「選択肢が増えすぎるとストレスがかかって、選べない」は本当だった

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令和2年11月13日  今日もクルクル通信816号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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昨日夕飯に食べたお蕎麦屋さんでの出来事です。

「ジャージャー麺のお蕎麦版」みたいなメニューがあり、珍しいので注文しました。

数分後、店員さんがお料理が持って来てくれました。

「お待たせしました。ジャージャー麵です。こちらが調味料の

七味。甘辛味噌。お酢。辛味噌です。

ご自由にお使いください」

調味料が4つ?これ、どれ使えばよいんだよ?と困惑してしまい

「すいません、これ、4つ使った方が良いんですか?」

と質問をしました。

すると、

「いや、このお料理でしたら、お酢と辛味噌がおススメです」

「そうなんですね、分かりました。ありがとうございます」

だったら、最後の2つだけで持ってくればよくね?

って思うのは私だけでしょうか。

人それぞれ好みがあるでしょうし、「蕎麦には七味だろ!」という人もいて、これらはデフォルトで持っていかなければならない。みたいなルールがあるのかもしれませんし、

そうならそうで仕方ないですが、

人間は選択肢が増えすぎるとストレスがかかり、意思決定ができなくなる

選択の科学」で有名な、シーナ・アイエンガー教授の「ジャムの実験」を思い出しました。

あれは、ジャムが24種類と、6種類あった場合の購買率の比較ではありましたが…たしか、その差は10倍でした。

7,8年前、彼女が来日した際に講演を聞きに行ったのですが、その時は主催がNEC。

その講演を元に書かれたと思われる、記事があったのでリンクを張っておきますので、ご興味ある方は目を通してみてください。

 

蕎麦の話に戻りますが、「あとはご自由に」ということでしたので、最初からオススメの二つを使うことにしました。

ここで自分に言い聞かせたことは、

二つを同時に投入することはやめよう。

です。

まずは一つずつ。

これ、鉄則です。

同時に二つのものを入れるとどっちが良くてどっちが悪かったのか?

が、分かりにくくなってしまいますからね。

混ぜるな危険!

です。

変化を加えるならば一つずつ。

変数は同時に動かさない方が良いのです。

これ、蕎麦を味わう時だろうが、仕事をする時だろうが、なんでも一緒です。

高校の数学であった、二つの変数を動かす、「最大値問題」も、

まずは一つを固定して、最大値を出す。その後、もう一つの変数を動かす。

これが解法だったような気がします。苦手でしたが笑

結局、まずは、何も入れずに食べて、その後、味噌を入れました。それを味わった後に、ちょっとお酢を足して、美味しく頂くことができました。

 

今回のように、調味料を沢山お客様に提示して、あとはお客様に委ねます。

と言うスタイルの中にも、その調味料の使い方までディレクションを入れているお店もありますよね。

例えば、油そば

頻繁に行くわけではないので、曖昧な記憶ですが、調味料として、

ラー油。お酢。こしょう。たまねぎ。お店によってはマヨネーズ。

など、複数が置いてありますよね。

さらに、「おススメの食べ方」が貼ってあります。

まずは、ラー油とお酢をそれぞれ二周半入れてください。

そして、よくかき混ぜてから召し上がってください。

途中で玉ねぎを入れるのもおススメです。

みたいな感じです。(実際に調べたら、書いてありました。)

あるいは、ラーメン<つじ田>にもあったように記憶しています。

まずは何も使わずに味わってください。

1/3召しあがったら、カボスを絞ってください。

さらに1/3を召し上がったら、お好みで黒七味も使ってください。

みたいな。

確かに「美味しい」は人それぞれ違うとは思いますが、

選択肢と方法が多すぎると、ユーザーは困惑してしまいます。

なので、それを緩和するために、ユーザーの楽しんで頂きやすくするために、おススメの方法を提示する。

これは、アリな方法だなとも思いました。

 

このように方法を提示する場合、大事なことは、

言語で具体的に記述すること。

だと思います。

言い方を変えれば、マニュアル化すること。

ともいえるかもしれません。

ラー油を2周半入れて下さい

と言われれば、誰がやっても、同じことができますよね。

でも、仮に「適量を入れて下さい」だったら、何が適量なのか?は人によって違いますから、方法を示したことにはなりませんよね。

誰がやっても同じ結果が出るようにする。これがマニュアルの力。

言語化する価値なんですよね。

「マニュアル化」の話で言えば、サイゼリヤは徹底したマニュアル主義なんですよね。

例えば、

「キレイにテーブルを拭く」とは何か?

まで明確に言語化されているようです。

「布巾で左周り右周りでそれぞれ2回、合計4回拭く」みたいな感じです。

再現性高く、高いパフォーマンスを発揮するためには、言語化することが欠かせないのです。
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【今日のうねり】
選択肢が多ければ多いほど良いというものではない。
逆に選択のストレスを生むことも多いのだ。
それを軽減するために、ガイドを作ること。それを言語で記述すること。
明確にはっきりと、誰がやっても再現性高く出来るようにしなければ、言語したことにはならないのだ。

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