ドアを頻繁に開け閉めされる、「冷蔵庫」の気持ちになってみた。

==========
令和2年11月9日  今日もクルクル通信812号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
========

私は料理が全くできません。

ゆで卵とか温泉卵ぐらいは作れますけれども、

これは、「鍋に水を入れて、沸かす」だけで出来ますから、料理ではないですよね笑

そもそも、包丁を使うことが無理です。

理由は、「万が一、指を切ってしまったら、仕事ができない」と思うから。

まあ料理ができるわけがありません、というか意志がないってことですね笑

そんな私が、仮に料理を作ることになったとしたら、おそらく、

超絶段取りが悪い

んだと思います。

例えば、「野菜炒めを作る」としたとしても、めちゃ結構苦労すると思います。

工程としては、

冷蔵庫から、野菜を出す。調味料を出す。

包丁を、まな板を、使う前に洗う。

野菜を切る。

フライパンに火をかけて、調味料を加えて、炒める。

(その間に、使い終わったものから片づけもやってしまう)

たぶん、こんな感じですよね。

「料理上手な人は、作っている最中も、台所がキレイ」なんてことを聞いたことがありますが、

おそらく、全体像を把握しているから。

どれとどれを一緒にやったら楽なのか?そんなことも分かっているから、行動がシャープになるのでしょう。

でも、私がやるとなると、その都度の思い付きでの行動になってしまう(でしょう)

分かった風に、段取りを書きましたが、これは、あくまで書くために整理をしているからで、

実際、チューボーに立ったとしたら、パニくってしまうでしょう。

例えば、何度も、冷蔵庫や棚を開けたり、閉めたりを繰り返してしまう

と思われます。

 

この冷蔵庫の開け閉めですが、

幼い頃に、頻繁に親から注意をされていました。

「開けたり、閉めたりを繰り返していると、冷蔵庫の中のものが冷えない。しかも、お金もかかる」

って。

ちょっと調べてみると、その金額的なインパクトは、年間300円程度のようです。(詳細はこちら

金額的には、大したことがないですね笑

もちろん、値段が高くなる理由は、

扉を開けることで冷気が外に逃げて、再び冷やすのに電力を消費するから

です。

要は、燃費が悪くなるってことですよね。

微々たるものですが、その燃費が悪くなった分ってのは、きちんと請求されている訳です。気づかない人がほとんどだとは思いますが…

この、開け閉めを繰り返されたときの「冷蔵庫」の気持ちを想像すると、

「いや、頼むから、一度に開けるの、まとめてくれない?また冷やすのにエネルギーがいるんだけど。それ、疲れるんだよ」

とか、

「こいつ、いつも、バタバタと開け閉めを繰り返してるけど、ほんと段取り悪いよね?」

なんて感じでしょうか。

冷蔵庫は口がついてないんで、そんなことを言わないですが、人造冷蔵庫くんがいたとしたら、

間違いなく、こんなことを言っていると思うのです笑

 

まとめて行動をすれば、もっと楽になる。燃費が良くなる。

これって、何も冷蔵庫だけじゃなくて、人がやる仕事も同じですよね。

人造冷蔵庫くんと同じボヤキをしている人って、結構いると思うのです。

実際、私がいた、広告代理店の仕事は、この燃費の良し悪しが、仕事力に直結していました。

燃費の良し悪しとは、段取りの良し悪しです。

代理店は、人と人の間に立つのが仕事。例えば、お客様と媒体社と。クリエイターとタレント事務所と。

とにかく確認が多い仕事ですから、出来る限り行動をまとめることができるかどうか?

がめちゃ重要なんですよね。

具体例で見てみます。

例えば、撮影したタレントの写真チェックを事務所に確認するとします。

これも、相手への依頼の仕方を間違えると、何度も連絡を取らなきゃいけなくなります。

「先日、撮影したこのカットですが、実際に広告のラフ案にハメてみました。ご確認いただけますでしょうか?」

とタレント事務所にメールで送ったとしましょう。すると、やり取りが発生します。

冷蔵庫の開け閉めが発生するのです。

「分かりました。いつまでに確認すればいいですか?」

「〇月〇日までにお願いします」

「お戻し内容は再度見せてもらえますか?それとも、これが最終の確認になるんでしょうか?」

「お戻し内容を反映した、修正案をお出しする予定です。そこで最終確認頂けます」

「分かりました」

こんな感じで、タレント事務所とのやり取りは合計3回発生していますね。

3回と言っても、返事の内容は1行程度だし、「大したことないっしょ」って思う人もいるかもしれませんが、その都度、

その業務のことを思い出し、前後確認をして、返答をする

という行為を三回も繰り返しているんですよ。

これって、かなり認知コストが発生しているのです。

このコストって大きいんですよね。目に見えないけども。

冷蔵庫で言えば、冷気が逃げてしまうから、もう一回冷やし直さなければならない。そこにエネルギーが発生しているのですよね。

しかも3回も。

で、でもですよ、

一発で終わらせることってできるじゃないですか。

確認期日も、その後のスケジュールも、最初にメールに書けば。

3回のやり取りが一発で終わるんです。

(場合によっては、最終案の提出予定だって、まとめて伝えた方が良いのです)

 

全体像がちゃんとわかっていて、段取りがちゃんとできる人は、こういったやり取りを一発で済ましているんですよね

こういった進め方ができるようになるには、どうしたらいいのか?

それは、

その業務の全体像をつかむこと。

あるいは、相手に何かを依頼するときに、

これで相手は行動できるだろうか?

自分がこの依頼を受けたとしたら、質問をせずに、すぐに行動できるだろうか?

これを、自らに問いかける習慣を持つことだと思います。

依頼内容を振り返ったときに、「これなら自分で行動できる!」

であれば、それで依頼すれば良いですし、

「これでは行動できない」

であれば、訂正する。

自分が行動できないことは、先方もできるわけないのですから。

そういう自分を使った検証をする。

このひと手間が、結果的にはやり取りを減らすことにつながる。

燃費の良さにつながる。

と思うのです。

冷蔵庫の開閉回数を減らすように、仕事のやりとりも減らす。

そうやって、仕事の燃費を良くしていくのです。
*****
【今日のうねり】
料理上手が、何度も冷蔵庫を開けないように、
仕事のできる人は、何度もやり取りを発生させない。
仮に、そのやり取りが小さいものだったとしても、目に見えない、膨大な認知のコストが発生しているから、
やり取りを減らすことが燃費を下げることに繋がる。
そのために大切なことは、常に、このやり取りで「先方は行動できるか?」を自らに問うことだ。
それがYesであれば、自ずからやり取りの回数は減っていくし、Noなら修正する。
これで、大きく業務改善がなされるはずなのだ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA