ゴミ置き場で「見て見ぬふり」。そんな私の話。

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令和2年11月7日  今日もクルクル通信810号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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今朝、かなりバタバタしながら、「燃えるゴミ」を片手に家を出ました。

ゴミ置き場の扉を開けると、そこには「燃えるゴミ」がないので、今日が、「ゴミの日」だということを思い出しました。

マンションの目の前のゴミ置き場に、ゴミを置こうと駆け寄ったその時、そこから、いくつかのゴミ袋がはみ出ていることに気づきました。

しかも、カラスの仕業か?1部ゴミが袋から出て、少しだけ散乱していました。

私は、はみ出しているゴミ袋だけ、ゴミ置き場に置き直し、散乱しているゴミはそのままに、駅に向かいました。

その光景を見た時、ぶっちゃけますと、私は、

「やべぇ、このゴミもきちんとゴミ置き場に戻した方が良いに決まっているよな。でも…時間がない。しかも汚い。

ごめん。管理人さん、よろしく!」

って、心の中で呟いていました。

要は、「時間がないこと」を言い訳に、「見て見ぬふり」をしたわけです。

ですが、駅に着いた時に忘れ物をしたことに気づきました。

慌てて家に戻り、荷物をピックアップ。そのまま再度、駅に向かおうとマンションを出た時です。

ある初老の男性が、私が見て見ぬふりをしたゴミをキレイに一つのゴミ袋の中にまとめていました。

しかも、管理人さんでもなく、マンションの住人でもない人です。おそらくこのあたりの住んでいる方だと思いますが。

その男性は、ゴミをまとめ終えると、「パンパンパン」と両手をはじいて、それをゴミ置き場に置いて、その場を去っていきました。

その姿に、ついつい私は見入ってしまいました。急いでいるはずにもかかわらず…

「このおっさん、かっこいいな。それに比べて、俺は…器のちっちゃいな…

「徳を積む」とはこういう行為を言うのだろう」

そんなことを思いました。

確かに急いでた事は事実です。

でも、本当にその一手間を惜しむほど時間がなかったのか?というと、そんなこともありませんでした。

全力ダッシュをすれば、ゴミを片付けることもできました。

にもかかわらず、私は、時間がないことを理由に、それをせずに出て行ったんです。

時間がないからなのか?汚いゴミを触るのが嫌だったのか。まあどちらもありましたが…

自分の器の小ささをまざまざと思い知らされ、

「もっと徳を積まねばならない」と、朝から自らを戒めさせられる、そんな1日のスタートとなりました。

 

「徳の積む」とは、weblioによると、「良い行いを重ねる」と言う意味です。

その積み方は色々あるとは思いますが、その最も基本的な積み方は、

人のために何かをする

と言うことだと思います。

その観点で言えばCSKの創業者、大川功さんはとてつもなく「徳の高い」人だったように思います。

先日ご紹介した、アスキーの創業者である西和彦さんが師と仰ぐ、大川さん。

私は西さんの書籍を読むまでは、恥ずかしながら存在すらも存じ上げませんでした。

ただ、この西さんの書籍で紹介されていた、数々の大川さんのエピソードにめちゃインパクトを受け、Amazonで大川さんの書籍を探し、早速読んだんです。

いや、ホントに、凄い人でした。

CSKという会社を創業し、一時代を築き上げたというビジネス上の功績はさておき、

って、置いちゃいけないくらい凄いんですけど笑

その他エピソードもすごいんですよ。

例えば、

ポケットマネーで「MITメディラボ」に35億を寄付した。しかも現金で。

とか

野茂英雄がメジャーリーグにチャレンジする時に、青山の自宅を貸し出して、野茂家族全員をかくまっていた。それがあったから、彼のメジャー行きが決まり、メジャーの成功もあった。と言われている。

とか

高知県立美術館が開館した時に、個人で所有していたシャガールの作品800点超を貸し出した。

さらに、そのオープニングセレモニーで、関係者や地元の人から物凄く感謝されたから、その場で、

「そこまで言うんだったら全部あげます」と言って、全ての作品を寄付した。

とか。

自身が買収した、セガが家庭用ゲーム機から撤退する時に、その損失を埋めるために、

個人資産850億円を寄付した。

とか。

金額も異常なんですが、その豪快さと言いますか、器の大きさと言いますか。徳を積む行為、半端じゃないですよね。

ちょっとわき道にそれますが、MITの寄付の時は、交渉の場で、

10億円値切った

そうなんですよね。

どういう話か?と言うと、

最初は、「5年間で3500万ドル(50億円)の寄付」をお願いされたらしいんです。

ところが、「いつ死ぬかもわからない。面倒くさいから、一辺に全部あげるわ」

って、その場で全額払うって言ったらしいんです。

ただ、ここから値切ったらしいんです。

「大学の資金の利率はいくら?」

ってMITの担当者に聞いて、

「25%」

と言われた。

「そりゃいいね。だったら、今年投資したら利子が付くんだから、3500万ドルもいらんよね?いっぺんに払ってやるから、その分、まけたらどうや。2500万ドルで十分やろ」

って、値切った。

結局、2750万ドル(40億)で着地。

あっという間に、10億円を値切ったそうです。

マジで、商売人として半端なくないですか?ちょっと、鳥肌が立ちましたよ。

 

こんなとんでもなく豪快な話がある一方で、こんな話もあったらしいです。

50億円の商談をまとめた後に、公衆トイレで発見した10円玉を拾っていた。

とか。

大阪で、部下に「タコ焼き、買ってこい。ちゃんと値切れよ!」って言っていた

とか。

こういった、振れ幅の大きさが、大川さんの魅力。人間力の高さ。

そんなことも書籍に書かれていましたが、

こんなエピソードに触れた直後だったからこそ、今朝はなおさら自分の器の低さを痛感したのかもしれません。

言うまでもなく、私には大川さんのような億単位の寄付なんてできませんけど、例えば、

ゴミを正しく捨てる。

トイレや洗面所をきれいに使う。

使われていない会議室の電気を消す。

会議室に置きっぱなしになっていたゴミを捨てる。

使用した机に、飲み物の水滴がついたら、拭いてからその場を後にする。

とか。

まずは身近な、自分の身の丈にあった、小さな善い行いを着実にやる。

そうやって、日々徳を積んでいこう。そんなことを思うのです。
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【今日のうねり】
徳の高い人間になろうと思うのであれば、日々徳を積むしかない。
徳を積むとは、人様のお役に立つことをやること。
寄付をするとか、そんなできもしないこと、背伸びは必要ない。
自分の身の丈に合った、そういった行為を日々やり続けるのだ。

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