うのです。
もちろん、自分が不利になるので、応えるとバツが悪いので、「敢えて、質問に答えない」というテクニックもあるかもしれません。
意図的にそれができていれば、全く問題ありませんが、意図せずにそれをやっていたとしたら、大変ですよね。
国会の中継で
「ちゃんと、質問に応えろ!」
なんて、ヤジが飛ぶがあります(想像)が、これはどちらなんでしょうか笑
良いコミュニケーションやちゃんとした会話は、一つ一つの質問に正しく答えることから始まります。
この一つ一つに、微妙なズレが発生してしまうと、結果的には、私の紙飛行機のように、不格好になります。
小さなズレがまた別の小さなズレを生み、それが積み重なって、結果的に大きなズレを生んでしまう。不格好になってしまうのです。
コミュニケーションにおいて、そんなことにならないように、
一つ一つの質問の意図を理解し、それに一つ一つ丁寧に答える。
これが大事なんですよね。
折り紙の場合は、ユニコーンとかドラゴンとか、サクラとか。超難しいものもあるようですが、
ビジネスにおいては、そんな超難しい「質問と答え」ってのはそんなにないように思います。
かっこいい紙飛行機よろしく、一辺一辺、丁寧に織り込んだコミュニケーションをして行くのです。
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【今日のうねり】
良いコミュニケーションは、きれいな折り紙みたいなものだ。
何が共通点かと言うと、どちらも、第三者が、その軌跡をたどることで、理解できる。(折り紙であれば復元できる)という点だ。
どちらも、一つ一つの丁寧な折り込みによって、作られるものなのだから、それを怠ってはならないのだ。
ましてやビジネスにおいては、シンプルなやりとりがほとんどなんだから。それさえちゃんとやっていれば、かわすことができるのだ。
一つ一つを丁寧にやる心構えが大切なのだ。