==========
令和2年11月12日 今日もクルクル通信815号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
========
Yes, but なのか?
But, yes なのか?
これって、仕事をする上で、めちゃ重要な姿勢だと思います。
仕事だけではなく、社会は、人から何かをお願いされ、自分も誰かにお願いをする。
ことによって、成り立っています。(社会って言うと、急に話がデカいですが…)
なので、誰もが年がら年中、「お願いし、お願いをされる」を繰り返しています。
簡単な依頼は、誰でもできる。
なので、誰でも、「Yes」の一択。
大事なのは、難しい依頼を受けた時です。
そこで、真価が問われますよね。
その時に、お願いに応えてくれる人と、応えてくれない人がいます。
その違いはどこから来るのだろうか?
と考えた時に、出てきた答えの一つが、冒頭の、
Yes, but なのか? But, Yes なのか?
です。
「〇〇さん、××をお願いしたいんですけど、ご検討いただけますでしょうか?」
「いやー。難しい(無理)ですね。一応検討してみますが」
これがBut, yesスタイルです。
一方で、Yes, butスタイルは
「ありがとうございます。一旦、どうすればそれができるのか?を検討してみます。
ただ、△△が理由でちょっと難しい部分もあるかもしれませんので、少しご相談をさせて頂くことが出てくるかもしれません」
こんな感じです。
依頼した方は、どちらの対応の方が気持ちが良いのか?と言えば、当然ながら、
前者よりも後者ですよね。
圧倒的に。
そもそも、「難しいのが分かっていて、依頼してんだよ」って話。
にもかかわらず、初っ端から、「実質No」を言われてしまったら、
「あれってやる気ないよね?」
って、依頼した方は思ってしまいます。心象も最悪です。
もしかしたら、このコミュニケーションスタイルをとる人の中には、打算的に、これをやっている人もいるかもしれません。
期待値コントロールみたいな。
最初に「できない」と言っておいて、「やっぱ、できました!」って言った方が、
お客様を喜ばせられる。
手柄を立てられる。
感謝される。
ピンチを救ったヒーローになれる。
なんて思っている人もいるかもしれません。
もちろん、それをやると、効果的な局面があるかないか?と言えば、あるとは思いますが、レアだと思います。
そもそも、これは、かなり高度なテクニック。
やり方を間違えたら、心象を悪くするだけの「諸刃の剣」になります。
(個人的には、使いません。気持ちよく仕事をしたいと思っているので)
そんなことも考えずに、ナチュラルに、But, yesをやっている人がいるとしたら、
大損をこきまくっているので、大至急改めて方が良いでしょう。
マジで、誰からも愛されない人になってしまいますから。
このBut, yesスタイルは、相手の心象を悪くするだけではありません。
これでも十分恐ろしいのですが、同じくらい、いや、もっと恐ろしいのが、
実際に、依頼に応えることができないことです。
「But, yes」からの結局、「No」
になる可能性がめちゃ高いと思うのです。
なぜなら、
頭から、「No!」と言ってしまっているから。
先に「無理」「難しい」と言っている人は、
なぜ、それが無理なのか?難しいのか?
その理由探しからスタートしてしまいます。
できない理由を探し、その理由を検証する。
そんな思考が、できない行動生み出すから、結果的にも、できない
んだと思うのです。
一方で、「Yes, but」の人は、先に「Yes」なのですから、
どうしたらできるんだろうか?
この問いが真っ先に頭に回ります。
できる理由探しからスタートします。
「無理」から始まる人とは真逆なんですよね。
どうしたらできるのか?
を考え続けているから、もしかしたら、「あれとあれがなんとかなればできるんじゃないか?」という解決の糸口が発見できるんだと思うのです。
その「あれとあれ」をクリアするために、自社で調整することもあるかもしれませんし、お客様にお願いすることもあるかもしれません。
でも、全ては、依頼に応えるため。ベストを尽くすための行動だから、誰もが前向きに協力してくれるのです。
もちろん、それでも、「できること」も「できないこと」もあるでしょう。
Yes, butでも最終的に、Noになってしまうこともあります。
でも、Yesになる確率が、どっちが高いのか?と言ったら、圧倒的にYes, but
なんだと思うんですよね。
お客様にとっても、自分にとっても、Yes, butなのです。
「But, yes」からのBadman
ではなく、
「Yes, but」からのBatman
になるのです。
*****
【今日のうねり】
生きる上での大切な心的態度は、「But, yes」だ。間違っても、真逆の「But, yes」になってはならないのだ。
良いことが一つもない。
相手からの愛されないし、実際に、依頼に応えることもできないから。
先に、「Yes」と言うから、「どうしたら、それが実現できるのか?」という問いが脳内を駆け巡る。だから、できる確率が高まる。
でも、Noを先に唱えたら、できない理由を探してしまう。だから、できない。
「Yes, but」からのBatman