「ちょっと物足りない…」鬼滅の刃最終巻を読んで。

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令和2年12月5日  今日もクルクル通信837号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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いやー、昨日、私の「鬼滅の刃」も無事に完結しました。

新聞中央5紙で15パターンの15段広告が掲載され、各メディアでもかなり話題になっておりましたが、

昨日、12月4日は「鬼滅の刃」の最終巻の発売日でした。

特設サイトも出来ていますね。

待ちに待ったこの日、止めていた箇所(「無惨」との戦い)から一気読みをしました。

無事に完結といえば、無事に完結。

一方で、私の感想は?というと

ちょっと物足りない

でした。

「面白いor面白くない」という軸ではなく、「物足りない」です。

作品としては、「面白かった」とは思います。

「物足りない」というのは、

あくまで、「私の中のヒーローものと比較して」、物足りないということです。

(私の中の基準の話です)

何が物足りなかったか?といえば、

最後はヒーロー

という点です。

それは、ドラゴンボールでいえば、「最後は悟空がやってくれる」でしたし、

キン肉マンでいえば、「最後は、キン肉マンがやってくれる」でした。

キャプテン翼だって、最後は翼くんが決めてくれる。

というもの。

つまり、

どんなに凶悪な敵でも、苦しい局面だったとしても、最後はヒーローが、決めてくれるもの。

これこそが、私の中の「ヒーローもの」の定義だったんですよね。

しかも、バトルモノであれば、

ヒーローがタイマンで決めてくれる

というのもセットでした。

でも、キメツはそうではなかった。

作品のかなり序盤から、「上弦の鬼1体をやっつけるには、柱3人の力が必要」って書かれていましたしね。

(これはネタバレじゃないですよね。既に公開されてるアニメでも、映画を見ても分かることなので)

 

ということで、初期設定の段階から、

強敵にみんなで立ち向かう戦う漫画だった

って訳です。

私のヒーローものとは違っていたってだけです。

「桃太郎以来、ずっと、この構図じゃねーか」なんて言われてしまいそうではありますが笑

 

先週末、実家に帰った時に本棚にあったワンピースをペラペラとめくっていましたが、

当時のワンピース(クロコダイル篇(20巻前後))では、まだタイマンの匂いがプンプンしていました。

ルフィが、ゾロが、サンジが、それぞれ、自分の敵をタイマンでやっつける。

それを読んだ後だったから、尚更、そんなことを感じたのかもしれません。

今のワンピースがタイマンではなく、「みんなで」になっているかどうか?は分かりませんが。

ちなみに、連載を追いかけている、唯一の漫画「キングダム」は、「最後はヒーロー」が色濃く出ています。

これも、この漫画が好きな大きな理由かも?とも思いました。

血が滾るんです、タイマンは笑

 

「キメツがこういう構成になっているのは「時代」だよ」なんて大仰なことを言うつもりもないですが、

小学校では徒競走で順位もつけないことも多い、なんて話を聞きますし、「みんな平等に」という意識は、30年前に比べたら強いのかもしれませんね。

マス広告で、「24時間戦えますか」なんて流れていた時代とはわけが違うのでしょう笑

いずれにしても、ちょっとずつ。でも確実に、時代も社会も変化しているんですよね。

 

昨日、Facebook上で、

「〇〇さんがあなたをメンションしました」

という通知がありました。

改めて、読むとちょっとビビりました。

「「メンション」って日本語として意味が定着しているんだ」

って。「今更かよ」って話かもですが…

実際、私も、LINEでもslackでも頻繁に、この「メンション」は使用をしていますが、

これ、少なくとも20年前はポピュラーな言葉ではなかったですよね。

でも、今では日常的に使われている。

「中田さんにメンション飛ばしたから見といて」

みたいな感じで。

私がこの英単語に出会い、「言及する。簡単に言う」という意味を知ったのは、高校生の時だったと思いますが、

今は、小学生の間でも、一般用語になっているかもしれません。

あるいは、

「ディスる」

も同じですかね。

「否定する。批判する」という意味で、使われていますが、20年前にはなかったですね。

これ、「disrespect」から来ているんですね!ご存じでしたか?

私は、ググって、今、知りました笑

否定語の接頭語から来ているものだとばかり思っていました。

「ディスる」が、一般用語になっているとしたら、これからの子供は、dis関連の英単語も覚えやすいですね。

「とりあえず、ネガティブな意味の単語だろう」ってアタリをつけることは出来ますから笑

 

これらの単語が、日本語の辞書にも掲載される日も近いのでしょうか。

辞書は時代を映す鏡でもありますからね。

余談ですが、その昔、出張の飛行機の中で、「三浦しをんさん」原作の「舟を編む」という辞書作りの映画を見ましたが、辞書作りの現場はめちゃ大変なようです。

映画の内容と言うよりは、監督が、「石井裕也」さんということで見たんですけど。

 

それで言うと、私の脳内辞書にある「ヒーローもの」の定義も見直しが必要なことかもしれません。

時代や社会、経験に合わせて、書き換えていかなければならないですからね。

子供の時に、刷り込まれた、原風景のイメージまでは、塗り替えられないかもしれませんが笑

 

それにしても、キメツの15段広告のコピー、

夜は明ける。想いは不滅

ってのはいいですね。素敵な作品を有難うございました。
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【今日のうねり】
どんなことでも、基準が大事。それによって判断・評価が決まる。
その基準は、自分の経験。時に社会や時代によっても変化するものなのかもしれません。
そういった場合、変化するのは、基準だけではなく、脳内の辞書もそうだろう。
経験に合わせて、常にアップデートをかけていく必要があるのだ。