コミュニケーションにも、世阿弥の教えを。

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令和2年11月20日  今日もクルクル通信822号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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相手の興味関心に焦点を合わせることができるか?

これはすべてのコミュニケーションにおいて、大切なことですよね。

仕事で言えば、例えば、社外の人との商談や、社内の打ち合わせ、上司の決済承認などにおいて、

これが意識できているかどうか?によって、

そのコミュニケーションの成否は大きく変わる。と思います。

 

例えば、上司に企画の承認をもらおうとしたとします。

言うまでもなくですが、

そもそも、お時間をもらった段階で、打ち合わせはの目的は何か?

決めて頂きたいことは何か?

を明確にさせておくことは欠かせません。

それができたら、というか、同時に、意識を向けることは、

「上司は何が一番聞きたいのか?」

言い直せば、

「何と何が分かれば、承認ができるのか?」

です。

仮に、会社がじゃぶじゃぶで、費用はどうでも良いって状況であれば、「企画内容」さえ握れればそれでOKということになるでしょう。

まあ、このご時世ではそんな事態はあんまり考えられませんが笑

普通であれば、「企画内容と費用」がセットですよね。

であれば、それを中心に話を組み立てるのが良いですよね。

そして、多くの場合、その話し方は、「結論から話す」ことになります。

先方の興味関心がそれなのですから、そこから話した方が良いですよね。

聞きたいことから話した方が間違いなく聞きやすいですし。

よく、「結論から先に話せ」と言われることがありますが、それはこれが理由なのでしょう。

 

一方で、一生懸命話をしているのに、コミュニケーションがうまくいかない場合もありますよね。

その多くの場合が、相手の興味関心ではなく、自分の興味関心に焦点が当たっているのではないか?と思うのです。

言い換えると、

自分が話したい内容を、話したい順番で話しているのではないか?

と思うのです。

例えば、同じ承認をもらう話であっても、そういう人は、

「なぜその企画になったのか?」という経緯からを滔々と話をするんですよね。それを話し切った上で、

「その結果、〇〇となりました」

みたいな。

その方が、自分の思考を伝えることができるから、理解してもらえると思っているからなのではないか?

と思います。

でも、聞いている方としては、その話を聞いている間ずっと、

「いや、聞きたいのはそれじゃないんだけど。先に聞きたいことを話してくれね?」

って思っているんですよね。

だって、その人にとっては、過程はどうでも良いんですもん。

そもそも、のっけからそんなクエスチョンマークが承認者の頭に点灯したら、取れる承認も取れなくなってしまいますよね。

先方の意識がその場から薄れていってしまうし、テンションも下がる一方ですからね。

自分ではなく、相手の興味関心に焦点を合わせる。

これって、やっぱり大事なんですよね。

 

昔の上司に、とにかく「せっかちな人」がいました。

(というと、めっちゃ僭越かつ失礼ですが笑)

丁寧に経緯を話そうとすると、

「その「ごちゃごちゃ」はいいから結論だけ言って。

で、俺に何して欲しいの?何を決めればよいの?分かるように話をして」

って、バッサリ切り捨てられるのです。

要するに、こちらが話したいことではなく、その人の興味関心に焦点が合っていないと、話を聞いてくれない人でした。

慣れるまでは苦労をしましたが、慣れたら、とてもラク方でしたね。

「ハンコ、ください」

「はい、どうぞ」

って感じでしたからね、最後の方は笑

エレベーターではなかったですが、「エレベータートーク」的なトレーニングだったかもしれませんね、今から思えば。

 

コミュニケーションにおいては、相手の興味関心に焦点を合わせることが欠かせない。

これは、世阿弥が説いた、「我見」「離見」「離見の見」の教えと通ずるものがあるかもしれませんね。

コミュニケーションにも、世阿弥の教えを。

コミュニケーションの達人を目指していくのです。
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【今日のうねり】
コミュニケーションには、相手の興味関心に焦点を合わせることが欠かせない。
自分が話したいことを自分の話をしたい順番にやったとて、先方のそれにヒットしなければ、全く響かなければ、成果も上がらないのだ。
「相手の興味関心に焦点を合わせる」は、世阿弥が説いた、「我見」「離見」「離見の見」と同じではないか。
コミュニケーションの達人を目指すべく、彼の教えを胸に刻むのだ。

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