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令和2年11月23日 今日もクルクル通信825号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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「オフサイド」というサッカー漫画があります。
ご存知な方、いらっしゃいますでしょうか?
1987年~1992年の間、「マガジン」で連載されていた、サッカー漫画です。
世代的、サッカー漫画といえば、「キャプテン翼」でしょうけども、個人的にはこの「オフサイド」です。
全巻持っています。たぶん、実家にあるはず…万が一、売っていなければ。
主人公は、キーパー五郎(後にミッドフィルダー転身)とツートップの2人組、シンゴと薬丸。
キーパー&ツートップの3人組が、全国制覇を目指す、高校サッカー漫画です。
超ざっくりですが、こんな話です。
これって、後に「マガジン」で連載され、大人気となったサッカー漫画、「シュート」と全く同じですね。
他にも、
・三人が入った高校に、めちゃくちゃうまい、怪我持ちの先輩がいる。
・途中から、南米帰りの選手が合流する。(オフサイドは、日比野(弟)。シュートは馬堀)
なんてところまで一緒です。
パクり、パクられる。ってのはどこの世界でも一緒なのでしょう笑
さて、この「オフサイド」に、今でも忘れられない一言があります。それは、
「いいか、サッカーてのはな、足でボールを扱うんだぞ。 思い通りになんかならないことの方が多いんだ!そんな根性でつとまるか。よく覚えておけ」
という、五郎が薬丸に言ったセリフです。(確か)
このサッカーの部分を「人生」に置き換えて、ずっと、胸に刻み込んできました。
「人生は思い通りにならないことの方が多い。そんな根性でつとまるか」
って。
「思い通りにならないこと」に直面した時に、「もういいや、やってらんね」って諦めることは簡単です。
本当に、それが一番簡単ですよね、もう何もしなくて良いのですから。
アニメ「攻殻機動隊」などで有名な、押井守監督は、
負けることほど心地良いことはありません。負けたことをいつまでもうじうじと、 ほろ苦さを味わいつつ一生を送ることの楽チンさには誰も勝てません
って言っています。
彼は、これをポール・、ニューマン主演の名作、「ハスラー」の解説の一部として書いていたんですよね。
(書かれていた本は、こちら。めちゃ面白いです)
この「ハスラー」、私は中学生の時に見ました。
当時の私の感想は、
ひたすら、酒を飲みながら「賭けビリヤード」をやり続ける映画。
でも、主人公のポール・ニューマンが死ぬほどかっこいい。
というものでした。
ほんと、当時の私の「一番かっこいい男」は「ハスラー」のポール・ニューマンでした笑
で、そんな「ハスラー」について、押井監督は、
この物語は、「なぜ人は負けるのか?」という話で、 その答えは「人は負けることの誘惑には勝てない」ということなんです
って書いていたんですよね。
確かに、頻繁に「ルーザー」って単語が出てくる映画ではありますが、
この映画がこんなにも深いことをテーマにしているとは、この話に触れるまでは考えたこともありませんでした。
この解釈に触れてから、「もう1度見たい」って思ってるんですが、まだ見れてません。
そう、人生では「ルーザー」になるのが一番簡単なんですよね。
「うまくいかないから」
「思い通りにならないから」
って諦める。逃げる。
「これは俺のせいじゃないから」って他人のせいにする。現実を直視しない。
全部簡単なことです。
「負けたことをいつまでもうじうじと、ほろ苦さを味わいつつ一生を送ることが楽チン」なんです。
でも、そういうわけにはいかないですよね。
それで良いなら良いですけど。
少なくとも、私は良くない。
だったら、やるしかないんですよね。
サッカーの借りはサッカーでしか返せないし、仕事の借りも仕事でしか返せないのです。
一度ダメでも、またチャレンジすれば良いのです。
七転び八起き。
ルーザーで終わりたくないなら、チャレンジし続けて、ウイナーになればよいのです。
ドリカムの名曲、「何度でも」にあるじゃないですか。
10000回だめで かっこ悪くても 10001回目は 何か 変わるかもしれない 10000回だめで 望みなくなっても 10001回目は 来る 明日がその10001回目かもしれない…
って。
負けの甘美の味に浸らずに、思い通りにならないことから逃げず、チャレンジし続けるのです。
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【今日のうねり】
人生は思い通りにならないことの方が多い。
その現実から目をそらすのが一番簡単だ。
負けの甘美さに浸るのが一番楽チンなのだから。
でも、そういうわけにはいかない。チャレンジをし続けるしかないのだ。
やっていれば、必ず思い通りになることに出会えるのだ。